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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

罪深き少年たち

2024-11-21 05:05:51 | 韓国映画
久々に韓国映画らしい作品を見させてもらったかな
冒頭“事実をもとに指摘作られたフィクション”という但し書きがつく
といことで実際に起きた事件を元に冤罪で逮捕された3人の少年達の無罪をたった一人の警察官が克ちとるまでのなんと17年間を描いたお話

17年前にある街のスーパーで強盗殺人事件が起き、なんとその5日後には犯人逮捕という異例の早さで事件は解決したのだが、翌年にこの物語の主人公がようやっと地元の警察に刑事課の班長としてもどってくる
そうなんと同期が帰還のお祝いしてくれるものの皆彼より階級が上位となってる
そんな彼の電話に偶然犯人を知るという内容の匿名の電話が入ってきて

真偽を確かめるべく主人公は改めて過去の捜査資料のデータベースを徹底的に調べをはじめていくのだが、そこには捜査のボロというか警察の功の焦りというかずさんな捜査とあとは脅し透かし乃取り調べで彼らに冤罪を着せた事実が出てくる。
警察署と地検が冤罪をでっち上げて事件終了に持っていったとしか思えなくなるが上司から当時の担当検事から彼の主張を封じにかかり、メディアを使ってでも事件を再審させようとしたものの主人公は宮仕の厳しさからなんと島流し的に地方警察に転勤させられてしまい
 
そのままうやむやに16年の月日がながれ主人公は今や退職警察官と言う民間人という身上であるものの
彼が集めていた資料の音声から被害者の家族が受刑者が犯人でないことを知り弁護士とともに再審請求を出す
そうなるとっていうか韓国人って絶対的に自分たちのミスを認めない国民性の国で
自分たちのミスを隠蔽することを組織を挙げてする国民性ですから権力を持って隠蔽に走り回るわけで
 
一応16年じゃなかった事件発生以来十七年経過してるわけで韓国には未だ殺人事件の時効って言う司法制度が厳然としてあることで
犯人の一人が裁判に出頭して事実を述べることで
警察検察側が糊塗してきた事実とされるうそが裁判で覆され真犯人には時効が成立し冤罪者は無罪となり
一人の老刑事の努力が報われたことに・・・
 
それにしても自分が犯した判断ミスを最後まで糊塗して自分たちの正義を貫こうとする警察と検察の公権力の傲慢さはある意味韓国という国家というか国民性の自分たちにはミスはあってはならないために散々さらにいろんな糊塗をさらに積み重ねていく姿は腹が立つというよりある意味一環しててまさしくこれが韓国の国民性だと感心してしまうほどでしたねぇ

警察も所詮は人の集まり、人間がすることですから間違いがあって当たり前なんだけど
その間違いを許容出来ずに組織で隠蔽して何十年も死刑囚として収監していたっていうのが日本の警察でもありましたねぇ証拠の捏造までして・・・
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
チョン・ジヨン監督作品
出演:ソル・ギョング、ユ・ジュンサン、チン・ギョン、ホ・ソンテ、ヨム・ヘラン、ソ・イングク

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2024-11-21 20:22:50
コメントありがとうございました。

韓国だけじゃないんでしょうけど、こういう腐り切った権力者を克明に描き切る事で、正義とは何かを観客に訴えかけたかったんでしょうね。
腹立つシーンが多いけれども、主人公の尽力により晴れて無実を勝ち取れますから、余計に私も晴れ晴れとした気持ちで観終える事は出来ました。
開店したばかりの店を潰されても尚、夫の努力を応援する奥さんには胸にジーンときちゃいましたよ。
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ヒロ之さん、こんばんは (morkohsonimap)
2024-11-22 03:18:20
コメントありがとうございます。

権力に固執するために庶民とか正義とかをねじ曲げる権力者って言う構図を最後には逆転させるって言う構図は一番話が盛りあがりますよね
そんな奴らをギャフンって言わせたのが、事実のお話っていうのも説得力がありますし
そういうことが起こらない現実のは方が多分多いんでしょうね
しかしヒーロー派実はスーパーマンじゃないわけでっていうのも実によかった
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