目 次
■ 近況と所感 ……………………………………………… 2
■ 六波羅蜜を学ぶ(7)…………………………岡野守也… 4
■ コスモロジー心理学各論4――宇宙は光に満ちている
………………岡野守也… 17
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障)(9)………大井玄… 26
■ 仏弟子たちのことば(9)……………………羽矢辰夫… 39
■ 未来の世界国家(5)…………………………増田満…… 41
■ 国際比較で見る日本のコスモロジー崩壊(5)
………………三谷真介… 48
■ 講座・研究所案内………………………………………… 54
■ 私の名詩選(76) 西行の初夏の歌……………………… 56
編集後記
主幹の「六波羅蜜を学ぶ」が最終回となりました。大乗仏教の智慧波羅蜜は極めて深く、言葉を超えた世界をギリギリまで語りつつ、その言葉にこだわることをも戒めており、智慧と慈悲を目指す学びには、まさに終わりはないことが実感できます。
主幹のコスモロジー各論は今回、宇宙創発に関する標準理論を振り返りつつ、「宇宙は光に満ちており、私たちはその一部である」という新たな、そして感動的な増補を展開しています。
大井先生の「痴呆、認知症そして老耄」では、認知症患者への真の人間的な対応とは何かが明快に理解できます。文中の「地道に繰り返していけば、…じわじわとお年寄りの心の中に蓄積されていき、自信につながっていく」という確信は、誰しも必要なものに違いありません。
羽矢先生の記事では、今回、ブッダがカッサパ三兄弟に伝えた「煩悩の火を吹き消す修行」についてです。
増田さんの「未来の世界国家」も最終回で、今回はトインビーとハラリという現代の賢者が、新たな時代には瞑想と霊性が必須だと一致して語っていることが重要だと思われます。
(編集担当)
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