院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「サメの話のその後。」

2011年06月08日 20時23分22秒 | ノンジャンル
鮫の話についたえいさんのコメントをみて、「え、そうなの!?」と思い、

ネットで調べてみると結構もうか鮫のレシピがヒットしました。

そしてどれもこれも「案外イケる!」「クセが無く美味い!」との感想だったので、

興味がわきました。 


確かに食べもしないで「あんなの売れっこない」と自分の偏見で決め付けるのはフェアじゃない!

と反省し、早速オザムにもうか鮫を買いに行きました。

頭の中ではカレー粉を効かせた唐揚げにしようか、野菜の甘酢あんかけにしようか

悩みながら店に行ったのですが、まさかの・・・


「もうか鮫」が売ってません。


あれ?あれあれ? あんなにいっつも売れ残ってたのに、その気になったら

もう無いとかそういうアレ!?


店員さんに聞いてみました。

「この辺にもうか鮫って鮫の切り身が売ってたと思うんですが売り切れましたか?」と。

すると

「申し訳ございません。正直、滅多に売れるものではなかったので、

仕入れるのを控えることになったのですよ」ですって。







・・・ってオザム、気づくの遅くね?


院長がこのオザムを利用するようになって5年くらいは経ってますよ?

で、結構ずーーっともうか鮫は売ってて、売れ残ってた。


なのに今になって「売れないから仕入れるのをやめた!?」


このタイミングで!?



別に悔しくて仕方ないってわけでもないけど、肩透かしを食いましたね。


東急には売ってないし、たぶんもうか鮫を食する機会は永遠にないでしょう・・


いいけど。


「サメの話をしよう。」

2011年06月08日 13時36分48秒 | ノンジャンル
伊丹十三監督の「スーパーの女」という作品がある。

経営難に苦しむ弱小スーパーの建て直しに一人の主婦が活躍する

というような話だったと思う。


その中で印象的だったのは、鮮魚のコーナーだったか、

精肉のコーナーだったか、やたらと値段の張る商品を毎日置いているため

その仕入れ値が経営的に足を引っ張っていることを見つけた建て直し人である

主婦(宮本信子)がそれを指摘した。

売れもしない高いものをいつも置いておくなんて、やめましょう!と。


すると職人はとても怒りました。

自分は経営的にどうだとか、そういうことで仕事してるんじゃねーんだ!

いいものを置いておくのは職人の誇りなんだとか、そんなことだったと思う。


雇われなんだから、まずは経営考えましょうよ・・と院長は思ったのだが、

その話には続きがあって、実はその職人はその食材の仕入先からマージンを

受けていたのです。

実際は高くて売れないけど、品物の仕入れは職人任せの経営体質もあって、

経営者は職人の機嫌を損ねたくない思いもあり、癒着の起こりやすい

やり方にも目をつぶっていた・・・


そんな話でした。


まぁ、場合によっては職人のこだわりなんてものは全然立派じゃない

こともあるんですね~ということです。


院長がよく行くスーパーオザムには、いっつも鮮魚コーナーに「もうか(鮫)」という

鮫の肉の切り身が売っていて、遅い時間にいく院長は、その「もうか」の肉が

例外なく毎日売れ残っているのを知っています。


売れ残るんだから売れ残らない量を仕入れればいいのにと、

いや、たぶん誰も買ってないんだから仕入れなきゃいいのに、と

思うと同時に「これが、もうか利権・・・」と妄想を広げます。


まぁ、利権って言ってもその鮫の切り身はだいたい100円なので

その妄想はあまり、リアリティはないよね~


「何言ってんの!?もうかが美味いって知らないからって、勝手に

 決め付けてんじゃないよ」って人がいたら教えてください。


すぐに「ごめんなさい」って謝ります。