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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

寒い夜でもバーベキュー 西武園『あらはた』

2022年02月04日 | 定食、食堂
以前は、友人家族や飲み仲間と、川原や専用施設などで、たびたび楽しんだバーベキュー
飲んで喰って酔っぱらって、最後は全員、川原に飛び込んだり落とされたりして、水浸しになったことや、
友人の娘さん(5さい)に、「好き嫌いしちゃダメよ!」なんて叱られたこともあった(笑)。
楽しい思い出の多いBBQだが、この時勢ゆえ、大人数で集まっての会食は、なかなか開催しづらい。
そんなワケで、昨年12月には、友人とふたりだけでバーべーキュー場を訪問。
場所は所沢市荒幡。最寄り駅は、西武線の西武園、下山口、西所沢になるが、どの駅からもそこそこ遠い。
夜18時に現地集合することにして、所沢在住の友人は西所沢駅から、私は西武園駅から徒歩で向かった。
駅の改札を出て、目の前の広い通路を直進すれば、いつもの(苦笑)西武園競輪場に到着するが、
この日は、右脇の細い通路を抜けて車道に出る。西武園駅にこんな通路があるなんて、初めて知ったぞ。

車道を20分ほど歩くと、暗闇の先にぼんやりと、看板らしき照明が浮かんでくる。
冬の寒い夜でもBBQが可能な施設、それが『あらはた』である。

※所々、電球が灯ってないのはご愛敬

看板の先には施設がある。画像ではわかりづらいが、夜間でも目立つイエローの建物。


庭には瀟洒な(?)白いイスとテーブルもあるが、ここは客席ではない様子。


こちらが店内の様子。バーキュー場なのにお座敷とは、明らかに和の装い…と、


今まで隠していたが、ここは屋号こそ『バーベキューあらはた』だが、実際は焼肉屋である。
ただし、焼肉屋にしてはメニューが豊富であり、むしろ「家族向け食堂」という印象も。
以下でメニュー写真を記載する。まずはメインの「焼肉の部」。


500円の「タン焼き」から2500円の「サーロインステーキ」、3点盛りセットまで、いろいろ揃っている。
焼肉の続き。「スープ」や「ビビンバ」に混ざり、通常の焼肉屋にはない「手作り釜飯」もある。


さらに、「ラーメン」「餃子」に「居酒屋メニュー」も。冷麺だけでなくラーメン、しかも種類豊富。

※再訪時は、「こってりチャーシューメン」が消えていた

噂によると、こちらの店主は、あの『ラーメン二郎』の創業者から料理を教わった経験があるとか。
ただし、ここで提供しているラーメンは、二郎ほどバカ盛り&ギトギトではない。
最後に「お飲み物」。車での来店客が多そうな場所だが、BBQ施設なので(?)アルコール類が充実している。


友人はビールが苦手なので、いきなり焼酎「眞露ボトル」2000円を注文し、ボトル用烏龍茶(300×2?)円に、氷と水を追加。
料理は、肉を中心にいろいろ頼んだが、一番先に出てきたのが、「ママさんの手作り餃子」410円。


焼き置きを温めたのかと思うくらい素早い提供で、一部焦げてはいるが、味自体はよかった。
焼肉類で最初に来たのは、「カルビ」920円&「USピリ辛カルビ」800円。「上」や「特選」は自重(笑)。


卓上の鉄板は、おばちゃん店員が設定した火力が強かったため、あわてて裏返し、どんどん食べていく。


その他に頼んだ肉は、「厚切りハラミ」1150円に、


「シロコロホルモン」730円、


「にんにく塩ハラミ」970円。これはさすがに、にんにく盛り過ぎでは!?


写真はないけど、カルビをお替わりし、普通の「ハラミ」920円も頼んでいた。
私も友人もいいトシなので、「最初にタン塩などあっさりしたモノを頼み、徐々に濃い味の肉を…」なんてやっていると、
すぐ満腹になってしまうので、その前に好物のカルビやハラミをガツガツと食べる。
いいトシだからこそ、あっさりした肉を選ぶべきでは…なんて批判は受け付けない。
肝心の味については、『牛角』などの廉価チェーンよりは、肉質もいいしウマいと思う。
ただ個人的には、私の母校である分倍河原の『ホルモン大学』の方が好きかな。

この日のシメとして(?)、「厚切りベーコン」670円と「ニンニク焼き」350円も追加。


火力の弱い、鉄板の端でじっくり焼いたつもりだったが、端の部分も熱かったため、少し焦がしてしまった。


こちらで焼き物を頼むときは、火力に注意を払っていただきたい。

焼き物以外では、「牛すじの煮込み」430円もオーダー。スジ肉はもちろん、人参も柔らかく煮込まれている。


旨味がじんわりと出ており、値段以上の価値あり! 個人的には、焼肉類より気に入った。
ここまで肉の画像ばかりだが、一応野菜も食べている。私の好きな「サンチュー」は440円。添付の肉味噌もイケる。


さっきのにんにくも含め、野菜は各350円。友人は下記の「ネギ」の他、「玉ネギ」も頼んでいた。


ニンニクとネギ類のお陰で、血液サラサラだろう。その前にギトギトの肉を喰っているが。
さらにマズいことに、この日は私も友人もベロベロ状態に。眞露を2本空けたからね。
食後は、所沢駅方面まで徒歩で移動し、カラオケ店で2時間半、おっさん同士で熱唱。
友人は記憶をなくし、私は終電を逃した(泣)。

会計時、次回割引券をいただいた。17000円ほど支払ったとはいえ、千円分とはずいぶん太っ腹なサービスだ。


使用期限は令和4年1月末まで。せっかくなので、期限ギリギリにひとりで再訪した。
「まん防」が始まったので、お店に向かう前に電話して、営業しているか確認したところ、
営業はしているが、現在は21時閉店で、しかも酒類提供をやめていると聞かされた。残念だが仕方ない。
既出した豊富なメニューの中から、試したい料理がいくつかあったので、食事だけさせてもらう。
注文したのは、“おすすめ”餃子の「チーズ餃子」と、(男性に人気)と記されていた「とんかつラーメン」。
壁に貼ってあった「最高のカツカレー」も気になったが、メニューに載っていないので、ラーメンにしておいた。


料理が完成するまで、お店奥に設置されている図書コーナーの漫画を読ませていただく。


本来は、家族客のお子さん用だと思われるが、おっさんの私も利用。初めて読んだ、「東京喰種」という漫画が面白かった。
しばらくすると、チーズ餃子420円が完成。一般的な餃子を押しつぶしたような形状だ。


1人前5個(5枚?)と、チーズが入る分、普通の餃子より1個少ない。平べったいのでピザみたいだった。
続いて、とんかつラーメン950円が登場。毎度毎度、ヘタな写真で申しわけないが、かなりのボリューム。


横からのアングルを見ていただければ、丼のデカさがわかっていただけるはず。さすがはラーメン二郎の弟子(?)だ。


メニューには記載されていなかったが、スープは味噌味。とんかつ以外の具材は、モヤシ、メンマ、ネギ。
お店自慢の「手もみ麺」は、モチっとした歯触りで味噌スープとの相性も良く、なかなか美味しい。


とんかつは、全体にスープがかかっていて、コロモの歯触りはイマイチだが、なかなか分厚く上等なカツだと思う。


とんかつ定食として食べた方がウマそうだが(笑)、味噌ラーメンとのコラボも、パイコー(排骨)麺みたいで悪くはない。
焼肉店がついでにやっているラーメンかと思いきや、専門店に劣らないクオリティであった。

デザートとして、(自家製)「フルーツ杏仁」600円を食べたかったのだが、杏仁が品切れとのこと。


「じゃ、じゃあこれをください…」と私が指差したのは「昔ながらのパフェ」800円であった。
札幌あたりでは、「飲んだシメにパフェ」が主流になってると聞いたが、東京(ここは埼玉だが)ではまだ、
高く派手に盛りつけられたパフェを、おっさんのひとり客が食べるのは、勇気が必要である。
しばらくすると、おばちゃんが「気持ち悪い客だわ…」と警戒しながら(推定、でもたぶん当たっている)、パフェを運んできた。


商品名は「昔ながらの」だが、こんなウマそうなパフェ、ガキの頃は食べたことない。頼んでよかった!
上からのアングルはこちら。個人的には、苦手なキウイの代わりにマスカットが「緑色担当」なのが嬉しい。


フルーツはマスカット、バナナ、イチゴの他、缶詰のモモやパインも入っていた。
あとはバニラアイスに生クリームにコーンフレークなど。甘い、ウマい、たまらん、と食べ進めていく。
近くに座っていた、ヤンキー風カップルがあざ笑う中(推定、でもたぶん当たっている)、すべて食べ切った。
周囲の方を不快にさせたかもしれないが、私は甘いモノが好きなんだ! 許しておくれ。

レジの前には「おかげさまで40周年」のような貼紙があった、あらはたさん。
繁華街から離れた、アクセスは良好とはいえない場所ながら、これだけ根強い人気を誇っているのは、
友人いわく「近くに墓地があるから、墓参りの家族客がよく利用する」とのことだが、
私自身は、豊富なメニューとそれらを生み出し続ける、店員さんたちの創意工夫の賜物だと思っている。
温かい季節に炎天下の屋外で、汗をかきながら楽しむバーベキューもいいけれど、
冬の寒い夜でも温かな室内で、豊富なメニューで飲み食いする、あらはた式バーベキューも悪くないよ。



バーベキューあらはた
埼玉県所沢市大字荒幡433-1
西武線西武園駅から徒歩約19分、下山口や西所沢はもう少し近いと思う
所沢駅へは、酔っていたので1時間近くかかったが、シラフなら35分くらいか
営業時間 11時半~14時半、17時~22時 各ラストオーダーは30分前 現在は20時閉店
定休日 月曜(祝祭日は営業し、翌日の火曜が休み)
※ランチタイムはメニューが異なるようです
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