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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

がんばれ西武ライオンズ 新秋津『なべちゃん』

2024年09月23日 | 居酒屋・バー
プロ野球のペナントレースもいよいよ大詰め。
私が応援しているオリックス・バファローズは、昨年までリーグ三連覇をしていたとは思えぬ負けっぷり。
2リーグ制になった1950年以降、三連覇を遂げたのはセ・パ両リーグ合わせて、のべ14チーム。
4年目の成績を調べてみたところ、優勝し連覇を続けるチームや、2位や首位と僅差の3位など、好成績のチームが大半。
そりゃあ、3年連続優勝するくらいだから、チーム力も充実しているに決まってるよな。

最低順位は、59年西鉄ライオンズ、67年南海ホークス、70年阪急ブレーブス、2019年広島カープの4位。
首位との最大ゲーム差は、59年西鉄の22.0。ただし66勝64敗の貯金2で、優勝した南海が貯金46と強すぎたようだ。
最低勝率は、70年の阪急で64勝66敗の.482。他のチームはすべて勝率5割以上だった。
要するに、9月22日現在、5位に低迷し首位と25.5ゲーム差、59勝73敗の借金14で勝率.447のオリックスは、
三連覇経験チームでは史上最弱。以前私が唱えた、「オリックス三連覇はまぐれ」説は、正しかったようだ。
ただ問題なのは、そんなオリックスに15ゲーム差を付けられている、最下位の西武ライオンズである。
8月19日までシーズン100敗ペースだったが、翌日からオリックスが3連敗し、危機を救った(苦笑)。

かつての西武はメチャクチャ強く、85~88年に四連覇すると、90~94年には五連覇。
89年も、優勝した近鉄バファローズに0.5差の3位で、世が世ならリーグ十連覇の新記録を達成していた。
そんな西武ライオンズを、長年応援し続けているのが、新秋津の立ち飲み店『なべちゃん』である。


正式名は『立ち飲みスタジアム なべちゃん』で、以前は別の場所にあったが、数年前に現店舗に引っ越し。
シーズン中は店内モニターで西武の試合を放映し、お客は声援を送りながら、渡辺店主やママさんが作る料理とお酒を楽しんでいる。
旧店舗時代から常に混雑していたため、なかなか入店が叶わず、初めて訪問したのは2年前。
近くの『竹辰』で一杯やったあと、西武-ソフトバンクホークス戦の経過が気になり入店した。
飲み食いしたあとだったので、注文したのは「ウーロンハイ」と「玉子豆腐」だけ。価格はたぶん、どちらも350円くらいだったはず。


中継でスコアを確認し、1杯飲んだら帰るつもりだったが、1-1という緊迫した試合展開から目が離せず、ウーハイをお替わり。
隣にいた、常連さんらしき方が語ってくれた西武の情報もためになり、気付けばウーハイを5杯飲んでいた。
この日のソフトは、勝つか引き分けで優勝だったが、延長11回裏、二死から森友哉がヒットで出塁し、続く山川穂高がサヨナラホームラン!
森をもらったオリのファンがいうのも図々しいが、森と山川が移籍したのも、西武弱体の理由のひとつだろう。

ホームランが出た瞬間、店内にいた西武ファンたちと一緒に、オリックスファンであることを隠していた私も大喜び。
初対面の方ばかりだったが、全員で乾杯orハイタッチ。若い女性客とのハイタッチは、ちょっと緊張した(←だらしねえ)。
この日西武が勝ってくれたことで、翌日オリが勝ってソフトが敗れ、オリが奇跡の逆転優勝を遂げた。 ※詳細はこちら

4日後、今度は友人となべちゃんに再訪問。この日は試合がなかったのに、4日前に一緒に語った常連さんが来ていた。
このお客さんや店主夫妻に、実はオリファンだったことを明かそうか迷ったが、結局黙ったままで、現在に至る。
まあ、西武戦の中継中に、露骨に相手チームを応援したりしなければ、他チームのファンも大丈夫だと思うよ。
私もさすがに、西武とオリが試合をする日は、飲みに行ったことはない。
この日も別の店で飲んできたので、頼んだのはここで紹介した「ハンバーグステーキ」と「キムチ」のみ。


店主は昔、レストランでシェフを務めていたおり、ハンバーグは本格的なテイストだった。
そのレストランが西武グループだったため、選手たちとも親交があるらしく、ユニフォームなどが店内に飾られている(後述)。

その後も、お店には何度か訪問したので、注文した商品を以下で紹介していく。
まずは、最後に訪問したときのメニューを掲載。こちらはドリンクで、


こちらがフードメニュー。日替わりで毎回15品目ほど用意されている。

※さっきのは「ハンバーグステーキ」で、「ハンバーグ鉄板焼き」とは別商品かな?

私はウーロンハイか「びんビール」500円、あとは「ホッピー白」400円+「同なか」200円のセットを頼むことが多い。


この日のコースターは、2019のライオンズフェスティバルで配布されたものかな?


だいたい2軒目か3軒目に寄るので、料理の注文は少なめ。
こちらはハンバーグとは対照的に、家庭的な味わいだった「肉じゃが煮」600円。


これはたぶん、友人が頼んだ「ソーセージ鉄板焼き」750円。我々の注文時は、もう少し安かった記憶がある。


個人的には未知の料理「磯はんぺん」500円は、青海苔が入った練り物で、はんぺんとカマボコの間のような食感だった。


私が気に入ったのは、下記の「鶏ガーリックバター鉄板焼」850円。


立ち飲み屋さんで出てくるのは珍しいと思われる、クオリティの高い商品で、ナイフとフォークも提供される。切り分け方がヘタで申しわけない。


にんにく風味のチキンはもちろん、添えられたベーコンとポテトもウマかった。

先述したように、店内壁には選手からプレゼントされた、実際に使用したユニフォームや帽子などが掲示されている。
これは、左側が大久保博元、右側が鈴木健かな。他球団の帽子もたくさん並んでいる。


これは右側が西武から近鉄に移籍した安部理で、左のは…見たことないな。


左肩にオレンジ色のライオンがいるのは、西鉄ライオンズ時代のものかもしれない。今度店主に聞いてみよう。
グッズだけでなく、店主が撮影した(あるいは寄贈された?)、西武の黄金時代をとらえた貴重な写真も多い。
こちらは1992年、ヤクルトスワローズを下して日本一になった直後の記念撮影。


私の撮影がヘタで、誰がいるのかわからないだろうが、監督は森祗晶で、主力投手陣は、渡辺久信、石井丈裕、郭泰源、工藤公康、鹿取義隆ら。
野手陣の主力は、石毛宏典、田辺徳雄、伊東勤、辻発彦に、言わずと知れたAKD砲
彼らの写真もあったので、それぞれ撮影。長距離打者なのに盗塁王も獲得した、A=秋山幸二。


まだ太っておらず、このまま西武に残れば良かったと思われる、K=清原和博。


打順は五番も、本塁打王や打点王を何度も獲得した、D=デストラーデ。登録名はオレステス・デストラーデだ。


9月22日時点で、今年の西武のホームランは56本とリーグ最少。秋山と清原のふたりだけで到達できる本数だ。
西武はAKDの前の時代も、田淵幸一、大田卓司、テリー・ウィットフィールドらが猛打を振るっていた、
あの時代は、私の嫌いな細かい継投、日替わり打順は珍しく、さらにはスター選手の米国移籍はなかったため、
選手の年俸も高騰せず、入場料も安かった。この頃と比べると、今は給料泥棒が多すぎる。 ※特にオリックス
また、今年は「飛ばないボール」疑惑もあり、投手戦というか貧打戦ばかりで、ちっとも面白くない。 
凄い打者が揃い、得点と白星を積み重ねる、西武が憎たらしいほど強かった、あの頃の野球が懐かしい
もうすぐオフシーズンになるが、なべちゃんでご夫妻やお客さんと、昔のプロ野球について語りたいよ。

最後に。本日9月23日、マジック1だったソフトバンクのパリーグ優勝が決定
オリックスに9-4と完勝してのV、ではなく、実際は試合終了より前に、西武が2位の日本ハムを破っており、その時点で優勝が決定していた。
意地を見せた西武ライオンズの選手・関係者の皆さん、来年はもう少し頑張ってください。
そして、今日まで6勝16敗とソフトにカモにされ、地元で胴上げを見せられたオリックスも、来年はもうちょっと頑張れ。
まあ、相手の優勝がかかった試合で、エラーした選手がヘラヘラ笑ってるんだから、来年は西武に抜かれて最下位かもな。

おまけ
店内に貼ってある、唯一の非プロ野球選手の写真だと思う、西武ファンの吉永小百合さん



立ち飲みスタジアム なべちゃん
東京都東村山市秋津町5-25-26
JR新秋津駅から徒歩約1分、西武戦秋津駅からも徒歩5分くらい
営業時間 16時~22時 西武の試合時間などによって、早まったり延長したりすることも
定休日 日曜、その他不定休あり
※営業時間や定休日については、こちらのお知らせアカウントをご確認ください
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