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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ナニワ金融道 2発目 〜銭と泪と権利と女〜

2023-02-26 23:02:26 | 邦画
ライツキューブからリリースされてるこの「ナニワ金融道」シリーズ
平成初期の名作を再び令和に復活って言うコンセプトで“令和アウトローレーベル”の名目でシリーズ化される第一弾として製作されたのがこの作品。
一話っていうかDVD一本自体が60分前後ですから、いちおう三本撮りの連続ドラマとして撮影された上で劇場公開もされてたようですが
 
前作1発目の「ナニワ金融道 1発目 ~灰原、帝国金融の門を叩く!~ 」では人物紹介を兼ねて主人公の灰原達之が金融の道を桑田に教わる作品となっていましたが
今作ではようやっと金融業者として
浪岡一喜演じる地面師に2000万の融資
柳ゆり菜演じるスナックのママさんに500万の融資をして
それが焦げ付いてしまい、どう回収していくのかっていうのがプロットで
そこに登場人物達の人生が絡んでくると言うお話でしたかねぇ
 
帝國金融で働き始めた灰原達之は、ハッタリ不動産を経営する地面師林田功作に2000万円の融資の依頼を受け、いわゆるマチ金融ですから灰原は林田がかつて住んでいた土地を所有していることや、登記書類や人柄も間違いなさそうだからと、2000万融資してしまう
だが実は、林田は土地の所有者になりすました地面師だったことを知り灰原は夜逃げした林田を必死で探しだすうちに岡山で実父が土地持ちであることを突き止める
一方、公務員の仁科貴演じる清水は柳ゆり菜演じるスナックのママ川田の肉接に乗って店の改修費用500万の連帯保証人となり灰原から融資を受けるもママはドロンしてしまい
灰原は連帯保証人の清水から取り立てることに・・・

今作は、地面師にハメられた灰原とスナックのママにハメられた公務員の清水と言った二つのエピソードをも重ねつつ
地面師の手口やマチ金さんの個人情報の取り方などのハウツーが作品の肝となっていたようでしてそこいらがこの作品の見どころであり面白さであるんですね
 
そして最終作へ繋がる山西惇さん演じる市長候補の古井の融資5000万の選挙資金っていう次作へ繋がっていく
まぁ萬田銀次郎とはコレまた一線を画す金融漫画の面白さを失っていませんねぇ
 
2022年製作、日本映画、「ナニワ金融道」製作委員会作品
藤澤浩和脚本・監督作品
出演:高杉真宙、阿部亮平、桜まゆみ、早織、河屋秀俊、水間ロン、柳ゆり菜、波岡一喜、仁科貴、坂口涼太郎、飯島大介、山西惇、赤井英和、宇崎竜童、加藤雅也

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サバイブ 極限死闘

2023-02-26 17:08:05 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2023>での上映作品が早くもDVDリリース
映画の情報もレンタル店でのジャケットの裏面梗概も読まないから、ジャケットの一瞥だけで
そうタイトルと「X-MEN:ダーク・フェニックス」のソフィー・ターナーの絵面だけで私の大好物なガーリーアクションだと思ってセットに組み込んできたら
 
なんとヒロインは10歳の子供のときに父親の拳銃自殺を見てしまった時からPTSDになり、それ以来自殺願望に取り憑かれ
精神病院の“命の家”に預けられて精神治療を10年以上も受けてきたものの
治癒したフリで施設を出て家に帰る許可を得て
実はヒコーキの中で病院から盗んだ抗精神薬とか睡眠薬とかで自殺しようって行動しようとトイレに入った途端に
 
飛行機が墜落するんですね、偶然か必然かは知りませんが物語の展開上隣席に座った男性ポールと共に助かるジェーンですが
飛行機が墜落してるときに死ぬ恐怖に陥ったら“生きたい!助けて!”って叫ぶのは人間の咄嗟の心理なんだろうね
でもポールと二人だけが生き残ったってわかったときには再び死の願望に襲われるものの
ポールの“人生は計画できないから不安””だから一人では生きられないが二人なら生きられる“って言う説得に応じて
 
雪山から地上に降りることに同意して標題の通り雪山の自然や断崖絶壁で命の限りを尽くす自然との死闘の中でポールとの交流を通して生きるってことと愛を知っていく
そう言う試練を経て心理状態が変わっていく中でポールが瀕死の重傷を負い
彼を助けるため
人間として愛に生きる意味を見つけたジェーンは一人助けを求めて山を降りようとする中で
森の中で一匹の狼に襲われて
そうジェーンはなんと自殺しようって持っていたトイレの割れた鏡の破片でオオカミと取っ組み合いの末に狼を倒してしまう
愛の力の偉大さでしょうか
 
自殺願望なら狼に喰われて持ってるポールはそれでいいってなるはずが、今は彼を愛していて生きる望みも出てきたってことで
必死で狼を倒したってことはジェーンは生きる意義を見出したって言う証明の狼さんの登場だってことなんでしょうね映画的には
ほとんどこのジェーンとポールの二人だけの雪山での行動の映画
原作ありきの映画化作品だったようで、原作にあったのかどうかはわかりませんが
トイレの鏡の破片とか、事故る前に偶然にポールとの隣席になってお話したことに対してジェーンがポールに残したメモとか伏線の貼り方が実に見事な作品でした。
 
2022年製作、アメリカ映画
マーク・ペリントン監督作品
出演:ソフィー・ターナー、コーリー・ホーキンス
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