素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今度の楽しみは『雲霧仁左衛門』

2013年09月18日 | 日記
 BS時代劇『酔いどれ小藤次』が先週13日(金)に最終回を迎えた。未練たらしく日曜日にある再放送も見た。『陽炎の辻』同様に佐伯泰英さんの世界を楽しませてもらった。2つに共通しているのは剣の達人、浪人の身の長屋暮らしとその人情の機微、したたかな大店の主と番頭そして主人公にからむ2人の女性。「男にとって誠に申し分のないタイプ」これらのブレンドがベースにあるので私も心地よく観賞できた。

 明日からNHK木曜時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」が始まるが今のところは期待薄。いま楽しみにしているのはBSのほうで10月から始まる「雲霧仁左衛門」である。

 18年前の1995年11月から翌年の3月まで山崎努主演で放送された。とっても気に入って職場の雑談で話したら「そうでしょう」と意気投合したHさんから新潮文庫の「雲霧仁左衛門」前編と後編をいただいた。今回は中井貴一が演じる。山崎努と中井貴一では何となくイメージが違う。はてどちらが?と思ったのでもう一度読み返している。最近の文庫本と違い、とっても小さい字で難儀している。もう一人興味があるのは七化けのお千代である。前回の池上季実子は好かった。あの役はなかなか難しい。誰が演じるのか知らないままにしている。見てのお楽しみである。

 正直なところ雲霧仁左衛門とお千代以外の役者は記憶にないのである。原作を読み返すと話は享保七年(1722年)からはじまっているので鬼平こと長谷川平蔵(1745~1795)の活躍した時代より約50年前のこととなる。そのことも頭に入れながら楽しみたい。
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