素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

金木犀の匂いで秋を感じる

2022年10月19日 | 日記
 先日、知人が自分の庭に咲くコスモスを持って来てくれた。早速花びんに入れて飾る。周囲がパッと明るくなった。改めて秋を感じる。


 コスモスの花が視覚からの秋ならば嗅覚からは金木犀の匂い。先週の季節外れの暖かさで一気に花開いた感じで道行くほうぼうで甘い香りが鼻をくすぐる。
   かつては、「トイレの芳香剤の匂い」という汚名を着せられたこともあったが、今では秋を感じさせる芳香としての地位に復帰している。

 金木犀は、春のジンチョウゲ、初夏のクチナシとともに、強い香りを放つ「三大芳香花」である。中国では「九里離れた場所まで漂う」という意味で「九里香(キュウリコウ)」と言われている。日本では一里は約4kmだが中国では約400~500mなのでおおよそ3600m~4500mとなる。それでも大層な表現だ。ちなみにジンチョウゲは「七里香」なので、香りの強さは金木犀に軍配が上がる。
コメント
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