そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

お蕎麦屋さんの蕎麦打ち体験

2013年07月16日 | 蕎麦打ち
本日は朝、8時に富士川サービスエリア近くの昇寿さんにお邪魔して蕎麦打ちを見学させて頂きました。
ご指導頂き、プロの蕎麦打ちを生で丁寧に説明頂きました。
朝の仕込みの忙しい時間にも関わらず本当にありがとうございました。

挽き立ての蕎麦粉まで頂き感激です。
家に帰って、ご指導頂きました蕎麦打ちの手順をノートに記録して再確認して蕎麦打ちをしました。

詳しい内容は改めて日記にしたいと思います。
ノート8ページも書いたので、スマホでは打てない。

取り敢えず、思い出しながら、打った蕎麦はこんな感じです。茹で時間は72秒!

これは嫁の分、自分は


これでは痩せる訳ありません。
(えっつ!?ダイエットしてたの?)

蕎麦屋の梯子

2013年07月14日 | 蕎麦行脚
連休2日目、いつもと変わりませんが、中1の息子と芝川のプールに行ってきました。10時半に到着して、午前の部終了の11時45分まで泳ぎました。
結構穴場で富士の総合体育館はみんなひたすら練習しているため、久しぶりだとすぐに息が上がります。
市民プールは俗に言うションベンプールだし(あくまで俗に言う)適当に泳ぎたい私は、芝川が丁度良いです。

プールの隣に昨年の2月にオープンした黒門というお蕎麦屋さんがありました。プールを上がって、お昼のために、ここでお蕎麦を頂くことにしましたです。


天ざる蕎麦が850円。

つなぎに僅ですが山芋を使っています。お値打ちのお蕎麦だと思います。
プールに行って、帰りに寄り道したくなります。

本当は、富士川サービスエリアの隣にの昇寿というお蕎麦屋さんに行くつもりでした。
市民講習会で製粉と蕎麦打ちをの講師をされる方で、私は仕事の関係上、平日の講習には参加出来ないので、応募しないのですが、ぜひお話しだけでもと思っていた次第です。

とにかく実行が行動基準の為、お蕎麦屋さんを梯子することにしました。

細打ちですがきりっとしています。それでいて口の中ですんなり切れてくれるお蕎麦でした。

食べ終わって、他のお客さんが切れたのを見計らって、ご主人にお話しを伺った所、気さくに打ち場を見せて頂き色々とお話しを伺うことができました。(^o^)v
調子に乗って、打っている所を見せていただけないか聞いて見ると、OKとのこと。

早速、明日の朝、8時に再度お伺いすることに成りました。(*^^*)

やったぁ!ヽ(^○^)ノ

一鉢二のし三庖丁?

2013年07月12日 | 蕎麦打ち
蕎麦を打つのに良く、一鉢二のし三庖丁と言われています。
本当にそうなんでしょうか?
私の場合は
蕎麦打ちの初心者の時には庖丁が一番難しく思いました。

しばらく打っていると、のしで挫折しました。その頃には庖丁はある程度、揃って切れる様になっていました。

次に、のしで失敗しないように、配合比と加水率、そして蕎麦粉について試行錯誤を繰返しました。

蕎麦打ちは前の行程の出来不出来がそのまま、後の行程の出来不出来に直結するため、川上の作業が重要というのは解りますが。腕を上げると、前の工程の失敗を、ある程度はリカバリー又は誤魔化すことが出来るようになる。

更に、材料、原材料、茹でと広がってその時々で大切なポイントが入れ替わると思います。


何が言いたいのかと言うと、
全ての工程が大事であり、順位を着けることが安易と言うか。意味がない。
修業に修業を重ねた結果、一鉢二のし三庖丁と理解するのであって、蕎麦打ち体験者に向かって、得意げに、何かで仕入れた他人の情報をひけらかすのは如何なものか。と言うことです。

口伝や能書きの全てが、何時も正しいのではなく、その時々で判断することが必要なのではないでしょうか。

喬仙房に行く

2013年07月10日 | 蕎麦行脚
本日は裾野市の喬仙房さんの近くで仕事をしました。
仕事も3時半には完了し、仕事仲間と折角なので喬仙房さんのお蕎麦を頂くことにしました。(*´∀`)

三人揃って、三色蕎麦を食べました。
私は、名物の割り箸位太い田舎蕎麦は苦手なのですが、他の二名は田舎が良いと言って食べていました。

タデ喰う虫もすきずきとは良く言ったものだと思いました。

女将さんは汁を多目に出してくれたのですが、レモン切りのさわやかな更級蕎麦を筆頭に、汁は少しで、蕎麦を味わいたい為、折角の汁が汁どっくり一本分余ってしまいました。
もちろん蕎麦湯も二杯頂いてのことです。
以前来たときも汁が余ってもったいない。今度はペットボトル持参で等と考えていたのに、しっかり忘れていました。
蕎麦打ちは汁の大切さを知っているので、女将さんに「汁が余ってもったいないので、持ち帰れませんか?」と伺った所、あっさりOK(^^)d
ペットボトルに詰め替えてくれました。しかも、汁どっくり一本のはずが、350ccにいっぱいになっていました。


オオ!\(^^)/嬉しい!
これだけで、4~500円の価値があるのではないのか?!しかも、保冷剤まで付けてくれました。
夕方の5時という時間帯(6時で店仕舞い)もあるでしょうが、やはり素直に嬉しい!

だから、ご馳走さまではなく、ありがとうなんだよね!\(^^)/毎度

人に伝える

2013年07月09日 | 蕎麦打ち

物事を人に伝えるとは難しいもので、聞き手は自分の聞きたい内容だけ聞き取る傾向にあるそうです。

「バカの壁」という本に昔書いてあったような気がします。実際、普段の生活でもよくあることで、言った言わないの類はそうしたことによるのでしょう。

蕎麦打ちの技術を人に教えようとする場合も同様で、「ああ、そこはこうした方が・・」などと言っても「はい、そうですか」で終わってしまいます。まあ、私が信用されていないという要因もありますが。

そこで、重要なのが師弟関係と言うことだと思います。師匠の言うことは全面的に無条件で実行する必要があります。「なぜそうしなければならないのか」を理解して実行することは重要ですし上達の早道になるかもしれませんが、解らなくてもとに角やってみることの方が重要だと思います。

なぜどうしてを説明しても、聞き手は自分の聞きたい事しか聞かない訳ですから、自然と師匠は無口になります。

ただでさえ口数の少ないオヤジは、「技を見て盗め」という方向に走るか、無理して聞き手の理解がオーバーフローする情報を繰り返し言って聞かせることになります。

たまたま、弟子が師匠が言った内容のことを知ってか知らずかやった場合、とに角褒めないといけないおまけつきです。

人に何かを伝えるということが如何に難しいかということでしょうか。

名人上手が「秘伝」としていることは、教えないのではなく、まだ伝えるに足りるだけの技量が当人にないため、返って修行の邪魔になるため教えないのだそうです。なにもケチで教えない訳ではないとのことです。

ブルース・リーが「考えるな。感じろ」と言った様に、加水率何%、延し幅・厚さ何cmと頭で考える内はまだまだなのでしょう。

高橋邦弘氏の「達磨の蕎麦打ち指南。」というDVDを見ていると高橋さんは、丸延しで一周、麺体をのしているときに30度づつ回して1週12回ですと説明しながら、しゃべっているから何回廻したか解りませんがと言っていながら、巻戻して数えると12回のしているのです。

氏にとっては些細なことでしょうが、そんなことでも「もう良い」と「感じて」判断されていることを痛感します。

 

ちょっとストイックすぎるけど、「蕎麦打ち職人ごっこ」としてはたまにはいいかも。