以前、アリセプトがアルツハイマー型認知症にそれほど効果がないことをお伝えしました。
昨年のNew England Journal of Medicineにアルツハイマー病のレビューが載っています。
Early Alzheimer’s Disease
N Engl J Med 2010;362:2194
(インパクトファクター★★★★★、研究対象人数★★★★★)
↓認知症に関してはこちらのサイトが更新も新しく詳しいです。
http://www.ne.jp/asahi/web/oki/health/arutu.html
米国や欧州各国で2000年に認可され認知症に対して使用されているガランタミン(商品名レミニール)はアルツハイマー型認知症に対して効果があるとの判断で、日本でも2011年2月に正式に認可され2011年春頃には使用出来る見込みです。
レミニールは、脳内の神経伝達物質(アセチルコリン)を分解するアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害する作用に加え、ニコチン受容体に対する増強作用(APL作用)により、アセチルコリンの放出する作用を持つのが特徴です。それらによりアセチルコリンの濃度を高め、予定効能は「軽度から中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」で、症状の進行を遅らせる薬剤として期待されています。
レミニールを服用した患者さんは、認知症の程度を数値化するADAS-cogが2~3点改善したという結果で、これはアリセプトの「平均して1点よくなるかどうか」よりも有効度が高いそうです。
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レミニールは、脳内の神経伝達物質(アセチルコリン)を分解するアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害する作用に加え、ニコチン受容体に対する増強作用(APL作用)により、アセチルコリンの放出する作用を持つのが特徴です。それらによりアセチルコリンの濃度を高め、予定効能は「軽度から中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」で、症状の進行を遅らせる薬剤として期待されています。
レミニールを服用した患者さんは、認知症の程度を数値化するADAS-cogが2~3点改善したという結果で、これはアリセプトの「平均して1点よくなるかどうか」よりも有効度が高いそうです。
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アリセプトは心臓への副作用が心配されていましたが、今回の2薬についても副作用だけは注意しながら慎重な処方をお願いしたいです。