院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「長浜らーめんのスープ。」

2011年09月14日 20時54分39秒 | 
本日、勉強のために八王子万町「長浜らーめん」に行って来た。

学生の頃から足しげく通ったラーメン屋で当時は衝撃を受けたものです。


濃厚なトンコツスープも、硬くて細い九州ラーメンの麺もどれもが未体験で

これ以上に美味しいラーメンはあるのだろうか?と思った。

醤油ラーメンとは別の食べ物だと思ったし、それは今でもそう思っている。


で、とんこつスープってのは濃厚で甘みがあって、素晴らしいと思っていたけど

自分でラーメンを作り始めると、思ってたことが一部間違いであったと

気づきました。


とんこつを鍋でぐつぐつと何時間も煮込むと、こってりした濃厚なスープになるんだと

思っていましたが、あの店のトンコツスープ特有のドロドロした濃厚さの正体は

豚の背アブラだったのです。

大量の背アブラを長いこと煮込んで、スープとしっかり乳化させれば

何がスープのベースであろうと濃厚なこってりスープになります。

トンコツ自体から取れるスープは実はかなりあっさりした味わいだし、

それ単体では商品としては難しいのでは?というくらい旨みは少ない。


大量の豚のゲンコツ、ガラのみでスープを取ってるお店があったら一度食べてみたいが

濃厚スープを求め続けた自分の口には物足りなく感じるに違いありません。


この店の背アブラたっぷり濃厚スープは昔とかわらずに美味しいですけど、

あの細い麺が自分にはどうも合わなくなってきた。

濃厚スープは世間に溢れかえり、今度はもっと麺を味わいたい!という欲求が

つけ麺のブームを産んだのかもしれない。


ラーメン界のムーブメントとしてとんこつラーメンとつけ麺の間にもたくさん

ブームはあったが、院長の中で社会的といえるくらい大きなブームは

とんこつラーメンの東京進出とつけ麺の出現くらいのものです。


院長がとりこになってしまった二郎系のものは別枠で考えるとして

麺を味わいたい欲求が高まってくると、あの細い九州ラーメンの麺は

キツイのではないか、と思ってしまう。


今日、長浜ラーメンで麺を食べてそんなに美味しいと思えなかったのは

院長だけなのか、世間がそういう流れか、わかんないけど。



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