先日、東京新聞から依頼があって、玄侑宗久氏の『日本人の心のかたち』の書評を書き、12月15日(日)に掲載された。
「日本人の心のかたち」というテーマは、私も非常に関心のあるところで、書いたとおり「面白く読ませられた」。

新聞の書評欄は、なかば読書案内欄であって批評の場ではないし、まして自説の展開の場では全然ないので、日本人の心の基本を形作った――と私は考えている――「神仏儒習合」についてもっとしっかり言及してほしかったということは述べなかった。
そのあたり、玄侑氏はどうお考えなのだろう。
ところでまったく脇の話だが、かつて「在野の思想家」という称号をいただいた東京新聞から、今度は「仏教心理学者」という肩書きを付けてもらったのが、とてもおもしろかった。
日本には総合的・統合的な探究をしていて、いわゆる専門家・スペシャリストでない人間に対する称号がない。というか、「ジェネラリスト」の訳語がない。
確かに「日本仏教心理学会」の創立メンバーだし、主に大乗仏教の深層心理学・唯識の講義が多いのだから、まあこんなところだろうな、と思った。
それに関し、また次くらいに日本仏教心理学会の報告を少し書こうと思っているので、乞ご期待。