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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

虎の流儀 激突!燃える嵐の関門編

2023-02-12 23:31:41 | 邦画
前作の村田啓一郎さんが作られた車田キヨシのキャラを受け継いだのは江良至さん、
なんと前作の柳ヶ瀬での刃傷沙汰から主人公の車田キヨシに“岐阜の十人斬り”の二つ名がついたようで
今作は九州の入り口北九州を舞台に繰り広げられるのは
政治家と悪徳企業による空港誘致によって漁場と港が新空港誘致と旧態依然の任侠組織である石倉三郎親分の一家に草鞋を脱いでる車田キヨシが起こすドタバタ人情劇
 
今作では昭和を全面に出すわけでもなく
昭和の時代に大量につくらてきた任侠ドラマの基本プロットを“再開発チーム=悪vs旧態ヤクザ=善”っていう構図の中で一匹狼が・・・
まぁ昭和を彩った任侠我慢劇まではいきませんが昭和テイストを残しつつもいつの時代でも起こりうるプロットでしたが
表テーマは相変わらずですが、裏のテーマは男女の愛だったのね
って言うことで前作はヒロインとして平塚千瑛さんお一人でして
その恋のお相手はなんと高杉亘さんでしたが
 
なんと事故で亡くなられたって言う設定で足を洗われて今作では料亭の板前として登場してきてびっくりしたものの
なんと仲居のお姉ちゃんと再び結ばれるって言うのと
ある意味BL度は皆無なものの風間重吉的な役割を担っていた高杉さんでした
っていうかLGBTのG担当にまさかの工藤俊作さんが担うとはねぇ
でも元ホモっていうと女性層の求めるBLにはそぐわないですよね
ここいらもヨミ違うんだよね
 
クライマックスでは栃木の変身ドラマで使われる爆破専門のロケ地が使われて派手派手な爆破クライマックスでしたねぇ
車まで爆破していたりお金をかなり使われていたようですが・・・
って石倉三郎さん、さすがの貫禄でしたが、昭和の仁侠路線だと劇中殺される役所でもあるんだよね
ただ本当のラスボスが宮川一郎太さんですから、いわゆる悪は悪でも金権でも反社を手駒として使ってるだけのいわゆる堅気なわけで
そこまでいかなかったからでの石倉三郎さんのポン刀が光を見せて血飛沫あげるってことだったようで・・・
 
そしてこの作品ある意味木下隆行救済映画でもあったような・・・
果たしてシリーズ化されるのかなぁ
二作品一気見しましたが、一応映画本編ということでどちらも尺が二時間弱っていうのはやっぱ長いよね
昭和を標榜するなら一本の尺は昭和の映画並みにせいぜい90分前後だとよかった気がする、
 
2022年製作、日本映画、「虎の流儀」製作委員会作品
江良至脚本、辻裕之監督作品
出演:原田龍二、木下隆行、森脇英理子、磯山さやか、平野貴大、はいだしょうこ、東根作寿英、つまみ枝豆、薬師寺保栄、工藤俊作、高杉亘、六平直政、井手らっきょ、せんだみつお、、楽しんご、北代高士、石倉三郎、宮川一朗太、小西博之、渡辺裕之、佐藤秀光、川野太郎
 
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虎の流儀 旅の始まりは尾張 東海死闘編

2023-02-12 17:24:39 | 邦画
「日本統一」の配信による、任侠ドラマにちょっとしたブームが
任侠ガールズて言う新しいファン層にささえられてちょっとしたブームが生まれている様で、レンタル店でもオールインのレンタルリリース日には争奪戦が勃発してるようで確かにブームと肌で感じられるものの
ってことでこの本宮泰風さんの実兄である原田龍二さん主演でほんと何十年ぶりだろうか
任侠映画がそれもシリーズとして二本も同時に公開されるなんて
 
しかし映画は水もの、任侠ガールにはこの作品は響かなかったようですね
おまけについてくる特典映像に公開初日の舞台挨拶の全貌がついてきてるものの後部から広い絵で登壇者を撮ってる絵で見れるのは客席に空席が目立ちすぎやろ
って当たらなかった理由も内容を見ればすぐに理解できるのも事実でして
この映画の企画コンセプトがいわゆる任侠映画全盛の昭和の任侠ドラマをこの平成の31年を無視して令和に昭和任侠映画を蘇らせようってしたとこに製作者の
この時代がどうして任侠ガールを生み出したかって言うとこを読めていなくて
ただブームの今に”夢ようもう一度“ってスケベ根性で作るからだって思うんだよね
 
確かに昭和40年代の東映任侠路線に松竹の寅さんをミックスさせたような作品を作ってもノスタルジーだけで今の人に訴求するなんらかの要素が欠けているんだよね
そして主人公の口上が劇中でも多様されてて
今の世代に口上はあわねぇだろうってわかんないかなぁ
脚本村田啓一郎、監督が辻裕之ったら、「日本統一」を裏で支えてるっていうか
この任侠ブームを生んだ人たちでも
この作品でしかも劇場版作品で任侠映画の再ブームを起こすことは無理だったようで・・・
 
いわゆるどこか古いんだよね、個人的にはこう言う世界観は嫌いじゃないんですが
平成の30年の観客の中に芽生えてる平成感覚には合わない古さって言うのがあってそこをスポーンって抜いちゃったら受けるわけねぇわけで
LGBT法案云々っても今国会でやってるけど、二次元世界では平成の時代になってLGBTへの社会がマイノリティでなくなっていったって言うとこを見損なっていたようで
任侠ガールは男同士の胸のうちったら兄弟仁義の歌詞がBLに見えてるんだよね
そこを忘れて一匹狼原田龍二を前面に出してくるより
花田秀次郎はいいんですが、この作品に寅さんはいても風間重吉がいなかった
それが弱点だったんですよね
村田啓一郎脚本ですから任侠ドラマとしての完成度は高いのにねぇ
 
昭和の役者さんが、そして渡辺裕之さんの遺作になったようですね
っていうかヒロインというかこの場合はマドンナの影が薄いのはオールイン的な作品だったからか絶対的に影が薄いんだよね・・・
 
2022年製作、日本映画、「虎の流儀」製作委員会作品
村田啓一郎脚本、辻裕之監督作品
出演:原田龍二、駒木根隆介、石垣佑磨、脇智弘、中倉健太郎、石橋保、平塚千瑛、薬師寺保栄、工藤俊作、高杉亘、つまみ枝豆、清水昭博、勇翔、佐藤秀光、町田政則、城明男、小西博之、渡辺裕之、佐藤秀光、川野太郎
 
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