終わりから始まりへ

2013年02月05日 | 持続可能な社会

 先ほど、ようやく3大学の最後の採点が終わり、これで大学の仕事はほぼ完了です。籍としては3月末まであるにはあり、あと若干だけ成績についての問い合わせや修正があったりしますが。

 他の大学での集中講座も入れて15年の、授業というかたちでの大学生との関わりはいちおう終わりです。

 率直な感想としては、意識的・無意識的にニヒリズムに浸されている若い世代に「いのちの意味」を伝えて元気になってもらうという意味では、かなりの成果が上がった、と感じています。

 しかし、自分が元気になった結果、自分たちとさらに次の世代のためによりより社会を創る人材に育ってもらうという意味では、期待したような成果は出ていないかな(それとも今は目に見えるかたちにはなっていなくても、これからやがて出てくるのかな)と思っています。

 そういう意味では、大満足ではなく完了感もありません。

 このまま、人材不足のままでは、日本と世界の未来が心配です(論理療法でいう不安という過剰な感情と心配という正常な感情の区別をしたうえでの意味で)。

 なので、これまでのアプローチはそれはそれで終わりとして、新しいより影響力・教育力のあるアプローチの始まりに向けて構想を練っています。

 自分と日本と世界の未来を真剣に心配しているみなさん、これからも一緒に考えていきましょう。