素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「100年足腰」(巽 一郎著:サンマーク出版)

2022年10月01日 | 日記
 10月に入った。昨日、ジムで風呂上りに体重計に乗ると74.8kg。9月の目標は75kgだったので帳尻合わせができた。今からは気温も下がってくるので外での運動量も増えるので、ケガや病気さえなければこの状態を維持できるのではと思っている。

 私の抱えている爆弾は「膝周り」である。形を変えてここに違和感を覚えることが繰り返されてきた。「膝痛」に関する本は何冊か読み、それらを参考に自分なりに取り組んできた。その経験から「短期間に解決する魔法はない」ということはよくわかっている。

 ただ、自分の考えている事、実践していることが正しい方向なのかどうかのチェックは常に必要だと思っている。ちょうど良いタイミングで新聞の広告欄でサンマーク出版の「100年足腰」が目にとまった。著者の巽一郎医師は、2年ほど前に購入した「ひざ痛 自力でよくなる!ひざの名医が教える 最新1分体操大全」(文響社)の4人の解説者の中の一人である。9章ある中で7章、8章と限られたスペースでの解説だった。それでもずい分ヒントをもらったので「100年足腰」は読む価値があるだろうと取り寄せた。

 膝に悩みを抱える多くの患者さんと向き合ってきた経験からの話は分かりやすく納得できるものである。

 大切なことは、痛みという「結果」だけを見ることから、痛みの「原因」に目をむける。ということだと説く。

 そして、暮らしの中で、「姿勢を正しくすること」「からだを正しく使うこと」を意識して動けばよい。人としての本来あるべき暮らしをしていれば、必要な筋力は保たれる。とアドバイスする。

 しかし、さまざまな生活様式の変化によって、本来あるべき姿で生きる、ということがむずかしくなっている現実がある。ひざの痛みが起る原因についての説明も科学的かつ具体的でわかりやすい。その痛みの「原因」に働きかける体操を8つ提唱している。

 年齢を重ねたら特に意識したい筋肉は「内転筋」「大腿四頭筋」「腹筋」「骨盤底筋群」の4つ。これらに効果的に働きかける「姿勢」「歩き方」「体操」がていねいに解説されている。

 ①たつみ式・正しい立ち方⇒ニワトリ歩き脱却!
 ➁たつみ式・うちもも歩き⇒O脚改善!
 ➂足指にぎり⇒大腿四頭筋が復活!
 ④壁背伸び体操⇒腹筋・骨盤底筋群が復活!
 ⑤CS体操⇒脊椎を元の自然なカーブに戻す! 腰痛・肩こり・猫背を解消する!
 ⑥足振り子体操⇒損傷した軟骨を再生する! ひざの痛みを減らす!
 ⑦多裂筋体操⇒インナーマッスルを復活させる! 肩こり改善・姿勢維持!
 ⑧足指ほぐし⇒大地をしっかり踏みしめる感覚を取り戻す! 転倒防止!

 どれもシンプルで難しくない。継続すること肝心だと思う。今までにも取り組んできたものもあるが、もう一度筋肉を何となく使うのではなく、意識して使っていくことにする。

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