彩プロさんの未公開作品ですから、さほど面白くもなんともない作品
一応実話を元にして作られてるのでほぼ事実のお話ってことだとこの主人公は文字通りに太く短く生きた人だったようですね
映画での主役の人自体はさほどカッコも良くないし見てくれも冴えない人が演じてるので
多分実際にどこにでもいるような人だったんだろうな
それが戦争と言う一つの事柄である意味ヒーローになってしまっただけのお話ってことだと思うわけで
これも戦争の功罪の一つであるわけですよね
英国って言っても実は四つの国家から成り立っていて
互いに牽制しあってるわけでして、そんなアイルランドとイングリッシュとの戦いが済んだのちにドイツのヨーロッパ侵攻が始まりイギリスという一つの国家として連合軍に参加してくるわけですが英国そうグレートブリテンとしてアイルランドは中立国の立場を取るものの
アイルランド人もイギリス軍として80万人の義勇兵が参戦したようで
そんな中の1人がこの物語の主人公ブレンダン・フィナケーン。イギリス嫌いの父親の反対を受けつつRAF(ロイヤルエアホース)に志願入隊してしまう
複葉機の操縦はダメでもスピットファイアーに関しての操縦には自信があり
若くしてってもなんと10代でバトルオブブリテンの戦闘機乗りとしてその実力を発揮して
なんとアイルランド人と言うことでいわゆるオーストラリアからヨーロッパに参戦してきてる外人部隊の隊長として大空でメッサーシュミットとの戦いに明け暮れていく姿を見せてくれています。
CGとVFXでの空中戰ってもドッグファイトっぽくはないものの一応見せ場としての空中戦のシーンはありますが英軍側からの描写にとどまっておりますので
然程空中戦が見どころとはなってもいない作品ですが
なんと最後はドイツに攻撃を仕掛けにいくとこで地上からの銃撃を受け彼は海の藻屑と消え去っていく・・・
一つ違いの弟さんもいてなんと彼は太平洋戦線で戦死してるんですね
そんなスーパーまで最後に出てきますが
この映画の主人公はなんと18歳で空軍に入隊して22歳の若さで戦死してるんですね
このご両親は2人の息子さんを失っていらっしゃると言うことになるのですね
ってことで一応は戦争映画の体裁で作ってるもののプロパガンダっていうよりは反戦映画って捉えた方がいいんだろう作品だった気がする。
2024年製作、イギリス映画
ドミニク・ヒギンズ、イアン・ヒギンズ脚本・監督作品
出演:シェーン・オレガン、ジェイミー・B・チェンバース、カール・ウォートン、ベサミー・ビリー