今、社会保障制度のことがあれこれ検討されていますが、
「国民年金制度」って本当に大丈夫なのかと疑問を感じます。
河野太郎衆議院議員のブログ「ごまめの歯ぎしり」5月28日
「こんなに低い保険料納付率」によると、
厚労省が「転進」と発表している納付率(分母に免除・猶予を
加えて計算したもの)は、以下のようになっています。
2007年 47.3 %
2008年 45.6 %
2009年 43.4 %
2010年 42.1 %
2011年 40.8 %
2012年 39.9 %
ちなみに、「厚労省大本営発表」の国民年金保険料納付率は、 2007年 63.9 % 2008年 62.1 % 2009年 60.0 % 2010年 59.3 % 2011年 58.6 % 2012年 59.0 %
ということで、ずいぶん違いますよね。
20121年で比較してみても、「59%」と発表しているけれど、
実際は「39.9%」、約2割も違うんですから。
でも、厚労省年金局では「猶予された者はほとんど後納していない」
ということを認めているらしいので、最初に掲載した%が実際に
納付された率、ということになります。
河野太郎氏は、「保険料方式の基礎年金はやめるべきだ。」と主張
しています。
約6割の人が保険料を払っていない。
それって、もう破綻でしょー、制度的に。
ん?この数字って何かに似ているな、と思ったら、そうです!
世田谷区議選の投票率。
約6割の人が投票に行かない。
ああ、それって、破綻?!
いえいえ、選挙制度は、投票率が何%であっても(仮に1%でも)
選挙は無効にならないんですよね。
ただ、「法定得票数」に満たないと当選はできません。
例えば、
世田谷区の区長選の場合、「有効得票総数÷4」
世田谷区議選の場合、「有効得票総数÷議員定数÷4」
という数字になります。
↓ ↓ ↓
例えば、有権者数が60万人だったとして、投票率40%で、
有効得票総数が24万だとしたら、
区長の場合は6万票以上、
区議会議員の場合は(議員定数50なので)1200票以上、
ということです。
年金保険料を収める人と、世田谷区議会議員選挙で投票に行く人
の割合がほぼ同じとは…。
どちらも、もっとアップしていかないと、良い社会にはならないと
思います。
制度としても、実質的に破綻ですよ…。
「税金を納めること」「年金保険料を納めること」「投票に行くこと」
(すべて国民の義務であり権利であるわけですが、それらが)誇りと
思える人を育てなければなりませんね。
政治家(市区町村)人気ブログランキング、465人中、第6位です!
応援ありがとうございます!引き続きクリックよろしくお願いしまーす