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憲法と戦争

2016-06-23 21:44:00 | エッセイ・記憶の彼方に…

憲法改正、安保法案…参議院選挙が始まって、

色々なことが考えさせられる。

 

安部内閣は、戦後70年が経過し、

国際情勢の変化を理由に、

憲法違反と言われる集団自衛権が行使できる安保法案を、

強引に数の力で成立させた。

さて、

ちょっと戦前の大日本帝国憲法に目を向けてみよう。

大日本帝国憲法が成立したのは1889年。

戦後の1947年まで続いたので、

大日本帝国憲法が効力を発揮していたのは、

58年間。

この間の戦争は、

日清戦争(1894年)

日露戦争(1904年)

第1次世界大戦(1914年)

満州事変(1931年)

日中戦争(1937年)

太平洋戦争(1941年)

実に6度の戦争を起こし参加している。

満州事件以降太平洋戦争が終わるまでは、

14年間戦争続きだった。

 

さて、太平洋戦争が終わった1945年から70年、

戦争放棄の現憲法下で、日本は戦争に参加していない。

大量殺戮兵器があるという間違ったアメリカの情報で、

湾岸戦争を始め自衛隊が派遣されているが、

明治憲法下で次々と戦争した状況とは明らかに違うと言える。

 

平和過去(明治から)の戦争反省の元に、

新しく制定された憲法が、

戦争をしない歴史を積み重ねてきたのだ。

このことを、我々はしっかりと受け止めなければならない。

 

蛇足だが、大日本帝国憲法や聖徳太子の定めた17か条の憲法を、

安部内閣は改正しようとするのだろうか?。

多分、馬鹿げた仮定の話には答えられないと言うだろうが、

例え国際情勢や時代が変化したとは言え、

改正しようとはしないだろう。

 

さて国際情勢が変化したと言って、

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等々、

その都度憲法を改正しているのだろうか?。

国際情勢が変化したのなら、

変化に応じた知恵のある外交、国際関係で、

戦争をしない国にするのが、

国と国民を守ることになるのではないだろうか?。

 

 

 

 

 

 

 

 


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