shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

カモを観に諏訪湖へ行ってきた(前編)

2022-03-13 23:25:31 | 
本日、カモを観るため諏訪湖へ行ってきた。
先ずご覧いただきたいのは、1月にJAL機から撮った諏訪盆地の写真である。諏訪盆地の大部分が写っていて、白いところが諏訪湖である。
上空から見ると実に小さく見えるが、実際に行ってみるとすごく大きい。面積が12.81㎢(Wikipedia)ある。栃木県の中禅寺湖や千葉県の印旛沼より大きいのである。


とても全部を歩いては回れないので、車で一周して、所々を歩くことにした。図の赤線部分が実際に歩いたところである。


およそ1400枚撮影した中で、前編でカモ類などの水鳥を、後編でその他の鳥をご覧いただきたいと思う。

カモ科の鳥
■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
ヒドリガモはまったく珍しいカモではない。しかし諏訪湖のヒドリガモは人を恐れない。これは初めての経験だった。
遊歩道を横切るヒドリガモ。


芝生広場で新芽を食べるヒドリガモ。手前は♀の幼鳥のように見える。






■カワアイサ
Common Merganser

カモ目カモ科ウミアイサ属
Mergus merganser
川秋沙/L65cm
カワアイサは諏訪湖畔公園の近くで観られた。こちらが♂。






こちらが♀。ボサボサした冠羽はカワアイサ♀の特徴の一つ。




番のようだった。


■ミコアイサ
Smew

カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm
ミコアイサは釜口水門の近くで観られた。こちらが♂。


こちらが♀。


遠くで上手く撮れなかったが、番も観られた。




■ホシハジロ
Common pochard

カモ目カモ科
Aythya ferina
星羽白/L45cm
西岸の漁港近くで観られた浮寝鳥。


■キンクロハジロ
Tufted duck

カモ目カモ科
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm
西岸の漁港の近くに初めは1羽だけポツント居た。後でまた見たら♀もそばに居た。


■カモの雑種
カモには雑種が多い。他の鳥類の場合多くは生殖能力がなく、1世代限りの雑種であるが、カモでは生殖能力を有するものも少なくない。
諏訪湖ではマガモとカルガモの雑種が多く観られ、これらはマルガモと呼ばれている。
マガモ×カルガモの♂。


♂2羽は雑種のように見えた。もう一羽はカルガモのように見えた。


この♀はきれいだが、恐らく雑種だと思う。




1枚写真を追加した。カモは水中で交尾すると聞いたことがある。本当なのか?


◇カモ科以外の水辺の鳥
■カンムリカイツブリ
Great Crested Grebe

カイツブリ目カイツブリ科
Podiceps cristatus
冠鳰/L56cm
遠くにいたので、上手く撮れなかった。


■カイツブリ
Little grebe

カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm
もともと小さな鳥で、しかも遠くにいたため上手く撮れなかった。


■オオバン
Eurasian coot

ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm




■ダイサギ
Great Egret

ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm






■カワウ
Great Cormorant

カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
婚姻色が観られたものとそうでないものが混在していた。




◇風景
・恐らく諏訪湖で一番大きな白鳥。その名も「すわん」。船内は禁煙でしょう。


・諏訪湖岸公園からヨットバーバー付近に続く道。


・ヨットハーバーから諏訪湖畔公園を望む。


・釜口水門。


カモを観に諏訪湖へ行ってきた(後編)に続く。

2022/03/13
コメント (12)
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お花がいっぱい、みかも山公園 - 栃木県岩舟町

2022-03-13 06:30:00 | 山行・旅行
3月11日、みかも山公園の野草の園でフクジュソウ、ユキワリソウ、アズマイチゲが見頃となり、見に出かけてきた。
1月中旬、2月上旬に続き、今年3回目の訪問となった。

◇園内で観られた主な野草
■フクジュソウ(福寿草、キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草)
野草の園以外の山域でも観られた。






■アズマイチゲ(東一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)
野草の園以外の山域でも複数観られた。






■セツブンソウ(節分草、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草)
野草の園ではすでに花が終わっていたが、山域で観られた。2月に観た時から、ずいぶん茎が伸びていた。


ユキワリソウ(雪割草、サクラソウ科サクラソウ属の多年草)
ミスミソウまたはオオミスミソウ(三角草または大三角草、キンポウゲ科スハマソウ属)
野草の園でピンク、青、白の品種が咲いていた。定植したものと思われる。名板にはユキワリソウと表示されていた。
白色の花は、明らかに青紫色、淡紅色の花より大きかった。
(コメント欄にある通り、間違いをkeitannさんからご指摘いただき、修正しました。)




■ザゼンソウ(座禅草、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草)
湿性自然植物園の沢に20株程度が群生していた。すぐ近くでドングリが芽吹いていた(一番下の写真)。










■カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属の多年草)
かたくりの園ではまだ全く咲いていなかった。野草の園で3株が咲いていた。




◇園内の様子
・野草の園 手摺り(柵)のある木道から野草を観察できる。野草まで距離があるので、鳥撮り用の望遠レンズを多用した。


・中山山頂 三毳山(みかもやま)の最高峰は青竜ヶ岳で標高229m。中山はそれに次ぐピークで標高210m。
万葉集には「しもつけの みかものやまの こならのす まくはしころは たかけかもたむ」という歌が載っている。
その意味は「こならの木の葉のような、みずみずしく麗しい娘は、誰の妻になるのだろうか」とのこと。
下野(しもつけ)は今の栃木県。三毳山には、コナラ、クヌギなどのドングリが生る樹がたくさんある。


・かたくりの園 この斜面一面にカタクリが咲き乱れる。




◇園内で観られた野鳥
■ミソサザイ
Eurasian Wren

スズメ目ミソサザイ科
Troglodytes troglodytes
鷦鷯/L11cm










■エナガ
Long-tailed tit

スズメ目エナガ科
Aegithalos caudatus
柄長/L14cm


■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科
Parus minor
四十雀/L15cm


■シロハラ
Pale Thrush

スズメ目ヒタキ科
Thrdus pallidus
白腹/L25cm


その他、森の中でヒヨドリを、園内の池でカルガモを観た。



2022/03/11
コメント (19)
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