ある会合があって、私はとある男性の隣に座った
彼はずっと長い間同じ仕事を続けた経験と実績でその道のプロと呼ばれていた
目は嘘をつかない
私が人を見る時に注意してみるところだ
彼の目は輝いていて、嘘がない
そしてなぜそんなに自然に振舞えるのか聞いてみたくなる程
すべてが板についている
でも何か私の中に訴えてくるものがある
何かが変なのだ
俳優が一歩外を歩くと自分ではなく俳優になる
そんな感じだった
彼はその存在を自分の中に完全に統合して演じきっていたのだった
私は彼の隣に座りながら、彼のすべての人生の流れを見ていた
彼の本質はいなかった
本当の彼の精神状態は切れてしまって完全にこの世界にいなかった
彼は新しい自己、本質でない自分を本当の自分と思って
生きることでしかこの世界を生きることができないでいた
彼の本質は死んでしまっていた
彼とコンタクトをとると、彼は小さな幼少期から迷宮の中にいて彷徨っていた
でもあまりにも創った自分が輝いているので
そちらの方に移行し、そこの世界から抜けようとはしなかった
私は隣にいて彼の本質の部分にコンタクトをとっていた
彼は自分に帰ろうとしなかった
凄まじい世界を生きた彼の人生と創られた世界のギャップを
誰も見ることはないだろう
人間であることって・・・・・
彼の中に切なさと・・・同時になんとも言えない神の恩寵をみた気がした
彼はこれでいい
そう思っていた
人は何か自分の中に受け入れられない状況を人の中に見た時
変更したり変えようとしたり、ヒーリングを行おうとする
でもそれは実は必要のないことなのだと生命の声は言う
「あなたの中の反応はあなたのものであり、それは自分の投影に過ぎないのだ
変更したり、相手の領域に入っていて直そうとするのは、鏡に写った自分を見て
反応しているだけなのだ
あなたがニュートラルでバランスが取れれば、人を変更したり、人生の体験に手を下したりはしない
真のヒーリングとは、その人がその人生を生きるのをそのまま見ることだ
そのまま受取り、けして体験の邪魔をしてはならない
あなたは彼を見て、彼の人生がどんな人生であろうと、それをそのまま見て受け取るだけでいい
どんな体験からも、神が自ら人間体験をしているのだ
それにどんなジャッジもいらない
ただ体験が存在する・・・・
あなたは彼を見て、神を見るのだ」
彼と1時間半同じ空間を共有した
私はすっかり元気になっていた
彼は確かに死んでいたが、生きている彼を垣間見た
そして確実に彼の本質に出会った
人間であること
生きること
それがどういうことなのか・・・・
多分これからもあまり接点がないであろう彼が見せてくれた人生は
ほんのちょっぴり切ない悲しみを伴っていた・・・
帰宅した私は
深い瞑想状態に入っていった
吸って・・・吐いて・・・
呼吸と共に地球と繋がり
私は安らかな眠りについていた
彼はずっと長い間同じ仕事を続けた経験と実績でその道のプロと呼ばれていた
目は嘘をつかない
私が人を見る時に注意してみるところだ
彼の目は輝いていて、嘘がない
そしてなぜそんなに自然に振舞えるのか聞いてみたくなる程
すべてが板についている
でも何か私の中に訴えてくるものがある
何かが変なのだ
俳優が一歩外を歩くと自分ではなく俳優になる
そんな感じだった
彼はその存在を自分の中に完全に統合して演じきっていたのだった
私は彼の隣に座りながら、彼のすべての人生の流れを見ていた
彼の本質はいなかった
本当の彼の精神状態は切れてしまって完全にこの世界にいなかった
彼は新しい自己、本質でない自分を本当の自分と思って
生きることでしかこの世界を生きることができないでいた
彼の本質は死んでしまっていた
彼とコンタクトをとると、彼は小さな幼少期から迷宮の中にいて彷徨っていた
でもあまりにも創った自分が輝いているので
そちらの方に移行し、そこの世界から抜けようとはしなかった
私は隣にいて彼の本質の部分にコンタクトをとっていた
彼は自分に帰ろうとしなかった
凄まじい世界を生きた彼の人生と創られた世界のギャップを
誰も見ることはないだろう
人間であることって・・・・・
彼の中に切なさと・・・同時になんとも言えない神の恩寵をみた気がした
彼はこれでいい
そう思っていた
人は何か自分の中に受け入れられない状況を人の中に見た時
変更したり変えようとしたり、ヒーリングを行おうとする
でもそれは実は必要のないことなのだと生命の声は言う
「あなたの中の反応はあなたのものであり、それは自分の投影に過ぎないのだ
変更したり、相手の領域に入っていて直そうとするのは、鏡に写った自分を見て
反応しているだけなのだ
あなたがニュートラルでバランスが取れれば、人を変更したり、人生の体験に手を下したりはしない
真のヒーリングとは、その人がその人生を生きるのをそのまま見ることだ
そのまま受取り、けして体験の邪魔をしてはならない
あなたは彼を見て、彼の人生がどんな人生であろうと、それをそのまま見て受け取るだけでいい
どんな体験からも、神が自ら人間体験をしているのだ
それにどんなジャッジもいらない
ただ体験が存在する・・・・
あなたは彼を見て、神を見るのだ」
彼と1時間半同じ空間を共有した
私はすっかり元気になっていた
彼は確かに死んでいたが、生きている彼を垣間見た
そして確実に彼の本質に出会った
人間であること
生きること
それがどういうことなのか・・・・
多分これからもあまり接点がないであろう彼が見せてくれた人生は
ほんのちょっぴり切ない悲しみを伴っていた・・・
帰宅した私は
深い瞑想状態に入っていった
吸って・・・吐いて・・・
呼吸と共に地球と繋がり
私は安らかな眠りについていた