昨日は「子ども・若者施策推進特別委員会」
でした。
本来、「特別委員会」は7月8月は開催され
ないのですが、「子ども・若者施策推進」
だけは「常任委員会」と同じ回数、開催さ
れます。
それだけ案件が多いということです。
昨日開催された「子ども・若者施策推進特
別委員会」では、当初、「保育園退園時に
おける両親双方への意思確認の徹底に関す
る陳情」の審査が予定されていました。
ところが、直前になって、その陳情は取り
下げられました。
簡単に内容を言いますと、保育園退園事に
提出する書類には、保護者1名の名前を書
くだけで良いのですが、それを両親2名に
変えるべきではないか、というものでした。
陳情の提出者は「共同親権をもとめる世田
谷区民の会」の方で、私も事前にお会いし
て、直接お話を伺いましたが、共同親権は、
今や世界的な流れがありますから、必要な
ことだろうと思います。
しかし、ごく一部とはいえ、DV被害で逃
げている人もいますし、その兼ね合いをど
うすれば良いかなど、様々な課題があると
思います。
また、現場の状況を聞くと、両親の名前を
記入することにしている自治体でも、緊急
の場合は、1名の名前で何ら問題なく提出
し、受領されていますし、もっと言えば、
退園届けなど出さずに来なくなる、という
ケースが多いとのこと。
ですから、実効性としてはあまり意味がな
いと思いました。
そして、やはり、保育現場や区の担当課に
これまでなかった負担がかかるであろうこ
とが容易に想像できます。
とはいえ、今回の陳情は(取り下げられは
しましたが)課題の提起としては “いろい
ろ考えさせられた” ので、良い機会をいた
だいたと思います。
何かを変える際には、実効性の有無、デメ
リットの有無がとても大事だと思います。
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