新市長のもとで10月議会が始まる

　令和4年第3回定例議会で山本市長が所信を表明があった。本会議はネット中継されていることを知り、「交野市議会」のホームページから【議会中継】で見ることができた。


　５つの重点施策を柱に、堂々とした所信表明であった。同じ日の国会、次元は違うが岸田さんの相変わらずの伝わってこない所信表明とつい比べてしまう。岸田さんのは慣用句が多く、自分の言葉になっていないのが致命的だと感じた。

　「今般、私はとりわけ、ゆうゆうバスの廃止は困ると声を上げ約１万筆にも上る署名を集めたものの、ゆうゆうバスの廃止が強行され、不安や不便さを感じている市民の皆様そしてプールが敷地内にない運動場がせまい等施設一体型小中一貫校の建設に疑問を持ちその建設の是非を問う住民投票条例の制定に賛同し、署名・捺印したにもかかわらず、住民投票を実施してもらえず無念の思いを抱いた市民の皆様の強いご支援を頂戴し、令和４年９月１８日からの４年間、交野市の市政の舵取を担います。そして、それら市民の皆様の願いが通じた結果であることを決して忘れることなく、片時も忘れることなく、己を律し、謙虚に市政運営にあたることを約束いたします。

　私は、「みんなでつくるみんなの交野」と強く訴えて参りました。ゆうゆうバスの廃止、施設一体型小中一貫校の建設、についても市民の声を聞く市政に変えるというものです。説明会、パブリックコメント、場合によっては、住民投票の実施等、により、丁寧に市民の皆様の声を聞く市政を実現いたします。住民投票については、自治基本条例を制定することで、住民投票の位置づけについて、明確化を図ります。そして、私を含む時の権力者の暴走を防ぐ機能を持たせ、時の権力者の暴走により、市民が多額の負債を負わされたり、必要な住民サービスが切り捨てられたり、ハコモノ建設が進められたり、そういったことが二度と起きないようにいたします。

　私は「便利な交野コミュニティーバス」 「市役所は移転せず耐震化」 「小中一貫校でなく小中別に整備」 「水道料金の１３％値上げ凍結」 「財政健全化」 大きく５つの公約を掲げましたので、それらを重点施策といたしました。」

　これらを実現させるためには、高いハードルがいくつも待ち受けている。久々に筋書きのないドラマに遭遇した。ネット中継も活用して注視していこう。