憲法改正、安保法案…参議院選挙が始まって、
色々なことが考えさせられる。
安部内閣は、戦後70年が経過し、
国際情勢の変化を理由に、
憲法違反と言われる集団自衛権が行使できる安保法案を、
強引に数の力で成立させた。
さて、
ちょっと戦前の大日本帝国憲法に目を向けてみよう。
大日本帝国憲法が成立したのは1889年。
戦後の1947年まで続いたので、
大日本帝国憲法が効力を発揮していたのは、
58年間。
この間の戦争は、
日清戦争(1894年)
日露戦争(1904年)
第1次世界大戦(1914年)
満州事変(1931年)
日中戦争(1937年)
太平洋戦争(1941年)
実に6度の戦争を起こし参加している。
満州事件以降太平洋戦争が終わるまでは、
14年間戦争続きだった。
さて、太平洋戦争が終わった1945年から70年、
戦争放棄の現憲法下で、日本は戦争に参加していない。
大量殺戮兵器があるという間違ったアメリカの情報で、
湾岸戦争を始め自衛隊が派遣されているが、
明治憲法下で次々と戦争した状況とは明らかに違うと言える。
平和過去(明治から)の戦争反省の元に、
新しく制定された憲法が、
戦争をしない歴史を積み重ねてきたのだ。
このことを、我々はしっかりと受け止めなければならない。
蛇足だが、大日本帝国憲法や聖徳太子の定めた17か条の憲法を、
安部内閣は改正しようとするのだろうか?。
多分、馬鹿げた仮定の話には答えられないと言うだろうが、
例え国際情勢や時代が変化したとは言え、
改正しようとはしないだろう。
さて国際情勢が変化したと言って、
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等々、
その都度憲法を改正しているのだろうか?。
国際情勢が変化したのなら、
変化に応じた知恵のある外交、国際関係で、
戦争をしない国にするのが、
国と国民を守ることになるのではないだろうか?。