こんにちは!柴田圭ですっ。
少し前から、ジュニアテニスに関わる親の在り方に関しても書いていますが、不快に思われる方もみえるかもしれませんが、それだけ親御さんがジュニア育成に大きく関与するので、今日もちょっと書いてみようと思います。
テニス選手は大きな大会の舞台に立てば、観戦料を支払って観客が観戦に来て、もちろん賞金も支払われ、広告塔としてスポンサー支援を受けたりもするので、テニス選手は商品と言えると思います。
ではテニス選手を商品、と考えた時に、ジュニアテニスにおいて
子どもという素材(人間的な素の部分)を作る(育てる)のは親、そしてその素材をより良い商品へと作り上げて行くのがコーチやクラブ、環境だと思います。
親の作り育てた素材(素質、人間力)を、テニスコーチやクラブに商品プロデュースを委託しているような形がこのテニス業界だと思います。
料理に例えるなら、自分の育てたその食材を使ってシェフに頼んで作ってもらっている、感じだと思いますが、素材が悪ければ、一流のシェフであっても一流の料理は作れないと思います。
一流の素材作りなしに一流の選手作りの結果だけ求められてもコーチは一生懸命何とかしようとガンバりますが、要望に添えない事の方が多いと思います。
テニス界では非常に多い事だと思いますし、強くならない原因は親、というのもテニス業界では非常に多く聞きます。
*商品に例えているので無機質な書き方になってしまいますが、素材の良し悪しは決して子どもの性格や人間性の良し悪しを言っているのではなく、あくまでスポーツ選手としてや人間的な強さの面での素材の良し悪しですので、ご理解の方お願いします
これは僕がこの数年で実際に携わり、多くのコーチ、指導者の方々のお話しを聞いたり親御さんと関わりながら感じだ事ですが、決して親御さんのダメ出しをしたい訳ではなく、親は親の必要なこと、コーチはコーチの必要なこと、をしなくては選手育成の成功は難しく、
選手という商品をより価値のあるものにしていこうとするのであれば、親もコーチもそれぞれの関与する部門で必要な事をしっかり行なっていくことで、選手、親、コーチ、が良い循環をして初めて高い育成パフォーマンスを生む事が出来ると僕は思います。
(もちろんコーチも素材育成には関与出来ますし、親御さんも球出しをしたりテニス面にも関与できると思いますが、細かく追求して行くとキリがないので大きいカテゴライズでのご認識お願いします 笑)
またスゴく長くなってしまったので2回に分けて投稿しようと思います。笑
今日の内容をまとめると、強い選手を育てるためには親による強い人間育成と、コーチによるテニス育成がどちらも必要、ということです。