マイナス11度だった。
快晴だったが、水平線の上は雲があり、
朝日は写せないと心配しながら、
日の出を車の中で待った。
しかし、水平線から小さな赤い光が射した。
「あっ! 太陽が出てきた!」
カメラを構え夢中でシャッターを押した。
静かに音もなく真っ赤な太陽が上がってくる…。
感動の時だ。
指先が低い気温で感覚がなくなる。
シャッターを押してもシャッターが押せない。
刻一刻と太陽の形が変化し、
やがて大きな燃える真円が姿を見せた。
悠久の地球ドラマだった。
快晴だったが、水平線の上は雲があり、
朝日は写せないと心配しながら、
日の出を車の中で待った。
しかし、水平線から小さな赤い光が射した。
「あっ! 太陽が出てきた!」
カメラを構え夢中でシャッターを押した。
静かに音もなく真っ赤な太陽が上がってくる…。
感動の時だ。
指先が低い気温で感覚がなくなる。
シャッターを押してもシャッターが押せない。
刻一刻と太陽の形が変化し、
やがて大きな燃える真円が姿を見せた。
悠久の地球ドラマだった。