MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ドライビング・バニー

2023-02-18 23:19:32 | 洋画
これってニュージーランドの映画だったのね
その割にはSWATが・・・って言う前に
一応セットにする作品がなくてこれにしたんですがねぇ
ちょっと前半は私には合わねえなぁって2、3回プレイヤーの停止ボタン押そうと思ったんですがねぇ
 
そう信号待ちで渋滞しているクルマのフロントガラスをモップワイパーで拭いて小銭をかせぐホームレスのヒロインバニー
明るくたくましく生きているが
家庭局のために二人の子供は里親に育ててられてて年に何回かしが会えないでいる
 
その理由は最後に明かされるが、まず家が無いと子供と暮らせない、その資金とその日暮らしの小銭稼ぎだが
何と数日後に5歳になる娘の誕生日
いっしょに祝ってってことでなけなしの銭を叩いてスーツを購入
不動産屋を騙して空き家作を見つける
 
実は妹の家に世話になってるものの、妹の再婚の義理の父親が妹の娘だから甥っ子に手を出していることを知るが
逆に家を追い出される
そんな妹である母親が再婚してになにも言えないのが歯痒くていっしょに連れて
 
里親が変わってしまった娘の誕生日を祝うために件の男の車を盗んでの娘探しの旅に・・・
ここが”ドライビング“に表向きはなってるんだろうけど
女のいる町の家庭局に住所を訪ねるものの、バレて家庭局の職員1人を人質に篭城を決め込み
家庭局の周りは警察に囲まれるものの家庭局に誕生日パーティーの飾りを飾って娘を待つが
警察が用意したのは何とSWAT
そうなんですね飾りの風船が割れた音で凶器ありって判断されたから
 
そうここで職員がバニーの過去をPCでさらうと子供を虐待した父親を殺したって過去が
それも警察が知っていて、さらに甥っ子誘拐って言う事になってるようで
まぁじつに行動力のあるバニーですが
その原動力は娘の誕生日をただ一緒に祝いたいっていう母心だったんですね
女は弱しけれど母は強しって言うことでしょうが
彼女の行動はやる事なす事全て負の方向に
最初っから行政と親心の介離から始まっているのにねぇ
 
何の問題解決にならずバニーは司法の軍門に降ろうとして
甥っ子に車のキーをポケットから出した途端にSWATの銃が火を吹き
いや個人的には脳天撃ち抜いてほしかったんですが、肩を撃ち抜かれただけでしたねぇ
って甥っ子だけは自由を得られたようですが
 
良かれとおもう行政の判断ってどーなのよって言う言う映画だったような気もするが
そう言う意味ではあそこでバニーの脳天ぶち抜いて欲しかったって言う個人的な言い方になるんですが
まぁある意味この先にきっと幸せが・・・って言う終わらせ方しかなかったのかなぁ
 
2021年製作、ニュージーランド映画
ゲイソン・サヴァット監督作品
出演:エシー・デイヴィス、トーマシン・マッケンジー、エロール・シャン、トニ・ポッター、ザナ・タン
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シー・フォー・ミー

2023-02-18 17:14:44 | 洋画
何とこの作品の主演女優さん、実際に視覚障害者だそうで
そう言う意味では視覚傷害の演技とか、いわゆる障害者ゆえに他からそれがたとえ善意であれ助けの手を差し伸べられることへの拒否感っていうのか
障害者だからって・・・って言う他人から見れば何なんだこの性格の悪さは・・・
って見えてしまうような自立して生きていけるって言う自負心というかそんなものが滲み出ているのは演技ではなく
普段から持ってる他に頼らないって言う自負がこの後映画の肝と相まっていくんですね
 
そういう意味でのプロットでの後半と前半とのメリハリだったようでしたが、監督さんの意図に反してっていうか
劇中でヒロインの口から“高価なものを盗んでも障害者は云々”って言う台詞で相殺されて実にイヤなヒロインとして観客には共感も自己投影もされにくいキャラになっていたように思えるから
わたしにはこのヒロインが危機に面してもさほどなんも感じずに見ていたし後述しますが視覚障害者に関しての違うことを考えて見ていた
っていうのも
視覚障害者のスリラーでよくあるプロットって言う作品だからでしょうか
まぁ暗闇ではこっちが有利って言う作品ではなかったですが・・・
そして1番斬新なのはヒロインがあの性格であるがために結局一番得した人物だったっていうところかなぁ

で、この後ヒロイン実はオリンピックのスキー選手にまで行けた健常者だったのが夢半ばで視覚障害者になって性格がひねくれたって言うような設定になっていまして
親にも反抗する性格ですが芯はつよいようです
一人で生きていけるっていう自負もあるようで
今夜も泊まりで大金持ちの家の猫シッターのバイトでこの家にいるわけで
人里離れた大邸宅での一人お留守番
これも時代ですねぇ視覚障害者用のスマホで音声で色々機能が起動するようで
彼氏に家の中を動画で見せてまずは金目のものを物色
人が止めろって言うと実行してしまう捻くれ者のようでコレも後半への伏線
 
真夜中の物音に目が覚めると、なんとこの家に強盗が3人
実は離婚された亭主が隠し金庫の金を人に頼んで持ち出そうって、奥さんの旅行中に計画した物だが
まさかの猫シッターが居たってわけ
ヒロインは視覚障害者サポートアプリ“シーフォーミー”を頼りに強盗団と対峙する羽目に
ってことでコレも動画で指示を与えてくれるわけで、そもそもその指示を出すのはゲーマーで元軍人ですから指示が的確で
強盗団からひょんなことから手に入れてた拳銃で立ち向かう羽目に
 
この指示が元軍人だから3時だ1時だって銃口の向きを指示するんですが
ここで軍人だからこのような指示を出しても視覚障害者それも先天的な人には時計自体どんな形状かもわからないだろうに・・・
まぁヒロインは後天的な障害ですから時計の形状もその指し示す方向もわかるけど
先天的な方にはこの指示は無理だろうってそればっかり考えていましたねぇ
 
まぁ性格からなのか指示通り情け容赦なく強盗団を撃ち殺していましたねぇ
っていうかあの婦人警官じつに有能なお巡りさんでしたが呆気なかったなぁ
まぁ札を1束クスネての新天地への資金調達っていうかこの家の奥さんは金庫自体知らないんだからねぇ、もっと持ってても問題なかったよって
まぁいいか
って言うか猫シッターの割に猫は位置情報のタグ貼るだけのワンシーンだけでしたねぇ首輪にセンサー付けられただけ

女優さんが実際の視覚障害者なので演技では出せない視覚障害者のリアルさは出ていましたが、勝気な性格が出過ぎて実は見ててイタい作品となっていたのがなんとも
 
2021年製作、カナダ映画
ランドール・オキタ監督作品
出演:スカイラー・ダベンポート、ジェシカ・パーカー・ケネディ、パスカル・ラングデイル、ジョー・ピングー、ジョージ・チョートフ、キム・コーツ、ローラ・ヴァンダーヴォート、マシュー・グーバイア
コメント (2)
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