ご存知の通り、「春眠暁を覚えず」とは、「春はよく眠れるから、夜が明けたのに気づかず寝過ごしてしまう」という意味です。
でもよく考えてみると、これはおかしい!
なぜなら、冬至の頃に比べると、春の日の出の時刻は1時間以上早くなっているのです。
ですから、朝寝坊などせずに、冬と同じ時刻に目覚めた場合でも、夜が明けたのに気づかないのは当然です。
夏になると、さらに夜が明ける前に目覚めるなんて難しいですよ。「夏眠さらに暁を覚えず」となるはずです。
さて、くだらない前置きは置いといて、チューリップの朝寝坊の話です。
チューリップの球根は、植えつけたあと一定期間低温にあわないと、芽が出なかったり、芽は出ても開花に至らないことがあります。
これは休眠という性質があるためです。チューリップの球根は、一定期間、低温を経験することで開花が促されます(これを休眠打破といいます)。
もともと休眠は、秋や冬に植物が発芽や開花しないための防衛策です。秋や冬に開花してしまったら、困るからです。
そこで、一旦寒い冬を経験して、そこで初めて花芽が育つことができるスイッチがオンになるのです。
暖地でチューリップを育てると、寒さによるスイッチが入らず、ずっと朝寝坊のままになってしまうことがあります。
我が家では、チューリップの球根は植え付ける前に冷蔵庫で保管します。こうすることで確実に休眠打破ができます。

こちらもあと数日で開花するでしょう。

来週になると、花壇の賑わいが増しそうです。

北海道ではこの時期でも大雪だというのに、なんだか申し訳ない春の寝ぼけたお話でした。

2022/03/19
でもよく考えてみると、これはおかしい!
なぜなら、冬至の頃に比べると、春の日の出の時刻は1時間以上早くなっているのです。
ですから、朝寝坊などせずに、冬と同じ時刻に目覚めた場合でも、夜が明けたのに気づかないのは当然です。
夏になると、さらに夜が明ける前に目覚めるなんて難しいですよ。「夏眠さらに暁を覚えず」となるはずです。
さて、くだらない前置きは置いといて、チューリップの朝寝坊の話です。
チューリップの球根は、植えつけたあと一定期間低温にあわないと、芽が出なかったり、芽は出ても開花に至らないことがあります。
これは休眠という性質があるためです。チューリップの球根は、一定期間、低温を経験することで開花が促されます(これを休眠打破といいます)。
もともと休眠は、秋や冬に植物が発芽や開花しないための防衛策です。秋や冬に開花してしまったら、困るからです。
そこで、一旦寒い冬を経験して、そこで初めて花芽が育つことができるスイッチがオンになるのです。
暖地でチューリップを育てると、寒さによるスイッチが入らず、ずっと朝寝坊のままになってしまうことがあります。
我が家では、チューリップの球根は植え付ける前に冷蔵庫で保管します。こうすることで確実に休眠打破ができます。

こちらもあと数日で開花するでしょう。

来週になると、花壇の賑わいが増しそうです。

北海道ではこの時期でも大雪だというのに、なんだか申し訳ない春の寝ぼけたお話でした。

2022/03/19