世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

世田谷区の災害の危機について(代表質問より)

2014年02月25日 | 議会報告

昨日アップしたこの画像を、もう一度アップします。

今日のうちの会派の大庭正明議員が代表質問で使ったものです。

(パネル作成も大庭議員)

 

この地図を見ていただくとわかるように、世田谷区は世田谷通りの

南(下)は比較的安全で、世田谷通りの北(上)は、道路が狭くて

消防活動が困難だったり、住宅密集などで延焼しやすい地域だっ

たりが、いくつもあって、

災害対策機能を果たすには向いていない場所、と言えます。

 

黄色の☆印が、区役所(本庁)と出張所ですが、特に現在の区

役所の位置(右から二番目)は、水色の延焼地帯にかかっていて、

首都直下地震で火災が起きた際に、とても危ない地域なのです。

 

この度、保坂区長が出してきた「世田谷区本庁舎等整備方針案」

には、「88万区民の災害対策の中枢管理機能を果たすには未だ

十分ではない」と書いてあります。

つまり、区民を守るには不十分だ、と言っているのです。

 

しかも、この「整備方針案」は、3.11以前の、7年前の調査に基づ

いて作成されたもの。

それに、最近行なった、区民ワークショップや有識者アドバイザリー

会議で出た意見をプラスして作られています。

 

それって、おかしくないですか?

 

3.11を踏まえた庁舎整備案にしなければ意味をなさないのは明白

です。

被害想定も、東京都が発表したものは、7年前より重くなっています。

 

「有識者アドバイザリー会議」の委員からも、「現在の本庁舎の立地

は、災害時に自衛隊や重機が集まる場所として考えたときに、災害

時の拠点として、適していないと思った」と、このような重大な意見

が出ているというのに、なーんにもやっていない。

 

そういう忠告に全く耳を傾け、もう一度、立地について、最初から

調査し、本当に今の区役所がある場所でいいのか? 他にもっと

いい候補地はないのか? 調査検討するべきでしょう!!

200億円~400億円という大きな大きな税の投入が必要な事業

なのですから。

 

今日のうちの会派「無所属・世田谷行革110番」の代表質問(by

大庭正明議員)で、世田谷区が抱える最大の懸案、災害対策本部

機能(庁舎問題)を どうするのか? に対して、なんと保坂区長は

答えなかった!

再質問で嫌々答弁に立ちましたが、それで区のトップと言えるの

でしょうか? 区のトップとして、あり得ないと思いました。

 

 

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