キャンピングカーに落石直撃、男性死亡
富士山新5合目2009年7月14日1時1分
落石防止フェンスを突き破り、キャンピングカー(左奥)を貫通した岩=14日午前7時50分、
静岡県富士宮市粟倉 13日午後8時過ぎ、静岡県富士宮市粟倉の富士山富士宮口新5合目にあるレストハウスから、「落石があったようだ」と、県富士土木事務所に連絡があった。
同事務所の職員が現地に駆けつけたところ、レストハウス北側にある駐車場に止めてあったキャンピングカーが大破しており、車内にいた奈良県三郷町美松ケ丘西1丁目、団体職員筒井良孝さん(68)が全身を強く打って意識不明となっていた。筒井さんは間もなく死亡が確認された。
県警富士宮署によると、富士山の斜面から直径約1メートルの岩が落ちてきて、落石防止のフェンスを突き破り、キャンピングカーの左側面の天井付近を直撃。岩は車体を貫通し、10メートルほど離れた別の乗用車にぶつかって止まっていたという。 筒井さんはこの日、1人で新5合目に来ていた。
家族のもとに午後8時ごろ、「登山に来たが、風が強いので今日はやめて寝る」と電話があったという。 富士山は7月1日に山開きし、本格的な登山シーズンを迎えたばかりだった。
ニュースでは退職金で、キャンピングカーを購入して、これからは、アウトドアを楽しみたいと話していたと知り合いがインタビューで答えていました。本当に気の毒でたまりません。
今まで真面目に働いて、これからは好きな事を始めようというときに事故が起こり、いたたまれません。
本人も楽しみにしていたでしょう。