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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「スタ丼」発祥のお店 国立『サッポロラーメン』

2021年02月02日 | 丼もの
2回前、昭島の家系ラーメン店『大山家』さんを紹介したとき、
「緊急事態宣言発令中は、交通機関の利用は控え、近所の飲食店を巡る」と表明した。近所といっても徒歩60分圏内だが。
先日は、『伝説のすた丼屋』立川店を訪問し、すた丼とラーメンのセットを食べたかったのだが、
券売機では麺類はすべて「売り切れ」表示となっている。※それについては後述
仕方なく、すた丼に唐揚げ3個とミニサラダが付く「すたみな唐揚げセット」に変更。
いつもは混雑しているこちらのお店も、緊急事態宣言下ゆえ客は少なく、おかげで料理もすぐに完成した。


上記写真ではわかりづらいが、手前の丼ものは、ニンニク風味の「すた丼」ではなく、ショウガ風味の「生姜丼」だ。
私には、○すた丼ではなく生姜丼を選択 ○たくあん、サラダのカイワレは抜き、という独自の「すた丼ルール」がある。
生姜丼を選ぶ理由は、【あとから卓上のおろしニンニクを入れれば、両方の味が楽しめるから】。相変わらずセコイだろ。
たくわんとカイワレを抜くのは、単純に【大根が苦手だから】なのだが、立川店では、その要望はだいたい忘れられ、
毎回のようにたくあん入りの生姜丼がやってくる。まあ、そのままよけて食べるけどさ。
一度乗せてから気付いたのか、たくあんはないけど、ご飯に黄色いシミが残っていることも多々(苦笑)。
たくわん嫌いにとっては、そのシミの部分もイヤなんだけどね。
ちなみにこの日は、たくわんこそ抜かれていたが、サラダにはしっかりカイワレが盛られており、
提供寸前で店員が気付き、あわてて厨房に戻り、作り直していた(カイワレ抜いただけ?)。
できれば、唐揚げも作り直してほしかった。下記画像の手前左なんて、コロモが剥がれているし。


昨年食べた、「トリプルすたみな爆肉丼」の唐揚げ(画像左部分)には、鎧のようなコロモが付いていたのになあ。


詳細はこちらの日記。ただでさえ肉が多いのに、唐揚げのコロモが硬く、食べるのに苦労したよ。

現在、感染対策として、透明のアクリル板を、カウンター席の間に設置している店は多いけど、
伝説のすた丼屋立川店では、ご覧のようにメニュー表で代用していた(笑)。代用になるのか?


まあ、入口で消毒もしてるし、ひとり無言で食べる分には問題ないだろう。
生姜丼や唐揚げも、味自体は文句ないので、いつものように一気にかきこみ、ごちそうさま。

麺類について、さきほど運営元のHPを確認してみたところ、
いつの間にか、メニューからラーメンと油そばが消えてる! 確か、3日前はまだあったのに。
すた丼屋、チャーハンに続いて麺類も廃止かあ。まあ正直、麺類はあまりウマくなかったけどね。
※追記 のちに、油そばだけ復活

生姜丼と麺類のセットを欲した私は、数日後、隣市の国立へ足を運んだ。
お目当てのお店は『サッポロラーメン』。徒歩で片道28分ほど。お散歩にはちょうどいい距離だ。


前置きが長くなったが、ブログタイトルにある「スタ丼」発祥のお店がこちらである。
『伝説のすた丼屋』グループの社長も、こちらのお店で修業していたらしい。
ただし、亡き創業者はチェーン化に反対していたこともあり、現在は接点はない模様。
現店主との関係も微妙らしいので、こちらのお店で「すた丼チェーン」を口にするのは、やめておいた方がいいと思う。
なお、お気づきかもしれないが、こちらのお店は「すた丼」ではなく、「スタ丼」とカタカナ表記だ。

私がここで初めて食べたのは、今から5年ほど前。さっきの店頭写真も、そのときに撮ったものだ。
アイドルタイムの16時頃に訪問し、まずは「ビール」500円と「餃子」450円を注文。
先客はなく、店主はなんだか不機嫌そう。ビールは中瓶、餃子はニラ多めの無骨なタイプだった。


ビールをお替わりしたタイミングで、元祖「スタ丼」550円(現在は600円)+「肉増し」150円も追加注文。
数分後、出てきた丼に生玉子を乗っけたのがこちら。なんだか、すた丼チェーンよりご飯が多い気がする。

※今気づいたが、たくわんはちゃんと抜いてもらってるね

失礼ながら、「肉増し」と「ご飯増し」を聞き間違えたのかと思い、「このご飯、並盛ですか?」とたずねたところ
店主は「そうですよ!」と即答し、さらにご機嫌ナナメになった模様。うひゃ~、怒らせちゃったか!?
ネットでは「やっぱり元祖の方がウマい」「いや、チェーンの方がマシ」と賛否両論あるようだが、
私は、とっとと帰ろうと思い、無我夢中でかきこんだため、味の記憶はそんなにない。
しいていえば、元祖の方が味はやや薄く、肉質は歯応えがある…ように感じた。
最近、ご飯の量も調べてみたところ、チェーンは約450グラム、元祖は約520グラムらしい。
やっぱり、本家の方がご飯は多かったか。大盛(1キロ超え?)なんて無理だろうね。

店主がおっかないので、その後は足が遠のき、今回の訪問は5年ぶり2度目となる。
緊張しながら入口扉を開けると、店主は先客たちと楽しそうに会話している。機嫌は良さそうだ。
私のお目当ては、ミニ丼、ラーメン、ミニサラダの3種が食べられる「Aセット」1000円。
「ミニ丼」とは、スタ丼の少なめタイプで単価500円。だが、ご飯は350グラムほどあり、全然ミニではない
一応、+100円で普通サイズに変更できるが、ラーメンもあるのでやめておく。
「ラーメン」は醤油・塩・味噌から選べ、単価はどれも550円。屋号が「サッポロ」なので、おススメは味噌なのかな。
「ミニサラダ」は本当にミニだが、壁の貼り紙によると250円だって。単価は意外と高いな。
私のオーダーは「Aセットを生姜丼と味噌ラーメンで。あと、たくわんとカイワレを抜いてください」。
店主は「はいよ」と返事し、さっそく調理にかかり、まずはミニサラダが登場。
カイワレなしなので、千切りキャベツにオレンジドレッシング(キユーピー?)のみ。


店主は調理しながら、先客の常連らしき男女の相談に乗っている。しばらくして味噌ラーメンが完成。


麺とスープを中華鍋で煮込むサッポロスタイルではなく、スープ、麺、具材と、順に盛りつけるオーソドックスな作り方。
大きめの丼に、たっぷり入った味噌スープは、塩分控えめ。具材はノリ、モヤシ、メンマ、チャーシューにネギ。
麺は北海道風のように黄色くなく、普通のタイプ。チャーシューがなかなかウマい。


味噌スープが、やや甘めの味わいなので、卓上の豆板醤や七味を混ぜるとちょうどいいかも。
店主が最後に取り掛かったのが、メインのミニ生姜丼。調理中、今度は別の常連客と会話。
私の席のすぐ近くなので、丸聞こえだったが、どうやら共通の知人を批判している様子。

店主「アイツはよぉ…(プライバシー保護のためカット)」 客「それってマジ?」 店主「しかも…(同)らしいぜ」
客「そりゃダメだ…あ、たくわんナシ。…まったくアイツも、いいトシこいて…(以下略)」

なんと、常連客が私の「たくわん抜き」を覚えていて、会話をしながら調理中の店主に指示を出していた!
実際、店主は忘れていたようで、たくわんを一瞬乗せてから、あわてて引っ込めていた(笑)。
私の方を見向きもせず、店主としゃべり続けているし、会話に聞き耳立てていたと思われても恥ずかしいので、
お礼が言えなかったのが残念。常連さん、あのときはどうもありがとう!
さて、常連さんも調理に協力した(?)、ミニ生姜丼がやってきたので、「Aセット」が完成!

※サラダとラーメンは、当然食べかけである

こちらが生姜丼のアップ。個人的に、海苔が2枚入っているのが嬉しい(チェーンの方は1枚)。


ミニ丼も、肉に対しご飯の割合が多く感じたが、チャーシュー、メンマ、味噌スープをオカズに食べ切った。
お会計をお願いし、食器をすべてカウンターに上げてから支払いを済ませたのち、
「どうもごちそうさまです」と告げたら、店主も「ハイ毎度~!」と返答してくれた。
なんだよ、店主イイ人じゃないか。っていうか、前回は違う人だったのかな?

さきほど説明したように、チェーンの方がメニューをどんどん削っていく中、
こちらのお店には、「肉玉丼」「チャーシュー丼」「タンメン」「ピリピリラーメン」など、
チェーンにはない商品が多数存在する。それらも食べてみたいね。
サッポロラーメンさんには今後も、店主の機嫌を損ねないよう(笑)、慎重に通うつもりだ。



サッポロラーメン 国立店
東京都国立市西2-10-4
国立駅から推定徒歩9分、西国立駅から徒歩約14分、矢川駅からも多分歩ける
営業時間11時~23時
定休日 水曜、年末年始ほか
※実際の店主は、そんなに怖い方ではない気がします

※現在の営業時間は11時~20時です
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