「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

辟易します「悪の教典 上・下」by貴志祐介

2015年02月21日 | 小説レビュー
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。
しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。「BOOK」データベースより


娘が持っている小説の中で(BOOK・OFFでチョコチョコ買ってるみたいです) 、何冊か借りて読ませてもらってます。

長女いわく「怖くて途中で読むのやめた」とのこと。

まぁ、上巻は一気に読ませてくれる作者の筆力に舌を巻きます。色々な伏線を張り巡らし「さぁ!下巻でどうしてくれるん?」と、期待せずにはいられません!

しかし・・・、
注)以下ネタバレの危険あり!

下巻に入ると、主人公にとっては予想外というか、ちょっとしたアクシデントから、大変な事態に急展開していきます。

一度狂った歯車を何とか修正しようと試みますが、もう殺して殺して殺しまくりの展開に辟易しますΣ(´□`;)

しかし、「何とか(^_^;)」ストーリーを破綻させることなく、エンディングまで持っていった筆者の根性に拍手を送ります!

★★☆2.5です。