多分、現代っ子の手は綺麗だと思うが、
少年時代手にイボが出来た。
友達もイボのある子が多かった。
イボは出来るとなかなか取れない。
出来ると何となく気になり、ついつい触ったり、
ひどい時には剃刀で削ったりする。
田舎に住んでいたので、薬はない。
父や母から、ナスのヘタを擦ると治るとか聞いて試みるが、
勿論、すぐイボが取れる訳でもなく、一時的な気休めである。
そんなイボが気になっていたころ、
半ズボン、ランニングシャツ、ゴム短靴で、
ひざは怪我で、かゆいカサビタ、赤チンの雄姿で
野原を闊歩していた。
そのときである!
「おっ! ヘビの抜け殻発見!」
誰かが叫んだ「ヘビの抜け殻、イボに効くゾ!」
透き通ったヘビの抜け殻を、喜んで発見した友達と分け合った。
家に持って帰り、母に見せると「気持ち悪い。捨てなさい!」と叱られた。
しかし、イボは治したい。
小さなマッチ箱に宝物のように隠し持ち、
時々母に見つからないように密かにイボに擦る日々が続いた。
1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、3週間が過ぎ、イボは治らない。
しかし、知らないうちに治っていた。
ヘビの抜け殻が、イボの治療に効果があったのかもしれない。
が、科学的根拠は無い。
少年時代手にイボが出来た。
友達もイボのある子が多かった。
イボは出来るとなかなか取れない。
出来ると何となく気になり、ついつい触ったり、
ひどい時には剃刀で削ったりする。
田舎に住んでいたので、薬はない。
父や母から、ナスのヘタを擦ると治るとか聞いて試みるが、
勿論、すぐイボが取れる訳でもなく、一時的な気休めである。
そんなイボが気になっていたころ、
半ズボン、ランニングシャツ、ゴム短靴で、
ひざは怪我で、かゆいカサビタ、赤チンの雄姿で
野原を闊歩していた。
そのときである!
「おっ! ヘビの抜け殻発見!」
誰かが叫んだ「ヘビの抜け殻、イボに効くゾ!」
透き通ったヘビの抜け殻を、喜んで発見した友達と分け合った。
家に持って帰り、母に見せると「気持ち悪い。捨てなさい!」と叱られた。
しかし、イボは治したい。
小さなマッチ箱に宝物のように隠し持ち、
時々母に見つからないように密かにイボに擦る日々が続いた。
1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、3週間が過ぎ、イボは治らない。
しかし、知らないうちに治っていた。
ヘビの抜け殻が、イボの治療に効果があったのかもしれない。
が、科学的根拠は無い。