続・知青の丘

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大宰府天満宮と光明禅寺の紅葉(その1)

2013-11-23 21:36:31 | 日帰り旅行
一度は大宰府・光明禅寺の紅葉を
観てみたいものだと思っていて
ちょうどいい頃かなと20日に行ってきた。

まずは九州国立博物館で「尾張徳川家の至宝展」へ
国宝9件、重文財59件、など
お宝を豊富に所蔵する徳川美術館からの貸出。
前後期で大名文化を伝える約230件の名品の展示。
太刀や鉄砲などの武具類、
茶の湯・香・能などの道具類、
和歌・絵画・楽器などの教養に関わるものなどなど・・・

国宝・・・「源氏物語絵巻  竹河(ニ)詞一・ニ 絵」
      「初音蒔絵貝桶」(初音の調度のうちの一つ)
  「初音蒔絵鏡台」(〃)
       「胡蝶蒔絵挟箱」(〃)
      「太刀 銘 来孫太郎作(花押)・・・」
       「太刀 銘 国宗」
        「短刀 無銘 正宗・・・・」
国宝・初音の調度は、家光の長女千代姫が尾張徳川家二代光友に嫁した際に持参した婚礼調度で
蒔絵の幸阿弥派の技巧を集めた最高峰の品。源氏物語23帖「初音」をモチーフに。
梨地に高蒔絵、葦手、彫金の飾り金具を象嵌した据物などの
複雑な肉合研出蒔絵のできあがり、
文様の境を滑らかに連続させる・・・。
さすがに名門大名家の美と格式を誇る品々・・・・

かなり前置きが長くなってしまった!

天満宮は、天気がよくなり
菊花展と七五三の宮詣り、合格祈願、どこかの老人ホームの参拝などで
まあまあ多かった。
拝殿屋根の桧皮葺にはコケ?が生えていてシブかった。

一文字菊・・・皇室の菊の御紋のモデルと言われる菊 
                          
        着物姿の女の子、転んでしまったけど気をとりなおして・・・         
                    
拝殿裏手にある荻原井泉水の句碑
  くすの木千年さらに今年の若葉なり
   




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五家荘紅葉狩りツアー(11/6)

2013-11-08 18:30:05 | 日帰り旅行
五家荘紅葉狩りツアーに行った。
私には初めて行くとこ
五家荘とは、平家落人伝説の残る椎原(緒方家)、久連子、葉木、
菅原道真の末裔落人伝説の残る仁田尾(左座家)、樅木の5地区のこと。

八代市泉村岩奥集落を左下の谷合に見ながら
県道52号と書いて「けもの道」と言われる程
狭い曲がりくねった道を、
ときには岩や幹に張り出され、
伸びた枝に車体をはたかれながら
マイクロバス(大型バスでは離合ができない!)は上って行く。

1㌔進むのに、10分もかかるとこなんかもあり、ドライバー泣かせ。
こんなとこだから、落人伝説も真実味をおびてくるというもの。

そうやって、16キロくらいを30分以上かけてやっとたどり着いたところが、
せんだん轟(轟・とどろとは滝のこと)の駐車場

ここから下って上って往復30分位        落差70m
    
五家荘平家の里・山女魚荘(樅木)の山菜昼食に舌鼓を打ち
(岩たけの三杯酢、野草のテンプラ、山女魚の刺身・甘露煮・塩焼など)

山女魚荘には、緒方拳らの芸能人も来たみたいで色紙やら
猪の顎の骨(↓)、鹿の角など並べて飾ってある。

どうだんつつじの紅葉(左側段々に植栽)は見事!

途中車中からロープがぶら下がっているところが見え、何でかなあと思っていたら
どうやら法面の復旧工事らしいーこういう命がけの仕事があるんですね。

樅木(もみぎ)の吊り橋~あやとり橋としゃくなげ橋の親子橋
以前は生活のための葛橋という

あやとり橋(長さ72m)からしゃくなげ橋(長さ59m)をみおろす↓


平家の里能舞台~厳島をまねた造りで資料館に隣接
琵琶の弾き語りと夜神楽のイベントがあるらしい


梅の木轟公園吊り橋
長さ116m,上下の補助のロープや支柱を使わないPC吊床版橋という

轟まで行く途中の小さな吊り橋↓

梅の木轟(Pから下って上って往復30分くらい)


いいかんじ・・・


アップダウンもあり9000歩
つかれたあ^^^

*五家荘紅葉狩り・産交ナイスデイツアー(昼食付き6300円)
国道3→国道443→県道52→国道445→県道159→国道445→国道218

国道445→県道159→国道445の間に工事現場があり、
50m~500mおきに離合箇所32か所もあり
ここもドライバー泣かせの難所!




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霊巌洞(昨日)から不二の湯温泉(今日)へ

2013-09-07 20:43:13 | 日帰り旅行
何年ぶりだろう。
霊巌洞や五百羅漢の方面にいったのは。
三男のレポートがやっと終わり、
天気も良くどこか行きたがっていたので
一緒に田崎市場でランチを食べてから行こうと誘った。

息子の運転で
峠の茶屋を過ぎ、金峰山の西麓へ走る。
梨や葡萄栽培の盛んな芳野を通り、
棚田やミカン園がある中を上っていくと駐車場がある。
そこから200mほど歩いて下ると
約700年前に創建された曹洞宗雲巌禅寺(九州西国十四番札所)。

その石灯籠からは金峰山の湧水のしたたり。
口に含んでからお参りをして~
いざ~

羅漢さまたちが見えてきたところに
揚羽が3頭もいて、
甘露でもむさぼっているよう。
何度も離れては舞い戻って繰り返す。
なぜか惹きつけられ目が離せなくる。


揚羽蝶羅漢の露に連なりて  知青

五百羅漢
1779(安永8)~1803年にかけて商人淵田屋儀平の奉納
(地震と廃仏毀釈のため頭部欠損)




羅漢さまたちを右にみながら進み
石段のup&down
すると、少しひらけてきて
霊巌洞(れいがんどう:宮本武蔵が籠って「五輪の書」を書いた垂直の断崖)





息子が「なんかいいカップルがいるー」だって!(笑)

洞の右側の岩には
戦国時代武将・鹿子木寂心の「逆修」の文字が彫られている。

雲巌禅寺参道とイチョウの木に覆われた本堂(写真中央)

その参道のすぐ下の畑にいたヤギさん、三態!
初めてヤギを近くでみたような気がする。
メスかな。




帰りは
ここの岩戸観音様に水を供えに日参した平安歌人「桧垣」という老女の
庵跡(といわれる)付近を過ぎ、

         年ふればわが黒髪も白川の
         みづはくむまで老いにけるかな (桧垣)

       京~太宰府から熊本駅近くの蓮台寺まで
       落ちてきたようだ。

 
鼓ヶ滝・肥後耶馬渓!?の方へ回る。

    




********
きょうは、久しぶりに温泉に行った。
いよいよ温泉の季節。
不二の湯は
100円無人だけど
天然泉はやはらかく、ファンは多い。
浴場にはたいてい4~5人程度。
開放的でいい風が入るからサイコー

秋の風かるくおしゃべりなんかして~ 
             


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清和文楽と石橋と(12/2)

2012-12-04 15:30:57 | 日帰り旅行
朝からの冷たい雨にもかかわらず、
山都町の清和文楽を観に行った。
大降りでないのが救い。

田園地帯を抜け、国道218は段々坂道になっていく。
大小の石橋の多いここら一帯は緑川水系。
江戸末期から明治にかけて、
種山石工の技術と当時の村の有力者の資金捻出などの努力とー。

二俣橋(文政年間1829~1830年・中山手永惣庄屋小山喜十郎)


霊台橋(国指定重文・1847年・惣庄屋篠原善兵衛)


寄り道しながらで・・・・
上演にやっと間に合った。

今日の演目は、
11時30分から 
  高千穂夜神楽~天照大神が天の岩戸に御隠れになったので、
  手力雄命が思案している舞いから始まる。
    ・・・手力雄(たぢからお)の舞・鈿女(うずめ)の舞・戸取り(ととり)の舞・御神体(ごしんたい)の舞
    
   ご神体の舞いでは、イザナギ・イザナミの両神さんがそれぞれに会場に降りてきて、男(女)と手を取り合うと、    片方の神さんが妬きもちをやいてひっぱたくという場面や仲良く酒を呑んで睦合うような場面も~。



12時30  中入り・田楽御膳

13時30  清和文楽人形芝居(人形浄瑠璃)
    ・・・壺坂霊験記(沢市内より山の段)
     黒子の汗抱だくになっての人形遣いと語りの太夫、調子の三味線の三位一体の芸術!

     阿波淡路系とされるこの清和文楽は、
     江戸末期嘉永年間から、百姓仕事などの合間をぬって継承されてきたもの。



屋根もアートらしい(騎馬戦工法)


併設の資料館の屋根もアート(バット工法)


浄瑠璃本



人形の骨組み


最近マレーシアからのお客様がみえたものの、
外国からのお客様が増えてき始めたと喜んでいた矢先に、
あの大震災があり、残念な状況にあるという。

今日は、楽楽楽まつりで、
遠くは長野県から、熊本からは留学生たちがきていた。

鄙びた山里で
昔から変わらぬ人情をうたう伝統芸能に浸るのもいいものだ。

 上演中の撮影は禁止です!





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椎葉村日帰りツアー(9/25)

2012-10-02 18:45:17 | 日帰り旅行
熊本駅~山都町~265号線を上って目指すこと約2時間。
椎葉村だ!

十根川重要伝統的建造物群保存地区(鳥居のむこうの斜面に並ぶ家並)



国指定天然記念物(八村杉・樹齢約800年)


この社には榧の木があり、実を小鳥が食べに来て、
青い外皮だけ落としていくのでそれがかなりの芳香!

日本初アーチ式ダム・上椎葉ダム・日向椎葉湖(この名付け親は吉川英治!)


国指定重要文化財・鶴富屋敷(那須家住宅)~平家落人”伝説”
建物自体は、1700年代の椎葉式民家


昼ごはん。これに、温かいおそばが付く!
ぶどう以外は、全て椎葉の山の幸!

ぎぼうしの和え物を初めて食べた!なかなかうまい。


母親が那須家の出でこの鶴富屋敷に住んでいた
という現地ガイドさんは
役場勤務だったそうで村全体に詳しく、なによりも民謡の歌い手
全国大会で優勝経験もおありのかたで、
駄賃付け唄やひえつき節などいくつかのどと踊りを披露してくれた。

鶴富屋敷内でひえつき節を


椎葉民族芸能博物館
椎葉独特の民俗芸能が色彩豊かに展示されている。





→椎葉厳島神社→椎葉村物産センター→
お土産には「菜豆腐」と椎茸茶,柚子の味噌漬を買った。
椎茸茶は椎茸スープとして売り出したほうがいい!

11月に入ると、村内27か所のどこかで椎葉独自の神楽が舞われるそうだ。

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