老詠むなかれ櫨もみじ櫨もみじ 松田ひろむ
「俳句四季」2024年11月号「巻頭3句」に
櫨もみじを謳った句があるとお知らせいただいた。
柿もみじでも桜もみじでも銀杏もみじでもなく
櫨のもみじというのが、
強い意思を伝えているように感じる。
リフレインもまた。
老いの矜持と受け取るべきか。
櫨の木はかぶれるので
幼い時から気をつけるように言われていたが
離れて見るだけ。
きょう、
買い物に行くときに県道337号沿い
(旧豊後街道)の櫨を見たら
まだ紅葉には遠かったが
このところの冷え込みが続けば
きっといい色に色づいていくだろう。
そして、
紅葉かつ散れば
待ちに待った
焦げ茶色の櫨の実だけが
冬の虚空に
びっしりとうつくしく
その小房を垂れているだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/52/fd9368a6344ef5ada49717db0b225bde.jpg)
(狭庭のノコンギク)
Wikipediaによれば、
松田氏は
御年86歳の俳句先輩のようです。
そうなんですね、
こころします。
殊更に
老いは詠むべきじゃないんですね。
元気もらいました!
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