今日のスポーツ欄はいつもより時間をかけて読んだ。
巨人の2年連続35回目のリーグ優勝。プロ野球の動向についてはかなり引いた場所から眺めているが、今年の巨人は圧倒的だった。といっても1つ1つの戦いは力でねじ伏せるというものではなく、しぶとく負けないチームという印象が強かった。
ある雑誌に「働きにくかったり、愛想を尽かした上司や先輩」について全国の30歳~59歳の男女の会社員、公務員に尋ねたアンケート結果があった。
1位:言うことや指示がコロコロ変わる 2位:強いものには弱く、弱いものには強い 3位:大事な局面で責任逃れ
4位:感情的で気分屋 5位:失敗を部下のせいにする 6位:上司自身が仕事ができない
7位:部下の手柄を持っていく 8位:部下指導をしない 9位:決断力がない 10位:無責任に部下に丸投げする
私自身の経験と照らし合わせても納得できる。すべてをリーダー、上に立つ者のせいにしてはいけないが、組織、チームで動く以上リーダーの持つ資質は大きい。スポーツの世界では監督の姿がよく見えるのでその視点から見ると得るものが多い。原監督は言動にぶれがないという点で名将だと思っている。
主将である阿部がインタビューの中で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したことによる体調管理の難しさにふれていたがこれは一考を要する。
このことは、高校球界にも言える。同じ紙面に秋季大会の愛媛大会で「済美1回戦敗退」という小さな記事があった。「18Uワールドカップ(台湾)でも活躍した最速157㌔の2年生右腕・安楽が先発したが、右肘痛の影響で球が走らず2回3分の1を4安打4失点で降板した」とあった。試合前から右肘に違和感があったといい「高校野球は甘くないと改めて感じた」という談話が載っていたが、高野連含め指導者の体調管理のずさんさこそが問題である。西条に2-4で敗れ来春のセンバツ出場校決定の参考資料となる四国大会への出場が断たれたわけだが、マスコミに追いかけられる度合が減ったととらえ、じっくり体を治してもらいたい。
『白鵬豪快「呼び戻し」』も目を引いた。「呼び戻し」は別名「仏壇返し」と呼ばれる大技で、幕内では1997年春場所で貴乃花が決めて以来16年ぶりという。初代・若乃花の得意技であった。
私の小・中時代は栃若から柏鵬時代へと移っていく時であった。相撲の盛んな土地柄でもあり小学校にも中学校にも土俵があり全校相撲大会という行事もあった。学校の休み時間や放課後、自然と相撲を取るのが遊びでもあった。背は中ぐらいだが下半身と腕力がめっぽう強いSくんが『呼び戻し』(私たちは「揺り戻し」と言っていた?)を得意としていて、大きな相手と四つに組んだ時、見ている者はワクワクとその瞬間を待ったものだ。投げられる方はたまったものではないが、見ている者はスカッとする大技であった。大きいからできるというものでもなく下半身の強さとタイミングをつかむ勘の良さが必要。幸い私は彼にぶん投げられた記憶はない。見出しを見て懐かしく思い出した。
巨人の2年連続35回目のリーグ優勝。プロ野球の動向についてはかなり引いた場所から眺めているが、今年の巨人は圧倒的だった。といっても1つ1つの戦いは力でねじ伏せるというものではなく、しぶとく負けないチームという印象が強かった。
ある雑誌に「働きにくかったり、愛想を尽かした上司や先輩」について全国の30歳~59歳の男女の会社員、公務員に尋ねたアンケート結果があった。
1位:言うことや指示がコロコロ変わる 2位:強いものには弱く、弱いものには強い 3位:大事な局面で責任逃れ
4位:感情的で気分屋 5位:失敗を部下のせいにする 6位:上司自身が仕事ができない
7位:部下の手柄を持っていく 8位:部下指導をしない 9位:決断力がない 10位:無責任に部下に丸投げする
私自身の経験と照らし合わせても納得できる。すべてをリーダー、上に立つ者のせいにしてはいけないが、組織、チームで動く以上リーダーの持つ資質は大きい。スポーツの世界では監督の姿がよく見えるのでその視点から見ると得るものが多い。原監督は言動にぶれがないという点で名将だと思っている。
主将である阿部がインタビューの中で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したことによる体調管理の難しさにふれていたがこれは一考を要する。
このことは、高校球界にも言える。同じ紙面に秋季大会の愛媛大会で「済美1回戦敗退」という小さな記事があった。「18Uワールドカップ(台湾)でも活躍した最速157㌔の2年生右腕・安楽が先発したが、右肘痛の影響で球が走らず2回3分の1を4安打4失点で降板した」とあった。試合前から右肘に違和感があったといい「高校野球は甘くないと改めて感じた」という談話が載っていたが、高野連含め指導者の体調管理のずさんさこそが問題である。西条に2-4で敗れ来春のセンバツ出場校決定の参考資料となる四国大会への出場が断たれたわけだが、マスコミに追いかけられる度合が減ったととらえ、じっくり体を治してもらいたい。
『白鵬豪快「呼び戻し」』も目を引いた。「呼び戻し」は別名「仏壇返し」と呼ばれる大技で、幕内では1997年春場所で貴乃花が決めて以来16年ぶりという。初代・若乃花の得意技であった。
私の小・中時代は栃若から柏鵬時代へと移っていく時であった。相撲の盛んな土地柄でもあり小学校にも中学校にも土俵があり全校相撲大会という行事もあった。学校の休み時間や放課後、自然と相撲を取るのが遊びでもあった。背は中ぐらいだが下半身と腕力がめっぽう強いSくんが『呼び戻し』(私たちは「揺り戻し」と言っていた?)を得意としていて、大きな相手と四つに組んだ時、見ている者はワクワクとその瞬間を待ったものだ。投げられる方はたまったものではないが、見ている者はスカッとする大技であった。大きいからできるというものでもなく下半身の強さとタイミングをつかむ勘の良さが必要。幸い私は彼にぶん投げられた記憶はない。見出しを見て懐かしく思い出した。