「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

切ない・・でも笑いあり『告白』町田康

2017年09月10日 | 小説レビュー
〜人はなぜ人を殺すのか―。
河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。
第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。「BOOK」データベースより


町田康作品初読です。まぁ、こんなに小説で笑ったのは初めてかも?

この物語は、明治時代に実際に起こった大量殺人事件に基づいて描かれています。

主人公の城戸熊太郎は、大量殺人事件の主犯なんですが、幼い頃から、同じ郷里出身の「楠木正成の生まれ変わりや!」と信じるオモロイ少年でした。

しかし、同じ村の悪ガキどもとの遊びの中や、大人等から、何とも言えぬ距離感、疎外感を覚えながら育ちます。

そんな生い立ちの中で、熊太郎は決定的な事件を起こしてしまいます。

その事件を起こしてしまった(と思い込んでいただけ?)ことによって、後々の人生が、とんでもない方向に転がっていきます。

熊太郎は、とても思弁的(経験によらず,思考や論理にのみ基づいているさま)な男です。

ある出来事が起こると、熊太郎の頭の中で、考えが「グルグル〜グルグル〜」と回って、「沸々沸々・・・」と沸き上がってきて、その思いを上手く言葉や行動にすることができないんですね。

そして、ある時は、人から自分がどのように見られているかが、人一倍気になって、エエ格好しいの振る舞いをしてしまい、かえって事態を悪くしたりしてしまいます。

ホンマに不器用で不細工で綻びだらけの人生です。

そんな熊太郎の人生は、悪い方悪い方に・・・、下に下に・・・、底やと思ったら、まだ底があった・・・、みたいな下り坂の人生です。

でも、そんな熊太郎にも救いがあって、生涯の相棒となる弥五郎との出会いや、心から欲した女性・縫との結婚など、どうしようもない熊太郎の人生に光が射すときがありました。

小説全般にわたって、独特の河内弁が満載で、話す言葉や人の振る舞いに、軽妙な雰囲気が溢れています。河内弁のテンポのよさと、しょうもないやりとりや仕草に思わず「プッ」と吹き出します。

特に野犬に襲われるところ、牛を養生講に連れていくところ、奈良の大仏殿前の鹿たち・・・。
熊太郎と動物達との触れ合いの場面では声を出して笑いました( ^∀^)

熊太郎は、決して悪人ではなく、むしろ善人であります。
でも、周りにいる、姑息な狐や古狸のような悪人に騙され、罵られ、侮られ、屈辱にまみれてしまいます。

最後には、最愛の妻・縫にさえも裏切られ、ボロボロになって、行き場、生き場を失ってしまった熊太郎は、とうとう重大な決断をしてしまいます。

「殺す殺す殺す殺す殺す!」

5月25日、楠木正成の命日に、相棒の弥五郎と凶行におよび、10人の命を奪って、そして金剛山中に籠ります。

弥五郎との逃亡生活の中で、熊太郎は、またぞろ、自己批判、自己反省を繰り返し、自分自身を呪ってしまい、悶々と負のスパイラルに陥り、最後には「あかんかった」と一言呟いて自害してしまいます。

この「あかんかった」の一言に熊太郎の36年の人生が集約されており、「足掻いて、抗って、もがいて、苦しんで・・・何度も何度も、『真っ当な道を歩こう・・・、人生をやり直そう・・・、』としてきたけれども、結局、最後の最期まで『あかんかった』んや俺は」という虚しさが、涙を誘います。

世の中に、他人から理不尽な扱いを受けて、結果として理不尽な凶行におよんでしまったという事件は数えきれないほど溢れています。

熊太郎の起こした事件は裁かれるべき残忍な凶悪殺人事件ですが、熊太郎の胸の内を思うと、ある意味では熊太郎も被害者なのかも知れません。

いずれにしても、680ページにわたる長編小説を飽きることなく読ませる町田氏の筆力と巧みな河内弁の使い方には感服しました。

★★★★4つです。

面白みなし『猟銃/闘牛』by井上靖

2017年09月09日 | 小説レビュー
~ひとりの男の十三年間にわたる不倫の恋を、妻・愛人・愛人の娘の三通の手紙によって浮彫りにした恋愛心理小説『猟銃』。
社運を賭した闘牛大会の実現に奔走する中年の新聞記者の情熱と、その行動の裏側にひそむ孤独な心情を、敗戦直後の混乱した世相のなかに描く芥川賞受賞作の『闘牛』。
無名だった著者の名を一躍高からしめた初期の代表作2編の他『比良のシャクナゲ』を収録。
「BOOK」データベースより

ある意味では井上靖氏が作家として世に出た作品である「猟銃/闘牛/比良のシャクナゲ」が収録されている短編集です。僕は井上靖氏のことを名前ぐらいしか知らなかったのですが・・・。
「井上靖」 1907‐1991。旭川市生れ。京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。’51年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。「天平の甍」での芸術選奨(’57年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(’69年)、「孔子」での野間文芸賞(’89年)など受賞作多数。’76年文化勲章を受章した。

さて、内容ですが、短編集で、しかも「闘牛」は芥川賞受賞作とのことなので、一つずつバラしてレビューします。

『猟銃』ですが、登場人物は非常に少ないです。
(→は、愛している方向)
みどり(三杉の妻であり彩子の従姉妹)→三杉(みどりの夫)→彩子(門田の元妻であり三杉の愛人)→門田(彩子の元夫)・・・薔子(門田と愛人の間に出来た娘)

彩子は病院の院長である門田の妻でしたが、ある日突然、門田の愛人を名乗る女が訪れ、「門田との間に出来た娘(薔子) 三杉と彩子は、十三年間にわたり不倫関係にありましたが、遺書と日記を残して彩子が自殺。

二人が不倫関係にあったことを、三杉の妻・みどりも不倫当初から知っており、娘の薔子も遺書と日記によって知ることとなりました。

その女性たち三人が、三杉に手紙を送ります。三通の手紙の内容は、「私は◯◯だったのです・・・」と、三杉に秘密を暴露します。

三人が三人とも、「誰にも言えなかった秘密」であったはずの真実を実は三杉自身が全て知っていたというか察していたというか・・・。

とても孤独な寂しい物語でした。 最後に、この物語のテーマですが『あなたは愛することを望みますか?愛されることを望みますか?』
さて、どちらが幸せなのでしょうか?


『闘牛』ですが、芥川賞をとった作品なのですが、一言で言えば「それほどでも」という感じです。

大方の予想通り、大興行は失敗に終わるのですが、登場人物との絡みも全て中途半端に終わりますし、個性がありません。

興行が失敗に終わり、「んで、どうなったんよ?」と、モヤモヤした気持ちで読み終えました。

作中の天候のように、どんよりと暗く、寒く・・・、何ともスッキリしない終わり方です。

ましてや、『比良のシャククナゲ』なんて、全くもって無味乾燥で、感想の書きようもありません。

解説を読んでみても、「ふ〜ん」という感じです。

3つの物語に共通しているのは、『孤独感』です。とても寂しい小説でした。

せめてもの救いは『猟銃』が、それなりに面白かったということで、
★★★3つです。

やはり旨い!「一幸舎」

2017年09月08日 | ラーメン
京都駅ビルで仕事だった帰りに、ちょうど昼時やったんで、拉麺小路に行くことにしました。

僕が通っていた頃から比べると、お店は半分くらい入れ替わっていましたが、博多ラーメンの名店「一幸舎」は健在で、迷わず入りました!

お値打ちセットという、ラーメンと明太子ごはん、唐揚げ付きで1250円は、少々高めでしたが、納得の美味しさでした。

店内に掲げてある看板を見てみると、世界中に出店しているにも関わらず、日本では、地元の福岡に数店あって、その他の県には、京都が唯一でした。

これは値打ちありますね!京都で博多ラーメンを食べるのなら、是非とも駅ビルの「一幸舎」をオススメしますよ!

素晴らしい!しかし表紙が(T_T)「リアル・シンデレラ」by姫野カオルコ

2017年09月05日 | 小説レビュー
~童話「シンデレラ」について調べていたのを機にライターの“私”は、長野県諏訪市に生れ育った倉島泉について、親族や友人に取材をしてゆくことになる。
両親に溺愛される妹の陰で理不尽なほどの扱いを受けていた少女時代、地元名家の御曹司との縁談、等々。
取材するうち、リッチで幸せとは何かを、“私”が問われるようになるドキュメンタリータッチのファンタジー。「BOOK」データベースより


久しぶりに清々しい読後感の小説に出会いました。姫野カオルコさんという作家さんの作品を読んだのは初めてですが、とても評判が高かったので図書館で借りてきました。しかし、この表紙だけはダメでしょう・・・(^_^;)
ポール・デルヴォーというベルギーの画家さんの作品で「クリジス」というタイトルだそうですが・・・。

年頃の娘を持つ父親としては、本の置き場にも困りますし、間違って娘が表紙を見たりしたひ日にゃ~「お父さん!なんかエロい本読んでる(ToT)/~~~」ってなること間違いなしでしょ!

通勤電車の中で読んでいても、「このオッサン、なんちゅう本読んでんねん(-_-;)」って思われますよね。なので、昨晩遅くまで読み続けたんですが、どうしても睡魔には勝てず、10ページほどを残して布団に入りました。

エンディングを予想するにあたり、「通勤電車の中で読みきってしまったら、もし涙が・・・」とも思ったので、出勤前に一気に読みきりました。(お蔭で遅刻しそうになりました(*_*;))

しょうもない前フリはさておき、ストーリーは本当に素晴らしいです。伏線回収率も素晴らしいです。文章も読みやすく、読後感も爽やかです!「リアル・シンデレラ」というよりも「リアル・ブッダ」でしょう!ヒロイン「泉(せん)ちゃん」は、まさに聖人君子です。

小さな編集プロダクションの社長である矢作は、小さい頃から「童話シンデレラ」のストーリーに疑問を持っていた・・・。
「継母と連れ子である姉たちに徹底的に苛められ、ひどい扱いを受けているが、結局その価値観は、シンデレラも継母・姉たちも同じである。」、「虐げられてきた自分が、魔法の力を借りて、王子様のお嫁さんになり、今までひどい仕打ちをしてきた継母たちを見返して、ある意味では復讐を遂げるというお話では、何とも言えない違和感を感じる。」と。

「シンデレラの人生が女性の成功の代表例みたいになっているというか・・・」、「幸せの象徴になっているというか・・・」、「幸せっていうか美しいっていうか、善きことっていうか・・・そういうのって、『泉ちゃん』みたいな人生だと思うんだよな・・・」と、編集長の旧い知り合いの「倉島泉」の人生を長編ドキュメンタリーで書き上げて欲しいと、社員に依頼します。

そして、長い年月をかけて、長野県の諏訪市や松本市、塩尻、そして東京を回って、身体の弱かった妹ばかりを可愛がった両親や、親戚、高校の同級生、諏訪の大領主様、「泉ちゃん」の友人、その同僚、料理旅館の従業員等々・・・、いろんな関係者にインタビューをしていきます。

登場人物が20人ほどいるので、その関係性を一度で理解できないのですが、編集者の女性の主観で整理する文章が入ったり、家系図や相関図のようなもの、そして旅館「たから」の図面などが所々に挿入されていて、大変わかりやすく、読みやすかったです。

いろんな立場で「泉ちゃん」と関わり、そして感じた「泉ちゃん」の人となりが朧気に、少しずつ浮かび上がってきますが、それは、その人の主観であり、また自分に都合よく形成された記憶に基づいて話している内容なので、微妙にズレがあります。

「泉ちゃん」の人となりについても、閉塞的な長野の人たちが抱く「泉ちゃん」=愚鈍、無愛想、不細工、出来が悪い・・・。と、都会で暮らしている東京の人たちが抱く「泉ちゃん」=健康的、べっぴんさん、溌剌、いつも楽しそう・・・。と、イメージが真逆なことに驚かされます。

これは見る人の心の問題だと思います。世の中に悪いところがない人なんていませんよね。

「いいとこメガネ」というCMがありましたが、人を評する時に、「あの人のココが悪い、嫌い」というところばかり見ていると悪い人物になり、「ここが素晴らしい、美しい」と良いところに主眼を置くと良い人物になります。

「泉ちゃん」のイメージが二通りある謎を解く鍵は、小学6年生の時にありました・・・。

ある意味では、とても不遇で暗い幼少期を過ごした泉ちゃんでしたが、それなりに頑張って生きていました。
ところが、「泉ちゃん」のことを唯一といってもいいほど可愛がってくれた叔父さんの洋一さんが、「泉ちゃん」と会った直後に、突然死してしまい、兄のことが大好きだった母親の登代は半狂乱になって「泉ちゃん」をなじります。唯一の拠り所を無くしてしまい、出口のない暗闇に落ちていきそうになった「泉ちゃん」を救ってくれたのは、「テン(イタチ科の動物)」のような不思議な風貌をした旅館の客人の言葉でした。

※原文はとても摩訶不思議な文章なので、わかりやすく変換しますね。

「あなたの周りの人は感じが悪い。うじうじしてる。あなたもうじうじしている。それは短所。ある人間には、ある人間の短所ばかりが目に入ることがある。するとその人間はその人間を見るといやな気分になる。みな同じ。
この世に生を受けたものは、みな同じ。偉い人も偉くない人も誰が死んでも世の中は困らない。これはあまねく平等。あなたは自分だけは例外に、死ぬと困られたいと嘆くのか?
その人がこの世からいなくなると、その周りの人々が困るから生きているのではない。その人の人生を生きているだけのこと。
あなたは、これから中学生なる。中学生なったら小学生ほど一週間を長く感じなくなる。高校生なったら中学生ほど一学期を長く感じなくなる。なにゆえ生きてるのか?大人になることは、ものすごく早いことだ。人生とは、とても短い時間であることを理解することだ。死はすぐそこにあるのだから、あわてて死ぬことはない。
もちろんあなただけではない。生きている人の、誰しも例外なく、すぐそこある死に向かっているから、怖がらなくてもよい。生きている間は生きている時間を楽しく過ごすことだ。
あなたは、あなたではない人の靴を履いてはいけない。あなたはあなたの靴で、生きている間は歩きなさい。そうすれば、幸せに過ごせる。幸せな人のそばいる人は嫌な気分ならない。」
と・・・。

この箇所を読んで少し涙がこみ上げてきました(T_T)

そして、その客人は、3つの願い事を叶えてくれると言ったそうで、「泉ちゃん」は一生懸命考えて3つのお願い事をしました。
1、妹が元気になりますように
2、大きくなったらお母さんとお父さんと離れて暮らせますように
3、・・・

この3つめが、この物語の根幹を成す部分なんですよね。この3つめの願いは、最後の最後まで明かされないのですが、美しい心を持った男性の言葉を借りて、この世に放たれます・・・。

3、自分の周りにいる自分じゃない人にいいことがあったら、自分もうれしくなれるようにしてください

他人の幸運がわがことのように感じられるよう、他人の幸せをわがことのように喜べるよう、「泉ちゃん」は願ったのである。
「えへへ。我ながら名案だったずら。他の人のラッキーポイントも自分のポイントカードに加算されるずら」と、「泉ちゃん」はニッコリ笑って言ったのでした。

そして、それからの泉ちゃんの人生は、周りの人から、どのように映ろうとも、泉ちゃん自身はとても幸せで満たされていたのだと思います。

挿入歌というか歌詞が載っている歌がまた良いんです。

ART GARFUNKEL(アート・ガーファンクル)MARY WAS AN ONLY CHILD(ひとりぼっちのメリー)

♪メリーは一人ぼっちだった
 彼女を抱きしめる人も、微笑みかける人もいなかった
 トレーラーハウスで生まれ、惨めで貧しい日々を送っていたんだ
 彼女の人生の輝きは、安物雑貨屋に並ぶ宝石のようだった

 メリーには友達もいなかった
 壁に貼ったスターの写真だけが彼女の友
 彼らの目は、彼女のほうに向いているだけで、
 見つめてはいなかった
 雑貨屋に並んだ安っぽい宝石など・・・

 夜空に輝く無数の星たち
 それらはみんな等しく輝いている
 そこに神の姿を見出すことは出来ても
 その慈しみの御心を理解することは出来ないのか
 誰が安物雑貨店の宝石なんかに気づくのだろうか

和訳「The Side Of A Hill」さんのサイトより
 
また聴いたり、調べたりしてみて下さい。切なくも心に沁みるメロディーです。

いずれにしても、心が綺麗になる、とても良い物語でした。

★★★★☆4.5です。

もう一捻り「愚行録」by貫井徳郎

2017年09月04日 | 小説レビュー
〜ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。
深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。
隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。
理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第三の衝撃。「BOOK」データベースより


叙述ミステリーの名手、貫井徳郎氏の話題作「愚行録」です。

湊かなえさんの作品風で、一家四人が惨殺される事件が起こり、その被害者一家の友人や知人が語る被害者像を通して、事件の真相が明らかになっていきます。
関係者のインタビューという形式で進んでいくんですが、一章ごとに「お兄ちゃん」と語りかける妹の独白録が挟まれていて、「この妹は誰なんや?」という疑問が沸いてきます。

また、冒頭に、ネグレクトによって、幼い命が亡くなったニュース記事があり、「この虐待と事件と一家惨殺事件には、どんな関係があるんやろ?」と、心の中に引っ掛かりを感じながら読んでいきました。

・・・が、全然わからんまま、エンディングが近づいてきまして、「どうなんのよ?」と思っていると、最後の最後の章で全ての謎が明らかになります。

もっと「ええっ!そうやったんか!?」っていうタネ明かしを期待しましたが、犯人が「こいつやったんか!」ということや、動機やキッカケについても「それだけで殺すか?」と、不十分な感じで、消化不良に終わりました。

読みやすい内容ですし、田向さんや夏原さんに対する関係者の証言を読んでいても、「殺されるほど悪い人か?」と、特に夏原さんは、それほど悪人とは思えません。逆に言えば、語っている人たちの方が、ある意味では愚かでつまらない人物ばかりだと思いました。まぁ「愚考で愚行」を重ねてきたともいえる人たちですね。

全体を通して、それなりに面白かったんですが、もう少し捻りと意外性をもってほしかったです。
★★★3つです。

みぞん!ありがとう(^o^)

2017年09月03日 | 家族・友達
真夏の暑い日に、突然長女が「クーラーが冷たくない(T_T)」って・・・。

以前から壊れていた屋根裏部屋のクーラーと合わせて買い換えをするために、近くのジョーシン電器に行って来ました。

一番安いクラスで、2台購入の見積もりを取ったところ、チラシの価格以上に、追加工事代や処分費用が◯万円かかるということで、「少し検討します」と言って帰ってきました。

それから、友だちの電器屋さん「みぞん」に電話をして、「ジョーシン行ったら、こんな感じでな・・・」と説明すると、「う〜ん・・・、なかなか厳しいなぁ・・・。でも、せっかく電話くれたし、精一杯頑張ってみるわ!」とのこと。

後日、「割としっかりした三菱の機種で何とかなったし、やらせてもらうわ!」と引き受けてくれました。

そして、9月1日(土曜日)の朝から来てくれて、午前中一杯かかって2台の取り付けを丁寧にしてくれました!

そして肝心の値段も「◯◯万円ポッキリでエエよ」と、気持ちよく大幅値引きをしてくれました\(^o^)/

家の電器のことでお困りの皆さん、是非とも「溝口テレビ」にお声掛け下さい!

「安心、丁寧、お値打ち価格」の3拍子揃った、あなたの街の電器屋さんです!

バニーズ京都の応援です!

2017年09月02日 | スポーツ
現在、なでしこ下部リーグのチャレンジリーグに所属している「バニーズ京都」ですが、西地区をブッチぎり一位で終え、昇格プレーオフ進出しました。

その第一戦が太陽が丘で行われています。

知り合いのお嬢さんが所属しているのですが、今日は怪我の為に残念ながら出場はしてませんでした。

しかし、終始優位に試合を進めたバニーズ京都が、後半途中まで3―0やったんで楽勝かと思いきや!
後半に2点返され、なんとか3ー2で勝利し、プレーオフ3連戦の初戦を幸先よく制しました!

残る2戦もガッチリ勝ち抜いて、見事に昇格を果たして欲しいものです(^人^)