THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

トゥルーナイト

2006-04-27 18:42:03 | セッション記録
トゥルーナイト。騎士の中の騎士。真の騎士
私はこの言葉が大好きだ

自分に絶対的な信念を持つ事・・・それは自分への信頼を持つ事
いわゆる自己所有に繋がる

人生では答えを自分で決めているようで決めていない事がある

今日来た彼女は学校の先生
こうする事が正しいという価値観念の真っ只中に置かれている
自分がしている事がある人には賛成で、ある人には反対
モラルやこうあるべき姿を追求し、子供の教育のあり方はこうだ。という事に反応する
どれが正しいのか、分からなくなって自分が決めれないという

私はすぐさま、あなたはどう思うの?と聞いてみた

ある人が信念を持って一つの事をするとする
もう一人の人は同じ事をまったく反対の答えを出し信念を持ってやったとする
それでいい
二人の答えは正反対。でもそれは自分が出した答えを信じた証・・・
いい悪いがあるだろうか?
考えが違っていい・・・
「迷ったら、人の反応で自分の答えを決めるのでなく、自分の心がどうしたいかで決めなさい。そして決めたなら後は自分をとことん信じなさい」

人の評価が怖くて自分の答えが間違っているのではないかと思う・・・誰にでもよくある
でも、自分の魂を信じていれば、出した答えが例えどんなものでもあろうと、間違ってなんかいないのだ

野球界の新庄剛選手もテレビで言っていた
何かをやる時は誰でも怖い
それをやるか、やらないかで俺はやった

受け入れてもらえるかという恐れと出来るか勝つかどうかの軋轢の中で自分を解放していく事は自分を信頼していなければ出来ない

答えは違っていい

自分で出した答えなら・・・後は自分を信じるだけ
それが自分を絶対的に信頼すること・・・自分を所有する事なのだ

他人の考えや答えに惑わされないで、いい悪いの価値判断をつけずに自分で答えを見出していく事が必要なのだろう

彼女から沢山の恐れを取り出した
出来なかった事への恐れ
判断される事への恐れ

セッションが終わった後の彼女の顔は穏やかに笑っていた
自分を厳しく判別し、人と自分に常に点数をつけていた裁判官のような面影はそこにはなかった

代わりに子供達から愛されている彼女の姿が見えた
彼女は子供達に囲まれて泣いていた
子供が彼女を取り囲むように、キラキラした沢山の目の中に彼女のハートは癒されていたのだ

教え方が悪いから、行き届かないとか・・・そんなふうに責任を負わなくていい
英語が好きな子もいれば体育が好きな子もいる
それだけの事
淡々と子供との時間を楽しめばいい
この瞬間を始まりで終わりにする
一瞬を生きるとはそういう事なのかもしれない


光いろいろ

2006-04-27 18:40:32 | メッセージ
子供の宿題は光を探す事・・・
朝の光、蛍の光、などなど

うちのネネちゃんが見つけた光
ノートに書いたものを見た時驚いた

月の光、太陽の光、このへんは私が教えたもの
ところが次がすごい

きんのお金の光
ほうせきのきれいな光
きんのこいのぼりのきれいな光
こんなみたこともないとってもすごい光
めのきらきらひかっている光
がらすのまどの光
ながれぼしのよるのはやい光
うまれた日にたいようにあたってうまれた光

私は声を出して笑ってしまった
愛しくて・・・

「こんなみたこともないとってもすごい光」

それをこの子は見ているんだ
「生まれた日の太陽の光」を覚えているんだ

普通の授業では、こんな言葉は答えにならないのだろう

でも、私はネネちゃんのこの表現力と、自分で考えた言葉が愛しくて花丸をあげたくなった
昔は、こう答えるのが正しいというのがあった
自由に自己表現は許されなかった
今、学校は変わり始めている
それは、子供達の素朴な純粋な魂に触れると
大人である先生や親達の魂が揺さぶられるからだ

小さな手・・・小さな体・・・一生懸命に歌う歌声

純真なそのハートが・・・小さな力がパワーになる
その力は・・・権力や戦力や集団社会の組織さえも動かしてしまう
人の魂を動かす
人をコントロールして動かすのでなく、権力を振りかざすのでもなく、絶対的なパワーとは、その生命の本質のハートを動かす純粋さと愛にある
だから子供のパワーは、どんな魔法使いにも負けないのだ

子供には勝てない

私は小さなその手が私の顔に触れるのをジッと動かず感じていた
その手は確かに世界を変える魔法の手だった
ネネちゃんの愛の中で、私のハートが光の中で少しずつ溶けていくのを感じていた



親の思い・・・子の思い

2006-04-27 18:38:42 | セッション記録
母の病状を見てほしいんです。
私の元に駆け込んで来た女性は、一人ぼっちになる事を異常に恐れていた。
薬を飲まないと日中は眠ってしまうらしい
飲むという事は脳に刺激を与え、わざわざ起こすのだ
その為、エネルギーで見ると地に足がまったくついていない
白昼夢をいつも見ている状態で、自分の世界だけに生きている
彼女は一人っ子で、いつまでも一緒にいたい
死んでほしくないのだと言う

この母子には訳があった

それは過去生で、今と同じ役割で登場する
ところが娘である彼女を1歳になる前に病気で亡くしてしまう
その後のお母さんの人生は何をしても子供を忘れた事はなかった。今回それが魂に刻み込まれている
彼女が生まれた時・・・お母さんは彼女が病気をするたびに、いつ亡くなってしまうか恐れていた。どんな小さな事もすごく神経質になって・・・
少しずつ彼女が大きくなるたびに、その過去生の哀しみを解放していったようだった。

「あなたは、小さい時からお母さんの横でお母さんの心の声を聞くのが好きだったようです
痛みも・・・哀しみも、ダイレクトに感じる
まるでお母さんは私なのよと言わんばかりに
そうやって二人は一緒に生きてきた
それはあなたがお母さんの思いを自分の思いとする事で
過去生でのお母さんの泣いている姿を抱っこしようとしているんです。
お母さんの哀しみを見ていられなかった
それを今回、癒しにきているんです」

私の画像にはお母さんが立っている姿が見えた
彼女が寝ると横に立ってじっと見ていた
愛しい赤ちゃんがこんなに大きくなったと懐かしむように・・・

時を越えて・・・二人は一緒にいる時間を何よりも大事に思っていた
彼女の完璧主義は止まる事を知らない
あい変わらずバタバタと忙しそうに生活をこなす
でも瞬間を生きている彼女は幸せそうだった

「もう十分・・・だってあなたが生まれてくれただけで
私の人生は幸せなのだから・・・」

お母さんの思い

彼女にその声は届くだろうか・・・



野獣のハート

2006-04-27 18:35:51 | セッション記録
美女と野獣は私の大好きな映画の一つ。醜い体に変えられてしまった王子は、怖がられ誰からも愛されずに孤独、心を閉ざしてしまう。ベルも最初は怖がっていたが、一緒にいるうちにやがて野獣の姿の中に暖かい優しいハートを見つける。
天空の城ラピュタにでてくる城を何年も守り続けた巨大な存在も、体が大きく、優しいハートを持っている
そして有名な映画のグリーンマイルの不思議な力を持つ大男も
虫も殺せない優しいハートを持つ

私の元に訪れた男性もそんな感じだった
彼は自分の体と仕事の事、家族の事を聞きにきていた

私はリーディング状態に入ってすぐこの巨人のハート、野獣のハートを見ていた

彼のエネルギーは純粋すぎて、人から利用され罪をなすりつけられていたのがはっきり見える
そう、まるで、グリーンマイルのあの不思議な力を持ちながらに、繊細な優しいハートを持ちながら、罪を着せられ死刑にされてしまうあの大男のよう

あなたはすべての生命を慈しみ育む、小さな名もない雑草や花を手で大事に抱え守っている姿が見えます。小さな虫さえも殺せない、そんな魂の持ち主です

そう伝えたとたんに彼はその場で号泣してしまった
声をあげて泣き出した

私はしばらく黙って、彼と共に彼の純粋なハートを感じていた

その日私は自分に対する声・・・メッセージを受け取っていた
「本当に純粋に素直でありなさい
人を価値判断するのでなく、される側を非難するのでもなく
ただ・・・静かにすべての存在の中に神を見なさい
あなたの中のジャッジを止めなさい
私はあなたの中に神しか送らない」

彼は不恰好な大男・・・
でもその中に神の優しさ・・・純粋さ・・・守り手としてのハートを見た
まだまだ誤解のある世界
エネルギーの本質を見抜く事は難しい



行方不明者

2006-04-27 18:32:11 | セッション記録
私の電話にはよく面白い電話がかかる
大抵はセッション希望者
その日は違っていた

電話の女性はこう言った

「旦那が行方不明になって、もう2週間たつんです。生きているのか死んでいるのか分からないし、行方を捜していただけないでしょうか?」

私の最も苦手とするのは物探し・・・
大体透視能力者だからって行方が分かるのだろうか?
テレビではよくやってるけど。
そこで、私はお断りをしようと思っていた
ところが私の口からでたのは断りではなかった

「旦那さんはあなたに責められたくなくて出ていったようです
遠くに行っているわけでもなく、近くにいるようです。ちゃんと生きています。それもすぐ近くに・・・
大丈夫です。もうそろそろ連絡をとろうと思っているので連絡があると思います。エネルギーに声をかけて見ますので、様子を見て下さい。でも、帰ってきてもけして責めてはいけません」

その時点ではっきり見えたのだ

商売に失敗し、すべてから逃げてしまいたいという姿と
帰らなければという姿が・・・・

その夜、私は家族で食事をしていたらその女性から電話があった

「夫から電話があって、明日帰ってくるそうです。ありがとうございました」

セッションには至らなかったが、それでよかったのかもしれない

彼女達はこれから大変な生活が待っている

私は光を見ていた

人生の切なさと・・・そしてその中にある光を・・・
そしてどれもが輝く瞬間である事を深い所で理解していた

でも
もう人捜しはたくさんだ
未だに私は物と人捜しが苦手だ

何か私に必要であれば見えるだろうし、必要なければ見えない
それだけのこと

ちょっぴり勉強させてもらった不思議な事件だった