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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

空が青い時間から飲める 国分寺『青空食堂』

2025年02月21日 | 定食、食堂
拙ブログはかつて、日が沈む前の飲酒を積極的に楽しんでいた時期もあったが、
ここ数年は諸事情により、世間一般の方々と同様、夕方からの飲み始めが多くなった。
諸事情とは要するに、「正午まで寝ているから」だったりするのだが(恥)、昼酒を提供している酒場の開拓が滞っているのは事実。
今回は、昨年見つけた昼酒可能なお店、国分寺駅南口を出てすぐの場所にある『青空食堂』を紹介。


去年のGWでもちょっと触れたが、お酒の種類やツマミが豊富で、食堂だけど飲み客を歓迎している様子。

※GWに注文した「水餃子」

初訪問はちょうど1年前の今頃。店内はテーブル席のみで、中央の大きなテーブルに先客と相席になった。
レギュラーメニューはこちら。食堂だけあって、麺類、ご飯もの、定食などの食事類は豊富。


裏面はおつまみやドリンク。この充実ぶりは居酒屋と遜色ないでしょ。


この他、ホワイトボードや卓上にも、手書きの日替わりメニューがある。


まずは「びんビール(中) 赤星」650円を注文し、喉を潤す。
料理のファーストオーダーは、あれば絶対に食べる「餃子・焼」400円と、日替わりメニューから「もつ煮込み」400円を注文。
働いているのは、接客とドリンク担当の店主と、調理担当の料理長のふたり体制。
この日のお客さんは、私を含む飲み客が大半だったが、食事だけのが客もいた。

先に餃子が提供される。1人前6個でサイズは標準。


中身を凝視しなかったが、野菜より肉の風味を強く感じた。
ビールを飲み終え「ホッピーセット(白)」600円にチェンジした頃、もつ煮が登場。


大きめ野菜がゴロゴロ入るタイプで、そのままでも美味しいのだが、こちらのお店はいろんな調味料が置いてあるコーナーがあり、
そちらから七味と柚子胡椒(商品名は「ゆずとうがらし」)を借りて、煮込みに加えると、さらにウマさアップ。


個人的な意見だが、柚子胡椒無料のお店は良店が多い気がする。

追加したホッピー中を飲み終える頃、シメのお食事を注文。選んだのは「台湾ターミーメン」300円。


価格が一番安いからではなく(笑)、このあと別の店で飲む予定があったので、満腹になりたくなかったので。
ターミーメン(担仔麺)は、調布の『台北飯店』でも食べたが、ご覧のとおり小さな丼で提供される。

※もつ煮の器よりひと回り大きい程度

塩ベースの清湯スープに、具材もモヤシは揚げネギ程度と、シンプルだがシメには最適の麺料理である。

青空食堂さんにはその後も、0次会で利用したり、友人と一緒に空が青い時間帯から飲んだりと、
ちょくちょく通っている。以下で、これまでに注文した商品を、いくつか掲載していこう。
ドリンクは、「ウーロンハイ」400円を頼むことが多いが、あるとき、常連らしき客が「チューハイ」を大ジョッキで注文していた。
すかさず店主に、「私も、ウーロンハイをあのサイズで作ってもらえますか」とお願いした。


追加料金をたずねたら「100円」だって。大ジョッキウーハイが500円で飲めるのは嬉しい。
焼酎はそんなに濃くないが、500円だからと調子に乗って飲み続けていると、私のように夕方18時台で撃沈するハメになるので注意しよう。

おつまみもいろいろ頼んでいる。
こちらは、メニュー表では赤字で記してあった、推奨商品(?)の「純レバ」600円。


浅草が発祥とされる、レバニラのように野菜を加えず、「純粋にレバーだけ」の料理だ。
一度揚げてから調理したのか、レバーはカリッとした歯触り。
続いては、こちらも赤字で表記されいてた「上州富岡名物 ほるもん(ちくわ)揚げ」1本100円。


群馬出身の店主曰く「富岡の名物」らしく、切り分けた竹輪にパン粉を付けて揚げたものだが、食感は確かにホルモン。
竹輪をパン粉とソースで食べた記憶はなかったが、なかなか美味しい。

こちらは、定食のオカズにもなる「油淋鶏」550円。


日替わりメニューから、「にんにく丸揚」350円に、


「手造りコロッケ」350円。こういう、お手頃価格の一品が豊富なお店はいいね。


ツマミ類はどれも、味濃いめ、盛り付け豪快、というか乱雑(失礼)で、「ザ・男の料理」という印象。
一方、お食事メニューはなかなか本格的。ある日、ツマミとシメを兼ねて、「五目あんかけ焼きそば」900円を注文したところ、
彩り豊かな具材が盛られた、見ただけでウマいとわかる一皿が登場。


海老、木耳、青梗菜など、歯応えのある食材がシャキっと炒められており、ウーハイとも好相性。
塩味のあんかけと絡む麺は、柔らかい部分とパリパリ部分の双方が楽しめる。


途中で長崎皿うどんのように、先述した調味料コーナーから借りた、「金蝶ソース」を加えてみた。


さらに、料理長は以前、別のお店でスパイスカレーを作っていたそうで、
こちらのお店でも、西八王子『あづまかん』と同様、土日だけスパイスカレーを提供している。


日曜夜に訪問した際、シメとしてスパイシーチキンと町中華の2種盛りを注文したが、残念ながらチキンは売り切れ。
なので冒険はせず、「町中華カレー」800円を選択。確かに中華屋さんのカレーっぽいビジュアル。


横アングルも撮影。お皿の向こうに見えるのは、店内本棚に置いてあった「美味しんぼ」だ。


あとからミニサラダもやってきた。


短時間で炒めたと思われる肉野菜と、とろみのあるカレーソースが食欲をそそる。
スパイスカレーにあえて町中華風を含めた、料理長のセンスが光るね。

群馬出身の店主に対し、料理長は島根出身らしいが、昨夏の甲子園では、早稲田実業と島根代表の大社が対戦。
その試合は、青空食堂さんの店内TVでも放映しており、その場にいた客は全員、地元国分寺の早実を応援していたが、
料理長はひそかに、大社の勝利を願っていたそうだ。アンチ早実の私も、自宅TVで大社を応援していたよ。
大社高校野球部の皆さん、早実を破ってくれてありがとう

今年に入り、反対側の北口にあった、国分寺の人気食堂『だるまや』さんが、残念ながら閉店。


上記貼紙を確認後、落胆した私は南口に移動し、青空食堂さんで慰めてもらうことに。
ちょうどお客さん不在の時間帯だったので、店主が客席でゴロ寝していた(笑)。
彼の前歴は小学校の教師(20年間!)らしいが、決して厳格ではなく、いい意味でフランクな方である。
また、店主は鉄道マニアらしく、店内壁には往年の特急列車の写真が多数掲示してあったりする。


この日の注文は、最初にウーハイ、続いてウーハイ大ジョッキ。
おツマミは日替わりメニューから、「ひとくち串かつ」100円と「うずら串」200円を1本ずつに、


「牛すじ煮込み」400円を注文。もつ煮とは違いスープが透明だ。


すじ煮はやや薄味に感じたので、煮込み類の味を引き立てる、柚子胡椒を再び加える。


このあと用事があったので、酔う前に食事でシメる。
平日だったためスパイスカレーはないので、レギュラーメニューの「バリ辛カレーライス」のミニカレー400円を頼んでみた。
店主曰く「ちょうど今できたところです」と告げられて、提供されたのがこちら。


ライスはお茶碗一杯分くらいあり、ミニというよりハーフサイズだ。

※横アングルのつもりだが、1枚目とあまり変わらないね

食べてみると、さっきの町中華カレーよりも確かに辛いが、ウマさも増幅しており、最近食べたカレーでは一番気に入った。
「辛い、けれどもウマい」と即たいらげ、「次回はミニではなく普通サイズ(800円)にします!」と店主に告げると、
「人気商品ですぐ売り切れるので、来る前に連絡してください」とのこと。その人気も納得のウマさであった。
こちらでは様々な料理を食べてきたが、イチオシはバリ辛カレーライスだ。料理長はカレー作りの天才かも。

カレーばかりホメてしまったが、麺類やチャーハンなど、未食の料理もたくさんあるし、他にもまだ当たりが隠れているはず。
メニュー豊富で、価格はお手頃、働いているふたりも朗らかで、早い時間から飲める。
青空食堂さんは、天井こそあるけれど、青空の下のように開放感がある、素晴らしいお店である。
だるまやさんの分まで、今後も通うつもりなので、店主さん料理長さん、よろしくお願いします。

おまけ
壁に貼ってある、「寝台特急と一緒に写る陽気な店主」の写真



青空食堂
東京都国分寺市南町2-16-19
JR、西武線国分寺駅南口から徒歩約1分(信号次第)
営業時間 11時~21時
定休日 火曜、その他年末年始
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