免れない運命

私達には自由意志があると思っているが

実は自由意志は存在できない

すべては神の大いなる恩寵の元で既に決められている

自由意志があるかのように錯覚し、選択をしているように思えるが・・・・・

私に恩寵を与えた聖者はこう言った
「私に気づかれずに、思考を少しも動かすことはできない」

選択肢は実は存在しえないのだ・・・と言う



私は、もう既に始まっている新しい歯車の中で
流されている

それは、行きたいとか、関わりたくないとかの自分の意志は存在できない

目の前に存在するその道だけが照らされていて
それ以外の選択はできない

そこを通るには、ものすごい渦巻きと泥でまみれたエネルギーが存在し
それはまるで世界のうねりのような地獄と天国が両方存在している巨大な波がある

そして神は私に言う

「もう既に準備は整った。行きなさい！
ここを通るためにすべてが準備されてきたのだ」


迷いのある戸惑いの心の声は叫ぶ

「えー？ここを行かなくちゃいけないんですか？
だってすごく辛いでしょ？
自分のやったことは評価されないし、誰にもわかってもらえないし」


威厳をたずさえた声が響く

「躊躇していると辛いだろう・・・自己憐憫、自己犠牲が伴う
でも行くんだと決めたなら、そこには光のみが存在する
行かねばならない・・・その道が今目の前にあるのだから・・・
そしてそれはあなた自身が決めたことでもあるのだ」

自分の意志は存在しない
行くとか行かないとかの選択肢もない

ただ行くんだ

そして行ったならば、今までで見たこともない桃源郷に辿り着くことになる

人間考えで及ばない、神の領域がある

それは避けられない道なのだ

決断するということは、どんな状況が待ち受けていても
常に自分の最高、ベストを尽くすことなのだ

今、目の前に存在するそれが、あなたの道なのだ