息子は無事に帰りついた。
我が家にも4時間ばかりを、帰ってきた。
心配してメールをくださった方、ありがとう。
宮城県北部の気仙沼市の
「本吉病院」に行っていたらしい。
1階は使えず、2階を使用していたとか。
行った日は小雪がぱらついたが、
寒さは気にならず、
水道は使えなかったが、さほど不便は感じず、
ただ髪が洗えなかったのがきつかったらしい。
食事も悪くなかったそうで、他のスタッフの方々に感謝感謝。
実際被災した方々の精神的肉体的疲労は計りしれないが、
話しぶりから、親の欲目ではあるが、
少しはお役に立ち、
医師として患者さんにも寄り添えたのではないかと感じた。
また、「自分は恵まれている」ことをしみじみ感じてきたらしい。
そう、帰る家がある。
親兄弟もそろっている。
帰るとメールくれば、馬刺を買いに走り、
タラの芽を摘み、から揚げの準備をして待ち、
生シイタケと卵のコンソメスープが食べたいといえば、
すぐ作って、差し出してくる親がいる。
はからずも、家族のことや自分の能力のことを
確かめることができたようだ。
今日、掘りたての筍を頂いた。
竹林の中からメールきて・・・
すぐ持ってきて下さった。
幼稚園児のようなやわらかさで、かすかに甘みのある筍。
二男にも食べさせてあげたかったなあ。
こんなにも佳い筍。
当直やら色々調整して行ったから、
しばらくはうちには帰れないと言い残して
職場に戻っていった。