素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

市内の小学校一斉に運動会

2022年10月02日 | 日記
 好天に恵まれての運動会となった。家周りの外仕事をしていると、運動会の開会式の放送が2方向から聞こえてくる。左手は旭小学校、右手は妙見坂小学校のものだ。日中は29℃ぐらいまで気温が上がるみたいなので熱中症にならないように気を配っていることが伝わってくる。コロナ対策もあるので運営は大変だろう。

 私が現役だった頃は、雨だけが心配の種だった。秋の長雨という言葉もあるぐらい、9月から10月上旬にかけては雨が多い。全体での練習時間がほとんどとれずぶっつけ本番に近い形でおこなったり、前日までの雨で水が溜まっているグランドを早朝から雑巾やスポンジで水を取ったり、あと少しというところで降りだし雨中の泥んこリレーを強行したり、などなど雨にまつわる思い出は多い。

 自然と妻と自分たちの小学校時代の運動会の話題になった。娯楽の少ない時代、今と違って町を挙げてのイベントというのは同じだった。私の小学校では、消防団、青年団、教職員などがチームを作り職域対抗リレーが行なわれ大いに盛り上がった。ただ一つ、不思議なイベントが仮装行列だった。6年生の時、担任の鶴の一声で男子が家にある着物を着ての行列。当時も歩きながら「これはいったい何なのだ!」と腑に落ちず、いまだに記憶に残る。担任は上機嫌で白黒が主流の時代に、張り切ってカラー写真を撮りみんなにプレゼントしてくれた。後ろから2番目が私。前二人のうつむいた姿がみんなの気持ちを代弁している。



 余談であるが、この後リレー競技の写真を撮るためのベストアングルを求めて遊具の上に登って撮影していたが、撮るのに夢中になりバランスを崩して転落。足を骨折してしまった。私は走者として目の前で落ちる瞬間を目撃した。いまだに脳裏に残っている。翌日から松葉づえでの授業となった。

 今は、運動会のBGMに近隣から苦情がくるという。かなり抑え気味の放送を聞きながら昔を懐かしんだ。

 
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