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人の道に生かされる方法『悩みを手放して幸せを掴む生き方』

2022-10-23 07:43:10 | 人生を「生かす」には
説法は人の世を正しく導いてくれる。だが往々にしてそこには多くの煩悩があり、人はそれによって導かれるのが常である。強く生きていくには度を超えないことで、特に貪欲になることは避けたい。また、人様と比較しないことも苦なくして活かす方かと思う。
『悩みを手放して幸せを掴む生き方』Hasunoha
「概要」人生悩まず自由に、ラクに、大らかに生きるには、執着や負の感情を捨て去ってしまうことが大切です。私たちに身近な仏教の教えには、人生を無理なく生きるための素敵なヒントがたくさんあります。
https://hasunoha.jp (人生の悩み相談室・仏教の教え)
    仏教の教えを活用した日本人の美徳を呼び起こす(2012年11月にスタート)
ーお釈迦様の四苦八苦
    老成病死:老いる・生まれる・病にかかる・死の苦しみ
    愛別離苦:愛する者との別れ
    怨憎会苦:嫌いな人にも会うことなる
    求不得苦:欲しいものほど手に入らない
    五蘊盛苦:心も体も煩悩を生む(五蘊:色・受・想・行・織)思い通りにはならない
ーこの世の真理(執着を手放して楽に)
    諸行無常:物事は全て変化する、ありのままでいいと受け止める
    諸法無我:全ての物事は他の何かと繋がって全て存在する
    涅槃寂静:煩悩や執着を手放すことで心安らかになる    
        煩悩:人が抱える苦悩の根源となる欲望や執着
        縁起:物事は全て繋がっている
        法灯明:良い行いをするための手段、方法論、自分を救うのは自分だけ
ー人間の悩み・名言
    あらゆる悩みは自分自身の心が作り出している
    他人に対する欲望から一歩距離を置いてみる
    恨みを捨ててこそ、心の休息が訪れる
    孤独であることに、悦びを求めよ
    求める事は、与える事 
    己の弱き心に勝ったものこそ最高の勝利者である
    他人と比べるのをやめよ
    誰しも自分がそれぞれ愛しいのだ
    仕事も家庭も相手との距離が肝心
    思い通りにするから苦しい ままならないなら放っておく
    人の目が気になる理由は自分の中にある
    自分を愚かだと思う人は賢者である。 
    周りに惑わされず、自分の心に従いなさい
    尊敬できる人がいる場所こそ楽園である
    この世の全ては過ぎ去る、怠る事なく修行を続けよ
    思いが欲を生む  
    執着しすぎると苦しくなる


霊媒師とマジシャンのトリック『第四の扉』

2022-10-21 07:53:24 | ミステリー小説から見えるもの
@「人の不幸」を裏手に霊能力者として金持ちに取り憑く。金持ちの息子(マジシャンに憧れた)にバレたことで殺害に発展するが、トリックを逆用して遂に殺害されてしまう。結末は意外な展開となる。「人の弱み・不幸」に絡んだ悪毒商法は多く、一度絡まれると「神頼み」のように全霊的に、深く取り憑かれていくのが恐ろしい。幸不幸は自分自身の行動次第、お金で解決する事はないのだ。
『第四の扉』ポール・アルテ
「概要」オックスフォード近郊の小村に建つダーンリー家の屋敷には、奇妙な噂があった。数年前に密室状態の屋根裏部屋で、全身を切り刻まれて死んだダーンリー夫人の幽霊が出るというのだ。その屋敷に霊能力を持つと称するラティマー夫妻が越してくると、さらに不思議な事件が続発する。隣人の作家アーサーが襲われると同時に、その息子ヘンリーが失踪。しかもヘンリーは数日後、同時刻に別々の場所で目撃される。そして、呪われた屋根裏部屋での交霊実験のさなか、またもや密室殺人が…。
謎の霊媒師夫妻が引っ越してくると霊媒に頼り多くの客が来て金儲けをするようになる。その引越し先がこの高名な作家の主人の館で先日その妻が自殺、夫は霊媒師からその妻の声を聞くため大金を払っていた。 夫の息子は騙されていると忠告するが父親は聞き耳もたず熱中する。
やがて霊媒師夫妻の妻と息子は好意になりま巻き込まれ、偽りの霊媒を隠すために息子を殺そうと企む。。。。結末は意外な展開となり驚愕するミステリー小説だ。


一枚の写真『これが限界だよ!!』

2022-10-20 12:08:17 | 一枚の写真
@『もうこれ以上は我慢できない! 歯止めが欲しい今の円安、なんとかして』
円安で輸入品が暴騰 輸出超過での儲けを転嫁してほしい これが政策!
何で輸出企業(円安で儲けが多い)に補助金が出て、輸入企業にはないのか。
日銀は賢い人ばかりかも知れないけど何かが起こった時、何もできない、リスクを恐れた人材ばかりだ
(写真提供:Bbmail)


出世技:得意技を一つは持て『主を七人変え候』

2022-10-18 07:49:18 | 歴史から学ぶ
藤堂高虎の生き様、初めは「出世欲」「地位と所領・石高」だが、豊臣長政の命で「武」の他に建築術を学び、その後多くの城、寺を建築することで外様でも家康、秀忠等からの信頼と石高を得た。現代、サラリーマンでも定年退職後の世界はまさに現役の時の経験から「手にある技・職」がものを言う時代である。年齢に関係なく働き続ける得意技を身につけておくことだ。
  『主を七人変え候』小松哲史
「概要」高虎は、歴史の日陰者となった。だが素朴な疑問がわいてくる。「ゴマスリ」だけで三十二万石の大名になれるのか。なぜ七度も主人を替えたのか。なぜ家康の信用を勝ち取ることができたのか。大名取りつぶし攻勢のなかで、なぜ生き残ることができたのか。これらの“謎”を、波乱に満ちた高虎の生涯で追いかけてみよう。人を誰も信じない家康の肝をつかみ、外様にして徳川の先鋒にまで昇りつめた男。乱世にも治世にも生き残る知恵と覚悟を活写。
ー藤堂高虎
    浅井家、織田家~豊臣秀長家来、猪武者から城作り武者修行17歳で初陣姉川の合戦
    安土城の石奉行、高松城水責めに土手作り、郡山の秀長の城建築、    
    31歳で1万石の大名となり嫁をもらうが後年秀保を養子(秀吉による殺害容疑)
    秀吉への家康の謁見で高虎は接待係(秀吉の天下取り名を知らしめるための謁見)
    島津討伐で2万石、秀長、千利休死後に秀長の跡目に秀保が、後見役51歳で務める
    朝鮮出兵など秀保が自殺、その処分で秀吉から高虎は領地没収、家名断絶とされる
    再び朝鮮出兵で7万石大名に戻るが秀吉の殺生が続く、秀次の切腹、家臣等の処刑
    秀吉63歳で没後、先を読み家康側に人質を差し出す(弟+息子)
    家康からの命により大津城建築、駿府城、丹波城、丹波亀山城、大阪城堀埋立
    江戸の増上寺、日光東照宮、江戸の領地に寛永寺と上野東照宮を建築、大阪城再建
    関ヶ原後、20万石となり大阪の陣後には27万石
    大阪、夏冬の陣には井伊直孝と共に高虎が先陣を切った
    家康が将軍職を秀忠に譲ったとき高虎は秀忠の相談役となる
    高虎は一族・家臣に全ての報酬を配り75歳で没となる
    高虎の言葉、天下取り、出世において「迷わず地方と地元民を選べ」とある
7人の主人
    浅井長政、磯野員昌、阿閉貞征、織田信澄、豊臣秀長、徳川家康、徳川秀忠
豊臣秀吉が秀長に言った言葉「戦国の世、一番必要なのは信用でできるものだ、これは身内に意外にない」「刀使い不得意なのはこの兄とて同じ、要は頭の使いようだ。自分で刀が使えなければ、刀を使えるものと雇えば良い」
ー天下取りの「中国大返し」 
    秀吉は備中高松から山崎230kmを7日間で走破し、明智光秀を討伐(官兵衛の助言)
ー徳川家康との接点
    3つの難題を超えることで天下を取れると家康に提言する(高虎の内部の立場を説明)
    1、政務派からの支持を得ている(石田三成等)
    2、秀頼の信頼を得ている
    3、取り分け豊家臣であるが秀吉に批判的であり先行きを考えている
    家康曰く「人を測るにはまずその力量と技量で測り、次にその姿勢と人柄。最後にその人間が勝つことだけでなく負けるこをと知っているかどうかで測れ」
ー関ヶ原の戦い
    東軍7万5千人vs西軍8万(西軍の死者4千人)
    小早川と毛利が動かずで東軍の勝負が決定的となる
    黒田如水は九州で西軍討伐するが国の3分裂を企んでいた(西と東、九州)
    分配外様大名(15人中13名)の2~3倍の領地を与え、譜代には10万石以上はない
    藤堂高虎は伊予今治で8万石から20万石へと拡大
ー家康の遺言
    「わしの死後3年間は諸大名を江戸に留め、おかしな動きをする大名があればすぐ手を打て。その後諸国の大名が参勤交代を怠れば厳しく咎めよ。例え徳川一族郎党であっても、違反者は容赦無く処分せよ。将軍たるもの、誰も信じてはならぬ。自分だけを信ぜよ」
ー高虎の遺言
    秀忠に対して「戦国の世にあっては武、太平の世にあっては文が重んじられる。しかし太平の中にあっても二つを等しく重んじることが肝心である」「天下泰平が続くと人は安易に流れ、それがいつまでも続くと錯覚し、武を忘れ放縦に流れます。だが太平の世は続かなく、いつか必ず破れます。徳川の世も同様、だから治にいて乱を忘れずの心構えが常に必要です」「人を適所に配置する事を忘れずに規律を重んじ全員を一つにまとめられ、なおかつ心にゆとりのある人間であれば大将に、弓や銃の発射の好機を見きるものは一隊の指揮者に、知恵と勇気が足りず、律儀さだけがあるものには、中堅やしんがりを任せます。だが、部下が仕事ができないと言って腹を立てる主がいますが、できない人間に無理にやらせようとする自分が悪いのです」


無意識による「偏見・先入観」で歪んだ社会に『Blink 第1感』

2022-10-15 11:43:22 | 世界の動きから見えるもの
現代、「偏見」よって社会構造に異変が出ている。それは「目隠し裁判」「目隠し評価・採用」など採用されるべき理由があり、現実社会は人の偏見・先入観で動かされていることが多いと言うことだ。米国社会での白人と黒人の刑罰の大差など無意識による人種差別など、日本でも政治家の「偏見」政策によって牛耳られ始め「公平・公正」と言いながら偏見、先入観に惑わされているのが現状だ。
『Blink「第1感」』マルコム・グラッドウエル
「概要」理由はわからないけど「これだ!」と思ったり、説明できないけど「なんか変」と感じたことはないだろうか?しかも一瞬で。人間には、理屈を超えてわかったり、感じたりする瞬間・能力がある。心理学で注目を集める「適応性無意識」である。本書ではそれを「第1感」(原題はblink=ひらめき)と命名した。「五感」を想定した「六感」ではなくて、「五感」の前にある無意識の反応を指す。
「第1感」とは「最初の2秒のなんとなくが正しいと思えること:ひらめき」
    無意識に判断できる能力=第一印象(経験と環境から生まれる)=「直感」
    第一印象を構成する経験を変えれば、第一印象を生む輪切りの方法を変えられる
ー結婚が長持ちするには
    会話の中の好意的な感情と敵対的な感情の比率が少なくとも5対1になること
人物調査の5項目
    外向性:社交的で楽しいことが好き
    協調性:人を信頼する、助けるのが好き
    真面目さ:仕事をテキパキとする、強い意志を持っている
    感情の起伏:くよくよしない、落ち着いて行動できる
    好奇心:想像力豊かで現実的、自主性があり順応性も高い
ープライミングテスト><洗脳とは違う
    ある特定の単語・言葉を続けるとその認識が頭に残り行動が伴う傾向
    第一印象の所為で最初に見た情報の印象が残り、事前に集めた情報が薄れる
人は時間がないと先入観に引きずられる
    仕切り越しのオーディションなど(見ると聞くの差)
    本能的に動く能力(情報過多の場合、理解を取り違えるvs理解する能力)
    長年の学習と観察、実践を積み重ねた末に人が獲得する能力=判断力
印象(先入観・偏見などで違いが出る)
    バターvsマーガリン、コーラvsペプシなど見た目と味の違い(一口vs一定期間吟味の差)
    製品の質と品は周りに影響する(包装紙、色、デザインなど)
    米国人の犯罪数は白人に比べ圧倒的に黒人が多い(平均13倍)無意識による人種差別社会となっている


品のある言い回し言葉『一流の言いかえ』

2022-10-14 08:05:13 | 人生を「生かす」には
言葉の言い回し、できる限り「品」がある方が聞いている方も嬉しいですね。昔から気になっていた「全然」という言葉は否定文が常識ですがTVなど肯定文が多くなり気持ち悪いですね。正しい言い回しは「全然元気です」ではなく「全然元気ではありません」が正しい日本語だ。それと身内の呼び方、若者言葉も気をつけたいものです。
『一流の言いかえ』諏内えみ
「概要」言いにくいことも、答えにくいことも、毅然と、かつ、品のよい切り返しで、角が立たずお互いにスッキリ!「ちょっとだけ言いかえる」「ひと言プラスしてみる」そんな簡単なコツだけで、あなたが放つ言葉に「品」が宿ります。
「困った時」の言いかえ
「忙しいので」→「このところ慌ただしいので」
・「ちょっと都合が」→「都合がつくようになりましたら私からご連絡いたします」
「これ好きじゃ無いんです」→「~が苦手で食べていないんです」
・「できません」→「できかねます」
「お礼・感謝」の言いかえ
・「美味しかったです」→「こんな美味しいもの初めてで、美味しくいただきました」
・「ありがとうございました」→「おかげさまで助かりました。ありがとうございました」
褒め言葉→「そう言っていただけると嬉しいです」
・身内の言い方「うちの夫」「うちの娘・息子」(亭主・旦那・主人は使わない)
・お礼には具体的な感謝、「大丈夫」は多用しない
・「陰ながら応援してます」→「私にできることありませんか?」
「お詫び」の言いかえ
・「すみません」→「お待たせしてしまい、本当に申し訳ありません。ご迷惑をおかけしました」
「すみませんお名前は」→「確か前にお会いしたかと、人の名前を覚えるのが苦手で」
「お願い」の言いかえ
・「ご紹介いただけませんか」→「~の件についてお伺いたいのでご迷惑でなければご紹介~」
・列を作っている時→「あ、列の最後尾はあちらです」
・「恐れ入ります」「親切にありがとうございます」「恐縮ですが」「お手数ですが」「もし差し支えなければ」「失礼ですが」
「挨拶」の言いかえ
・「よろしくお願いします」→「お目にかかりたいと思っておりました」「お目にかかれて光栄です」「お目にかかるのを楽しみにしておりました」
「褒めの言葉」の言いかえ
・「可愛いですね」→「上品でお似合いです」
「全然」と言う言葉の次は必ず否定文になる 「全然平気です」とはならない
・若者言葉を使わない「まじ」「~ね」→「とても」「非常に」「大変」
「本心」を伝える言いかえ
・「またお会いしましょう」→「ぜひまたお目にかかれると嬉しいです」
・「頑張って」→「お祈りしています」


女の自由は夢の夢『心淋しい川』

2022-10-11 07:59:58 | 歴史から学ぶ
人は淋しく悲しいと思う時がある、家族との別れ、恋人との別れ、特に死別は途方に暮れるほどの悲しい。小説にある江戸時代は特に女は「道具」扱いで「身売り」としても頻繁だったことで、生まれてからの自由がほぼ無い生活を強いらていたことだ。更に騙し、騙され、嘘をつき自分を隠して生き抜くしかない、「淋しい」どころか悲しく、恨みさえ生む、そんな時代に生まれなかった現代の社会に今は感謝したい
『心淋し川』西条奈加
「概要」「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。
「心淋し川」恋心を持った男と女が道に迷う、それは男が数年の京での修行を選ぶか、女を選び夫婦になるか。言い出せないままある夜女の父親と喧嘩になり、男の決心は修行を選ぶことが決定的となる。女は振られた。「女が本気になるのは、惚れた男のためだけさ。手に入れようと思ったら我が身をかけるしかないんだよ」
「閨仏」妾を四人まで持った長屋亭主、最初のりきはおたふく顔で手先が器用な娘、その後醜女の三人が増えたが一人も子を身籠ること無しにあの世に逝った。りきは祖母からの形見の小刀で亭主が持ち込んだ男根を模した張形から仏を作り始めそれが旦那周に受けた 亭主の死後、本妻が一才を縁を切ると言われると、死んだ亭主の声が聞こえた「頼んだよ おりき・・」
「はじめましょ」昔の恋人が歌っていた歌を少女から聴くことで探しだし謝ろうとする。それは恋人が妊娠したことで逆流、仕事をやめ突き放したのだ。やがて再会するが実はその当時身籠っていた赤子は数ヶ月で死にこの少女は養女だと告白する。自分の犯した過ちを深く反省、やり直しをしようと決意する
「明けぬ里」岡場所に入った少女が負けん気で正直な性格から一人の老人が見受け人になる 実はその老人が曰く「一番の嘘つきは明里だろうな」と言っていた。明里は一番の売れっ子で見受け人が大金を払って岡を出る時に心中自殺する。心中したい相手は見受け人の付人であり、明里は子を孕んでおりその付人の子だったと・・・
「灰の男」倅を盗人の追い込みに殺されその後妻も後追いの自殺で亡くなる。数年後その倅を殺した盗人の頭領を長屋で見つけた。だが老いぼれた姿で昔の面影はなくボケ出していた。見つけた昔の頭領もその時倅を殺された事で生き甲斐を無くし暮らしていたのだ。互いそれを知る事になったのは大晦日だったが翌日その老いぼれた頭領は逝ってしまう。