前回少しだけ触れたが、私が関西に行ったときの拠点、つまり宿泊先はほぼ、西成区である。
地下鉄なら動物園前駅、JRなら新今宮駅から少し歩けば、ドヤ街と呼ばれる安ホテル密集地にたどり着く。
少しずつ値上げしているが、料金は今でも2000円台。施設のボロさや周囲環境(笑)などの難点もあるが、
私はどうせ、毎回飲み歩いてベロベロになり、部屋では寝るだけなので、あまり気にならない。
チェックアウトは、どのホテルもだいたい10時。まだ早い時間だが、帰京前にもう少し飲みたい…
そんなとき重宝するのが、ホテルからは徒歩圏内の新世界『酒の穴』。
5年前の訪問時に撮った、お店の外観を再掲載。指が写り込んでいるダメ写真でスマン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d5/fcecda7f626b8066a5934f2056d39441.jpg)
指で看板が隠れた、シャッターが閉まっている(定休日)店舗も、実は酒の穴であり、2軒連なっているのだ。
開いている右側が、「本店」あるいは「酒場」と呼ばれ、左側が「お好み焼き店」らしい。
昔は、お好み焼きは左側でしか扱ってなかったのかもしれないが、現在はどちらの店舗でも注文が可能。
右の本店は、最近は8時開店で、左のお店は10時開店。定休日はそれぞれ異なるので、
チェックアウト後の10時以降ならば、毎日どちらかは必ず営業している。
ほぼカウンター席しかなく、どの時間帯も混んでいるが、2軒あるので入れるはず。
こちらの魅力は、早い時間からの営業だけでなく、酒も料理も品数豊富で、しかも安い。
安ウマ酒場ならば、以前紹介した西成区今池の『難波屋』さんもそうだが、あちらは立ち飲み屋さん。
連日の飲み歩きなどで、疲労が蓄積した状態の滞在最終日は、ゆっくり座って飲みたいものである。
なので近年は、関西最終日の午前は、酒の穴さんに立ち寄るのが、私の恒例行事になっている。
安ウマ料理が多々ある中、私がオススメするのが、5年前にも紹介した「八宝菜」と「どて焼き」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c2/fd23a623a7715ee37fbff42bbef12b46.jpg)
毎回、片方は必ず注文する、この二大逸品については、あとで改めて説明する。
ここからは、昨年夏に訪問したときの画像を紹介していく。まずは壁のメニューから。
昨秋からの原価高騰により、現在は下記より数十円値上げしたが、それでもまだまだ安い。
ドリンク類に揚げ物の具材、ホワイトボードは「すぐ出る小皿料理」など。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/30/168523b9cb5172e103b431ec288e6e77.jpg)
ドリンク類・ホワイトボードの続きと、お好み焼き・焼きそばなどの鉄板焼き類。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ce/f95497f7eab42bd3831b52cb1a89d33e.jpg)
別の壁には、おでんと粉モノ以外の焼き物メニューも貼ってある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/f5110c7588b9d748a862d0600bdb108a.jpg)
お客さんがいて撮影できなかった方面の壁にもメニュー札があり、とにかく品数豊富なのは、わかっていただけたであろうか。
ちなみに、私が座った席の前には、寿司屋のような冷蔵ケースがあり、新鮮な魚介類などが並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/a0/cebae544c0ea84a14f7099dc68b657e4.jpg)
この日はまず、瓶ビールの大、お店表記では「大ビール」510円をキリンで注文。※アサヒも選べる
最初に注文したおつまみは、先述したどて焼き320円と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/64/d31c6a41bbe8ed810822f5a98faf0660.jpg)
おでんメニューから、「玉子」と「ちくわ」各90円に、個人的には未知の具材「うめ焼」130円を選択。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/2c/5fbfbf46f3132ff426a524329dc41bf4.jpg)
どて焼きは、牛スジ肉を串に刺して味噌ダレと絡めて焼くのが基本だろうが、
こちらで出すような、こんにゃくなどと一緒に煮込みネギを振りかける、「どて煮」タイプも私は好きである。
甘口の味噌ダレを、他のツマミに付けて食べてもウマいよ。
おでんのうめ焼とは、魚のすり身と玉子を合わせたものを、梅の花の型にハメて焼いたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3d/9124a1202d42ff6380d333f2bd0049db.jpg)
はんぺんほどでないが、フワフワとした歯触りで、なかなか美味しい。関東にも広まるといいな。
ビールが空いたので「ウーロンハイ」310円を追加。関西では珍しい、酎ハイ類が置いてあるのも嬉しい。
ウーロンハイは、以前より焼酎が濃い気がした。店員さん曰く「ウチのは“新世界で一番濃い”って言われます」だって。
帰京直前の泥酔はマズいので、2杯目からはチェイサーの「ウーロン茶」210円も同時に注文。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5b/14c6d259b18b18b3a948b0a4afc23104.jpg)
ちょうどその頃、日替わりメニューと思われる天ぷらが完成し、ケースの上に並べられていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/97/f8f2b910b36aa0e3647f3258d09a1e1d.jpg)
5品限定らしく、注文が殺到したので、私もあわててオーダー。
商品名「てんぷら。」の価格は、なんと270円! 人生最安の天ぷら盛り合わせである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/54/6c626f65d32999b6844086f7d13e58d4.jpg)
ただし、海老と思われた赤い天タネはカニカマで(笑)、内訳はカニカマ4、玉ねぎ2、ししとう1であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/61fc5e19910882e2c85ebbb21829a25a.jpg)
前回語ったように、天ぷらで飲むのが好きな私は、270円で7つも食べられたのだから、当然文句はない。
結構飲み食いしたが、お会計は2000円チョイ。こんな安価で気分よく酔えて、大満足である。
この後、京都の『からふね屋』に向かったのだが、焼酎が効いたのか、阪急電鉄に乗った途端に爆睡(笑)。
それから1年後。今年もまた、甲子園に出場した母校野球部を応援するため大阪へ。
今年は西成区ではなく、中央区の北浜という場所に泊まっており、新大阪は5駅ほどで着くのだが、
チェックアウト後は、酒の穴さんで一杯やるため、わざわざ逆方面の地下鉄に乗り、動物園前へ。
東京都で例えるならば、四ツ谷のホテルから東京駅へ向かわず、反対方向の高円寺へ向かうようなものである。
今回もキリンビール大550円(今年の価格、以下同)からスタートし、
おつまみには、二大逸品のひとつ八宝菜240円と、「うなぎ」350円に、お好み焼きの「豚玉」500円をオーダー。
すぐに八宝菜が登場。さっきも掲載したが、中華屋さんの同名料理とは異なる、お店オリジナルの商品である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/3b/07fe7e1f08ac001ab6e949d74f72e417.jpg)
炒飯に使うような、八角形の器で提供される八宝菜は、酒の穴の看板メニューであり、
儲けを度外視し、長年100円で販売していたそうだが、その後200円になり、昨年の訪問時が220円。
一般的な八宝菜のようなトロミはなく、具だくさんのスープという印象の料理である。
しかも、このスープの味付けは、塩分や旨味が控えめで、やさしく絶妙なのである。
この日の私のように、前夜の酒が残っている状態でスープをすすると、さらにウマく感じるから不思議。
そういえば、新世界には「シチューうどん」を出すお店もあるが、そのシチューもやさしい味わいであった。
具材はキャベツ、人参、じゃがいも、しいたけ、豚肉、かまぼこ、竹の子、玉ねぎと、ちょうど8種。
提供時、店員さんが「お好みでお使いください」とコショウを置いていったので、そのとおりにしてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/bf/5c0b9137c3039899150cf0347a7052f1.jpg)
少し辛い方が、お酒がススムだろうけど、私は何も入れない、そのまま味わう八宝菜が好きである。
ちなみに、私が酒の穴さんに初訪問した、12年前にガラケーで撮った八宝菜(&豚平焼き)がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7d/24113d3eb526cd980cbd4da0c6a54915.jpg)
当時は、竹輪の輪切りやピーマンも入っていたが、安さとウマさは、現在も変わっていない。
八宝菜のスープとビールを交互に啜っていると、これまた激安価格のうなぎの蒲焼が登場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6d/1c0e1f04e6576842d479ed1092a36c69.jpg)
レンジでチンされお皿が熱々なので、もう1枚お皿を敷いてある(笑)。小ぶりだけど、350円だしね。
しばらくすると、お好み焼きの豚玉が登場。こちらはレンチンではなく、鉄板でじっくり焼かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/45/a4a129788fcddfdf22e35c582de0289c.jpg)
ここでお好み焼きを食べるのは初めてで、生地の具材は玉子とキャベツくらいだが、
大きな豚バラ肉の旨味がソースやマヨと合わさり、なかなかイケる。豚肉のアップを撮影したが…あまり意味ない?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e8/2276b8f70d5597f857a1cfd0689a072c.jpg)
ビールがなくなったので、これまた初めて頼む、「ワイン白」300円を追加注文。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a6/c7453746218d2ab24da54dd2a6946c0b.jpg)
グラスは脚(ステム)がないタイプで、手の温度が思いっきり伝わるが(笑)、私はワイン通ではないので気にしない。
ほろ酔いになったところでお会計。今回は2000円未満だった。安くて申しわけない!
最後にちょっと珍しい画像を。酒の穴さんはかつて、「週刊朝日」の表紙イラストに使用されたことがあるようで、
店内壁に、その表紙を複製したポスターが貼ってある。「うまくて、安い店。」のコピーがいいね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/87/f1f1c1f7af23d2951daad9c1288e3add.jpg)
発売されたのは、1999年3月26日号なので、今から24年前。
この頃の新世界は、現在のようなチェーン店は少なく、今以上に私好みのエリアだったに違いない。
私は今後も、関西には何度も遊びに行くだろうが、帰りはなるべく、酒の穴さんに立ち寄りたい。
「ティファニーで朝食を」ではなく、「新世界で朝酒を」だ。全然原型をとどめていないが。
なお、一昨日の母校野球部の敗戦については、執筆意欲が湧かないので(苦笑)、また後日改めて。
酒の穴
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-4-21
地下鉄動物園前駅から徒歩約4分、JR新今宮駅からは徒歩約5分、恵美須町駅なども徒歩圏内
営業時間 右側の店舗が8時~21時、左側の店舗が10時~21時
定休日 右側が木曜、左側が火曜、あとは年末年始
地下鉄なら動物園前駅、JRなら新今宮駅から少し歩けば、ドヤ街と呼ばれる安ホテル密集地にたどり着く。
少しずつ値上げしているが、料金は今でも2000円台。施設のボロさや周囲環境(笑)などの難点もあるが、
私はどうせ、毎回飲み歩いてベロベロになり、部屋では寝るだけなので、あまり気にならない。
チェックアウトは、どのホテルもだいたい10時。まだ早い時間だが、帰京前にもう少し飲みたい…
そんなとき重宝するのが、ホテルからは徒歩圏内の新世界『酒の穴』。
5年前の訪問時に撮った、お店の外観を再掲載。指が写り込んでいるダメ写真でスマン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d5/fcecda7f626b8066a5934f2056d39441.jpg)
指で看板が隠れた、シャッターが閉まっている(定休日)店舗も、実は酒の穴であり、2軒連なっているのだ。
開いている右側が、「本店」あるいは「酒場」と呼ばれ、左側が「お好み焼き店」らしい。
昔は、お好み焼きは左側でしか扱ってなかったのかもしれないが、現在はどちらの店舗でも注文が可能。
右の本店は、最近は8時開店で、左のお店は10時開店。定休日はそれぞれ異なるので、
チェックアウト後の10時以降ならば、毎日どちらかは必ず営業している。
ほぼカウンター席しかなく、どの時間帯も混んでいるが、2軒あるので入れるはず。
こちらの魅力は、早い時間からの営業だけでなく、酒も料理も品数豊富で、しかも安い。
安ウマ酒場ならば、以前紹介した西成区今池の『難波屋』さんもそうだが、あちらは立ち飲み屋さん。
連日の飲み歩きなどで、疲労が蓄積した状態の滞在最終日は、ゆっくり座って飲みたいものである。
なので近年は、関西最終日の午前は、酒の穴さんに立ち寄るのが、私の恒例行事になっている。
安ウマ料理が多々ある中、私がオススメするのが、5年前にも紹介した「八宝菜」と「どて焼き」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c2/fd23a623a7715ee37fbff42bbef12b46.jpg)
毎回、片方は必ず注文する、この二大逸品については、あとで改めて説明する。
ここからは、昨年夏に訪問したときの画像を紹介していく。まずは壁のメニューから。
昨秋からの原価高騰により、現在は下記より数十円値上げしたが、それでもまだまだ安い。
ドリンク類に揚げ物の具材、ホワイトボードは「すぐ出る小皿料理」など。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/30/168523b9cb5172e103b431ec288e6e77.jpg)
ドリンク類・ホワイトボードの続きと、お好み焼き・焼きそばなどの鉄板焼き類。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ce/f95497f7eab42bd3831b52cb1a89d33e.jpg)
別の壁には、おでんと粉モノ以外の焼き物メニューも貼ってある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/f5110c7588b9d748a862d0600bdb108a.jpg)
お客さんがいて撮影できなかった方面の壁にもメニュー札があり、とにかく品数豊富なのは、わかっていただけたであろうか。
ちなみに、私が座った席の前には、寿司屋のような冷蔵ケースがあり、新鮮な魚介類などが並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/a0/cebae544c0ea84a14f7099dc68b657e4.jpg)
この日はまず、瓶ビールの大、お店表記では「大ビール」510円をキリンで注文。※アサヒも選べる
最初に注文したおつまみは、先述したどて焼き320円と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/64/d31c6a41bbe8ed810822f5a98faf0660.jpg)
おでんメニューから、「玉子」と「ちくわ」各90円に、個人的には未知の具材「うめ焼」130円を選択。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/2c/5fbfbf46f3132ff426a524329dc41bf4.jpg)
どて焼きは、牛スジ肉を串に刺して味噌ダレと絡めて焼くのが基本だろうが、
こちらで出すような、こんにゃくなどと一緒に煮込みネギを振りかける、「どて煮」タイプも私は好きである。
甘口の味噌ダレを、他のツマミに付けて食べてもウマいよ。
おでんのうめ焼とは、魚のすり身と玉子を合わせたものを、梅の花の型にハメて焼いたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3d/9124a1202d42ff6380d333f2bd0049db.jpg)
はんぺんほどでないが、フワフワとした歯触りで、なかなか美味しい。関東にも広まるといいな。
ビールが空いたので「ウーロンハイ」310円を追加。関西では珍しい、酎ハイ類が置いてあるのも嬉しい。
ウーロンハイは、以前より焼酎が濃い気がした。店員さん曰く「ウチのは“新世界で一番濃い”って言われます」だって。
帰京直前の泥酔はマズいので、2杯目からはチェイサーの「ウーロン茶」210円も同時に注文。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5b/14c6d259b18b18b3a948b0a4afc23104.jpg)
ちょうどその頃、日替わりメニューと思われる天ぷらが完成し、ケースの上に並べられていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/97/f8f2b910b36aa0e3647f3258d09a1e1d.jpg)
5品限定らしく、注文が殺到したので、私もあわててオーダー。
商品名「てんぷら。」の価格は、なんと270円! 人生最安の天ぷら盛り合わせである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/54/6c626f65d32999b6844086f7d13e58d4.jpg)
ただし、海老と思われた赤い天タネはカニカマで(笑)、内訳はカニカマ4、玉ねぎ2、ししとう1であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/41/61fc5e19910882e2c85ebbb21829a25a.jpg)
前回語ったように、天ぷらで飲むのが好きな私は、270円で7つも食べられたのだから、当然文句はない。
結構飲み食いしたが、お会計は2000円チョイ。こんな安価で気分よく酔えて、大満足である。
この後、京都の『からふね屋』に向かったのだが、焼酎が効いたのか、阪急電鉄に乗った途端に爆睡(笑)。
それから1年後。今年もまた、甲子園に出場した母校野球部を応援するため大阪へ。
今年は西成区ではなく、中央区の北浜という場所に泊まっており、新大阪は5駅ほどで着くのだが、
チェックアウト後は、酒の穴さんで一杯やるため、わざわざ逆方面の地下鉄に乗り、動物園前へ。
東京都で例えるならば、四ツ谷のホテルから東京駅へ向かわず、反対方向の高円寺へ向かうようなものである。
今回もキリンビール大550円(今年の価格、以下同)からスタートし、
おつまみには、二大逸品のひとつ八宝菜240円と、「うなぎ」350円に、お好み焼きの「豚玉」500円をオーダー。
すぐに八宝菜が登場。さっきも掲載したが、中華屋さんの同名料理とは異なる、お店オリジナルの商品である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/3b/07fe7e1f08ac001ab6e949d74f72e417.jpg)
炒飯に使うような、八角形の器で提供される八宝菜は、酒の穴の看板メニューであり、
儲けを度外視し、長年100円で販売していたそうだが、その後200円になり、昨年の訪問時が220円。
一般的な八宝菜のようなトロミはなく、具だくさんのスープという印象の料理である。
しかも、このスープの味付けは、塩分や旨味が控えめで、やさしく絶妙なのである。
この日の私のように、前夜の酒が残っている状態でスープをすすると、さらにウマく感じるから不思議。
そういえば、新世界には「シチューうどん」を出すお店もあるが、そのシチューもやさしい味わいであった。
具材はキャベツ、人参、じゃがいも、しいたけ、豚肉、かまぼこ、竹の子、玉ねぎと、ちょうど8種。
提供時、店員さんが「お好みでお使いください」とコショウを置いていったので、そのとおりにしてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/bf/5c0b9137c3039899150cf0347a7052f1.jpg)
少し辛い方が、お酒がススムだろうけど、私は何も入れない、そのまま味わう八宝菜が好きである。
ちなみに、私が酒の穴さんに初訪問した、12年前にガラケーで撮った八宝菜(&豚平焼き)がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7d/24113d3eb526cd980cbd4da0c6a54915.jpg)
当時は、竹輪の輪切りやピーマンも入っていたが、安さとウマさは、現在も変わっていない。
八宝菜のスープとビールを交互に啜っていると、これまた激安価格のうなぎの蒲焼が登場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6d/1c0e1f04e6576842d479ed1092a36c69.jpg)
レンジでチンされお皿が熱々なので、もう1枚お皿を敷いてある(笑)。小ぶりだけど、350円だしね。
しばらくすると、お好み焼きの豚玉が登場。こちらはレンチンではなく、鉄板でじっくり焼かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/45/a4a129788fcddfdf22e35c582de0289c.jpg)
ここでお好み焼きを食べるのは初めてで、生地の具材は玉子とキャベツくらいだが、
大きな豚バラ肉の旨味がソースやマヨと合わさり、なかなかイケる。豚肉のアップを撮影したが…あまり意味ない?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e8/2276b8f70d5597f857a1cfd0689a072c.jpg)
ビールがなくなったので、これまた初めて頼む、「ワイン白」300円を追加注文。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a6/c7453746218d2ab24da54dd2a6946c0b.jpg)
グラスは脚(ステム)がないタイプで、手の温度が思いっきり伝わるが(笑)、私はワイン通ではないので気にしない。
ほろ酔いになったところでお会計。今回は2000円未満だった。安くて申しわけない!
最後にちょっと珍しい画像を。酒の穴さんはかつて、「週刊朝日」の表紙イラストに使用されたことがあるようで、
店内壁に、その表紙を複製したポスターが貼ってある。「うまくて、安い店。」のコピーがいいね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/87/f1f1c1f7af23d2951daad9c1288e3add.jpg)
発売されたのは、1999年3月26日号なので、今から24年前。
この頃の新世界は、現在のようなチェーン店は少なく、今以上に私好みのエリアだったに違いない。
私は今後も、関西には何度も遊びに行くだろうが、帰りはなるべく、酒の穴さんに立ち寄りたい。
「ティファニーで朝食を」ではなく、「新世界で朝酒を」だ。全然原型をとどめていないが。
なお、一昨日の母校野球部の敗戦については、執筆意欲が湧かないので(苦笑)、また後日改めて。
酒の穴
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-4-21
地下鉄動物園前駅から徒歩約4分、JR新今宮駅からは徒歩約5分、恵美須町駅なども徒歩圏内
営業時間 右側の店舗が8時~21時、左側の店舗が10時~21時
定休日 右側が木曜、左側が火曜、あとは年末年始
西成のブログ今か今かと楽しみに待ってました(笑)
三高は惜しくも負けちゃったけど、また来年期待して、正ちゃんのブログ楽しみにしてます(*^^*)
コメントありがとうございます。
今年の三高、実は強くないってのが、
あの試合でバレちゃいましたねえ。
甲子園抜きでも、関西にはまた行きたいですよ。
機会があったら、一緒に行きましょう!