~化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。
ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。
人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。
ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。
噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。「BOOK」データベースより
相変わらず、湊かなえさんの書き方は上手いですよね。
この物語は、ある美人OLが惨殺され焼死体で発見されるところからスタートします。
そして、その同僚OLの所在が不明なため「きっと、あの人が殺したんだ!?」と、周りのみんなが疑い始めます。
その関係者達に、週刊誌の記者がインタビューをしていく・・・。
とてもオモシロイ組み立て方がされていて、色んな形でどんでん返しが用意されており、楽しめます。
まぁ自分もそうですが、自分の主観で勝手に他人の性格を「あの人はこんな人や」とか、周りの誰かが言っていた「あの人は、◯◯らしいよ」ということをまるで自分が直接見てきたかのように別の人に話すことがあります。
この物語は、そういう人達が、ある一面から見た主観だけで、いい加減に物事を捉え、それが全てであるかのように語ってしまう恐ろしさ、愚かさを表しています。
自分自身にも言えることなので、戒めたいと思います。
物事のプロットは相変わらず「湊かなえ流」でスラスラと読めますし、とても考えさせられる部分も多いので・・・、
★★★3つですね。
ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。
人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。
ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。
噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。「BOOK」データベースより
相変わらず、湊かなえさんの書き方は上手いですよね。
この物語は、ある美人OLが惨殺され焼死体で発見されるところからスタートします。
そして、その同僚OLの所在が不明なため「きっと、あの人が殺したんだ!?」と、周りのみんなが疑い始めます。
その関係者達に、週刊誌の記者がインタビューをしていく・・・。
とてもオモシロイ組み立て方がされていて、色んな形でどんでん返しが用意されており、楽しめます。
まぁ自分もそうですが、自分の主観で勝手に他人の性格を「あの人はこんな人や」とか、周りの誰かが言っていた「あの人は、◯◯らしいよ」ということをまるで自分が直接見てきたかのように別の人に話すことがあります。
この物語は、そういう人達が、ある一面から見た主観だけで、いい加減に物事を捉え、それが全てであるかのように語ってしまう恐ろしさ、愚かさを表しています。
自分自身にも言えることなので、戒めたいと思います。
物事のプロットは相変わらず「湊かなえ流」でスラスラと読めますし、とても考えさせられる部分も多いので・・・、
★★★3つですね。