素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『余録日記』25冊貫通する!新たな気持ちで

2014年09月01日 | 日記
 2012年8月3日より『余録』の書き写しを始めた。読めば2分足らずであるが、書いてみると意外と時間がかかる。660字余り一文字2秒平均として22分となる。まして鬱とか襲われる、豪雨などになれば10秒は使う。これらの漢字がまたよく出てくるのである。

 旅行や帰省をした時は書けないのでたまる。それを後日に埋めるのは結構骨が折れる。面白い本と出合った時は『余録』に費やす時間も惜しくなるので4日分ぐらいあっという間に白紙状態になる。落語や演劇、コンサートなどでに出かけた日も大方そうなる。

 それでもその月の内か翌月には時間をやりくりしながら書き残しのないようにしてきた。しかし、去年の6月、7月、8月は旅行、帰省、本との出合い、ランニングなどにエネルギーを使い『余録日記』は空白だらけになった。こうなると書く意欲そのものも減退してしまう。8月は31日のうち28日書けていないという捨て鉢状態であった。これじゃいけないだろうと反省して3ヶ月分はそのままに、9月から心機一転コツコツと始めた。そこからはその月の分はその月の間に埋め合わせ、借金ゼロ状態が維持できた。

 そうなると気になるのがあの3ヶ月分の負債である。以前にも書いたように自己満足に過ぎないが、この3ヶ月分を今年の分とパラレルにこなして借金を完済させようと一念発起した。そのことが自分に欠けていたものを埋めることにもなるのではないかとも思った。

 ラストの8月は「時間はあるものではない、つくるものだ」という言葉を地で行く生活であった。とにもかくにも8月31日に2013年の「関東大震災の様子を知らせたフランス大使ポール・クローデルの外交書簡」をテーマにしたものと今年の「1934年にあった室戸台風をきっかけに気象予報のあり方に反省を迫られ、災害発生の危険を知らせる情報伝達の変遷」をテーマにしたものを書き終えた時はそれなりの充実感を味わえた。

   書き始めて25冊、トンネルが貫通した気分である。今日からはゆとりある気分で『余録』と付き合うことができる。3年連用日記のように時々読み返してみるのも面白い。
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