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決算委員会での質問をアップします。
議事録ではないので、少し言い回しなど違う部分があるかも
しれませんが、だいたいこのような質問をしました。
興味とお時間がありましたら、お読みください。
2017年10月3日(火)「総括質疑」 田中優子
私は、先の一般質問で、ドリームジャズバンドで起こった
暴力事件について、保坂区長と教育委員会がその『暴力行為』
を『ギリギリ体罰手前』と、わけのわからない判断でごまか
した問題について、質問いたしました。
しかし、残念ながら、保坂区長は、ほとんど私の質問は無視
して、都合の良いように意見を述べたに過ぎず、議会を傍聴
に来てくださった方も、議会中継を見たという方も、あれは
ひどい、答えたように誤魔化すのはとてもうまいと思ったが、
そんなことは誰でも見抜けるということがわからないんです
かね。
何も後ろめたいことがないのであれば、田中議員の質問に
まっすぐに答えられるはず。私たちは保坂区長の暴力に対す
る考え方をきちんと聞きたいのです、と。大変多くの声が
届いています。
そうです、保坂区長は私の質問にまっすぐに答えていらっ
しゃらなかった。あれでは議会軽視ではないですか?
ご自身の判断が正しいと胸を張れるのであれば、遠回しな
言い方をしないで、私が通告した質問に、ダイレクトに
答えていただけたはず、と思いました。
そこで、まず、最初にお示ししたいのは、こちらのパネル
です。
これは、2013年1月29日の 朝日新聞デジタル「太陽の
まちから」に、保坂区長が投稿された記事の一部です。
タイトルは「愛のムチ」という名の「暴力」です。
このあとに、本会議でご紹介した、こちらのパネルの文章が続いています。
このツイートに引き続き、こんなこともつぶやいていらっ
しゃいます。
「この際、なぜ体罰という名の暴力を容認してはならない
のかを徹底的に掘り下げて、中途半端な容認論を打ち砕い
ておくべきだ。」
今、私がこうして質問しているのは、まさにこれですよ。
4年9ヶ月前に、保坂区長が述べていたことそのものです。
「なぜ体罰という名の暴力を容認してはならないのかを、
徹底的に掘り下げて、中途半端な容認論を打ち砕いておく
べきだ。」と思うから、そのいい機会だからこそ、こう
して取り上げているのです。
その「中途半端な容認論」を打ち砕くどころか、打ち出し
て世間に広めているのが、保坂区長ご自身だということ、
自覚していらっしゃらないのでしょうか?
そして、保坂区長がここで予言しているように(パネル・
ピンクの部分)「体罰容認論者が正々堂々と登場している」
ではありませんか。
しかも、そのきっかけを作ったのは、まぎれもなく、
保坂展人・世田谷区長なのです。
今回の事件は、体罰肯定の社会の風潮に釘を刺す絶好の
チャンスでした。
世田谷区教育委員会と保坂展人世田谷区長は、「体罰は
絶対にしてはならない」ということを全国に伝える絶好
のチャンスを逃しただけでなく、「髪の毛を鷲掴みして
頭を何回も揺する、往復ビンタをする。その程度は、
行き過ぎた指導であり、体罰ではない」と、全国に真逆
のメッセージを伝えてしまったのです。
それは、明らかに暴力や体罰を容認する風潮を助長する
ことに繋がっており、それを、世田谷区長と教育委員会
がやった。その罪は非常に重いと思います。
これから一般質問の時に無視された答弁を求めていきた
いと思いますが、まず伺いたいのは、今、ご紹介した
保坂展人氏の体罰や暴力に対する考えがそのままであれ
ば、今回のドリバンでの暴力行為を「行き過ぎた指導の
ぎりぎり。体罰の手前」などとは絶対に言わなかった
はずです。
そのことに関して、音楽評論家の高橋健太郎氏はこの
ように述べています。
「世田谷区議は保坂区長に区議会で、まず事実認識から
問うて欲しい。髪の毛をつかんで振り回す行為、パシッ
と音が聞こえる平手打ちが、暴力に当たらない訳はない。
世田谷区の教育イベントで、暴力行為があったのか、
なかったのか。すべての議論は、それを明確にしてから
だろう。」と。
私は、この方に言われるまでもなく、先の本会議でその
ことを問いました。
その答弁が、あの中途半端な、ごまかしとも言える
「行き過ぎた指導のぎりぎり。体罰の手前」というもの
でした。あくまでも暴力や体罰というものではない、と。
この答弁に、どれほど多くの人が落胆していることか、
区長はわかっていらっしゃいますか?
つまり、保坂区長は、以前は明確に、暴力・体罰を否定
し、「指導熱心」「愛の鞭」という体罰肯定の体質を変
えよう!と発信をしていたのに、まるで考えが変わって
しまった、ということを表しているのです。
ドリバンでの暴力行為を暴力と認めないとは、保坂展人
は人が変わってしまったかのようだと、多くの人々が
失望しているのです。彼らを代表して伺います。
区長はいつお考えが変わったのでしょうか?
(答弁)
変わっていません。
いくら、何ら考えは変わっていない、とか、暴力や体罰
を容認するとか、容認する風潮を増長する考えは一切ない、
とか、口で言ってみても、事実に反しているということ
がおわかりではないのでしょうか?
保坂区長が頭の中でどう考えているかが問題なのではなく、
結果的に容認して助長してしまっていると言う事実が
大問題なのです。
被害届を出すべき」や「マスコミ批判」などが多い)
これは、どういう数字ですか?少なくない数だと思います。
他にもこのくらいの問い合わせはよくあるのか?
(答弁)
他と比較してはいないが、かなりの数だと認識している。
もしかしたら、区長は、田中優子だけが終わったことを
騒いでいると思っていらっしゃるかもしれませんが、
だとしたら大間違いです。
私は、本当に数え切れないくらいの意見をいただき、
この問題は、今後の影響が大きいので軽視できない、と、
心から危機感を抱いているので、こうして議会で取り
上げているのです。
ぜひ、私たちの意見を、直接、区長に届けてください!
と、良識ある大勢の方たちからお願いもされているのです。
「日本中の誰が見ても明らかな「体罰・暴力」を「ギリギリ
体罰の一歩手前」とすり替える事がすなわち「体罰を容認
する」という事になるという事が保坂展人区長や堀恵子
教育長には分からないのでしょうか?
こういう言葉のすり替えを容易にしてしまえる人間は恐ろ
しい。信用できません。」という声。
「この事件による今後への影響は計り知れません。
しかし保坂区長にその自覚が全くない。その事に怒りを感
じます。
間違いを犯したら素直に事実を認め、謝罪する事を教える
事こそが教育でないのでしょうか。」という声。
「ドリームジャズバンドで起きた、日野氏による生徒への
暴力行為は誰が見ても明らかに“暴力”であり、区長と教育
委員会の見解は、日野氏を擁護するあまり、無理のある
歪んだものとなっている。
それにより、世田谷区は体罰を容認する区となってしまい、
最悪の状況を招いている。
その間違った認識を早急に改めていただきたい」という声。
「日野皓正及びその事務所は、保坂区長および世田谷区
教育委に対して、謝罪の意を表したというが、その内容は
明らかではない。何に対して、どのように謝罪したのか、
はっきりと区民にわかるように文書で示してほしい。
それがない限り、区民の税金を使って、区教委主催の事業
として継続させるわけにはいかない。」という声。
区長はこうした声に対して、どのように答えるつもりで
しょうか。
あの程度だったら体罰ではない、と、保坂展人は暴力を
容認している、と世間で捉えられてしまっていることに
対して、そうではない、というのであれば、ドリバンの
会場で行われた暴力行為を暴力であるとはっきり認めた
うえで、あれは許せないと言わない限り、是正できません。
これは教育長も同じです。「あのような行為は許される
ものではなく、許してもいません」と答弁しても、世間
はそう捉えていない。事実をもっと重く考えてください。
保坂区長に再度、伺います。「あんな暴力は許されない」
と、表明するつもりがあるかどうか、お答えください。
また、日野皓正氏の事務所がどのように謝罪したのか、
文書で区民に公表すべきという意見に対し、どのように
対応するつもりか、お答えください。
(答弁)
他会派からも要望があったので検討する。
(質疑ここまで)
動画の方が臨場感があってわかりやすいと思います。
保坂区長の表情も見ていただけたら。
↓ ↓
http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3283
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