研究所講座案内(2020年下期)
●9月以降の講座の件、いろいろな状況を勘案したうえで、ようやく日程等を確定しました。お待たせしました。
東京は、当分の間、Zoomによるリモート講座とDVDの併用とすることに決定しました。
高松は、いちおう会場での講座としましたが、状況によりリモートとDVDの併用となるかもしれません。予めご了承ください。
【リモート講座】「『仁王般若経』全講義」
全講義のためやや長期になる見込みです。
シリーズの第1回は10月10日(土)、12月12日(土)(2回、以後続講予定)
『仁王般若経(にんのうはんにゃきょう)』は『金光明経』『法華経』と併せて「護国三部経」として重んじられてきたものですが、一般の方にはほとん知られていないか、戦前の日本の軍国主義的な「護国」の印象もあって、非常に否定的に捉えられているのではないでしょうか。
筆者自身もそうでしたが、天武天皇への影響を調べていくうちに、実はまったくそういうものではなく、菩薩的リーダーによって民すべて、生き物たちすべてが幸せであるような国家を建設することを目指す高い理想が語られた名著であることに気づくことができました。
先行の講義で要点をお伝えしたとおり、般若経典で語られている、縁起、空、無、如、慈悲、菩薩、そして仏国土についての教えは、私たち現代の日本人にとっても、右左の対立を統合した揺るぎないアイデンティティの再発見・再確立の基礎になり、これからの日本の向かうべき方向への大きな示唆になると思われます。
日本も世界も進むべき方向を見失いつつあるかのように見える時代であるからこそ、あえて今この経典の全体を学ぶ意義があるのではないかと考えるに到り、ある意味ではそうとうな深入りなのですが、多くの方にぜひご一緒に学んでいただきたいと願っているところです。
▼時間:13時ー17時
▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時送付。
▼参加費:一般=1万4千円、会員=1万2千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=8千円、学生=2千円
【高松】水曜講座「『正法眼蔵』とやさしい瞑想によるやすらぎの時間 続」
9月23日 10月14日 11月18日 12月16日 (4回)
講義の前にイス瞑想を行ない、『正法眼蔵』他、道元禅師の著作を学び味わいます。悩みの多い日常を離れ、深いやすらぎを感じることのできる時間になるでしょう。
時間:19時半―20時50分
▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布。▼
▼参加費:一般=一万円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=8千円、学生=4千円
▼会場:サンポートホール高松64会議室
【高松】日曜講座「般若経典を学ぶ 続」
10月18日 11月15日 12月6日 (3回)
最短の『般若心経』から最長の『大般若経』六百巻までさまざまな「般若経典」は、飛鳥以来、日本人の心を深いところで育み支えてきたもので、その教えは現代の日本人にとっても大きな意味があります。短い瞑想も合わせて、エッセンスを学びます。
▼時間:13時半―16時半
▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布。
▼参加費:一般=1万5百円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=7千5百円、学生=3千円
▼会場:サンポートホール高松会議室(10月52会議室、11月64会議室、12月66会議室)
○問合せ・申込み方法(各講座共通)
氏名、住所、連絡用の電話番号、メールアドレスを明記して、研究所HPのフォーム、
メールsmgrh@smgrh.gr.jp、Fax.087-899-8178 へ_