いやほんまに映画の内容をタイトルで全て表してしまってる作品タイトルだし
なんと原題はたった1単語で冠詞もつかない「Prey」まさかの超絶ワン単語タイトルだったとは
そう原題が示すとおり人間がライオンのpreyとなるお話には間違いがないんですが
人間が単にライオンのエサになるだけでは映画として成立しなくはないけど
それじゃ全くお話にならないわけで
アフリカに人道支援に来ていた医者とその奥さん、支援物資の滞りに耐えつつも何かと支援を続けていたもののポコハラムの巻き返しのために避難せざるをえなくなり
唯一のセスナにボラれながらもなんとか搭乗したもののオンボロセスナですから7人も乗ったら重量オーバーかなんか知らないけど墜落してしまい
墜落したとこが悪かった人食いライオンの原野だったってもう邦題のまんま
まぁサメ映画と違って戦って勝てる相手ではないライオンですからまずは人里目指してそこへ行こうっていうものの
医師の奥さんが墜落時足を負傷し歩けないからセスナの残骸に夫婦してのこるハメに
その夜奥さんはライオンのpreyになって生き残ったのは旦那さん1人
そこに人里目指して行った連中が方角が分からなくなって戻ってきて
まぁライオンが画面にその姿を見せるのはなんと30分も尺がすすんだころでして
映画としては人間たちの見にくい欲望丸出しのいがみ合いを見せてストーリーを繋いでいくんですね
一番胸糞悪い奴はなんとパイロット。欲望のために支援の医療品は運ばずにご禁制の品物ばっかを密輸していたりで
ライオンそっちのけで人間同士の醜い姿を晒していく中で毒蛇とかライオンとかで1人死に2人死んでいく
さらにゲリラに襲われたりで最終的には医師とパイロットだけが生き残るんですが
なんと突然このパイロット善意に目覚めて
ほんと自ら過去の自分が悪かったって医師を助けて自分はライオンのpreyになっちゃう
ここのあまりの唐突感に見てるこっちの驚きが隠せない展開にはもうお口アングリ
たしかに人はライオンたちのpreyにはなるんですが本筋は醜い人間同士の生き残りをかけての人としてのいきたいっていう欲望でのいがみ合いを見せてる作品で
そう言った欲望丸出しの欲望を見せていたものが突然最悪の男がいきなり善人になっての自己犠牲って見てるこっちが完全戸惑うようなプロットにして見せられるとねぇ
まぁ人食いシーンとか全くなかったんですね
美人の奥さんがあっという間に消えてむむくつけきおとこばっかの欲望丸出し映画っていうことで
実に映画としてはグロいシーンもお色気もないまま終わるという映画としても片肺飛行の作品
2024年製作、アメリカ映画
ムクンダ・マイケル・デュウィル脚本・監督作品
出演:ライアン・フィリップ、エミール・ハーシュ、ディラン・フラッシュナー、ミーナ・スヴァーリ