~捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない……。古都の深い面影、移ろう四季の景物の中に由緒ある史蹟のかずかずを織り込み、流麗な筆致で描く美しい長編小説。(「BOOK」データベースより)
う〜ん、川端康成は初読やったんですが、松雪泰子主演で映画化されるので、「とりあえず京都人としては読んでおかなければ!」と思い、手に取りました。
まぁ、戦後の京都の呉服業界と林業界に暮らす娘達の「涙あり、恋あり、家族愛あり」のお話です。
はっきり言って、盛り上がりゼロで、「淡々と」というよりは、「悶々と」物語が進みます。
花見や祇園祭などのお話も出てきますが、全体的に「暗く、重く、寒く・・・」のしかかってくる様な小説でした。
京都の歳時記や伝統文化が良く登場しますので、京都好きの人なら読んでいて楽しいと思いますが・・・。
★★2です。
う〜ん、川端康成は初読やったんですが、松雪泰子主演で映画化されるので、「とりあえず京都人としては読んでおかなければ!」と思い、手に取りました。
まぁ、戦後の京都の呉服業界と林業界に暮らす娘達の「涙あり、恋あり、家族愛あり」のお話です。
はっきり言って、盛り上がりゼロで、「淡々と」というよりは、「悶々と」物語が進みます。
花見や祇園祭などのお話も出てきますが、全体的に「暗く、重く、寒く・・・」のしかかってくる様な小説でした。
京都の歳時記や伝統文化が良く登場しますので、京都好きの人なら読んでいて楽しいと思いますが・・・。
★★2です。