THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

強くなる秘法

2015-04-03 22:16:26 | セッション記録
宮本武蔵といえば江戸時代初期の剣術家で二刀流などで有名だが

彼にどうしたら強くなれるかを聞いたという話がある


何かを習う時に何でもかんでもその辺の木を木刀にして振り回してやってみる人
よい刀を集めたりデーター集めをする人

どちらがよいかという質問に対して

彼はこう答えた

両方同時に・・・


これは私の師も同じことを言っていた

頭を使わず、考えるな、感じろと言った感性やフィーリンングが大事なのか
知識を取り入れ、知ることが大事なのか

という質問に

両方のバランスだと答えたのだった


私達の脳は右脳と左脳があり、この2つの側面は全く違った資質を管理している

右脳派は感覚に優れ、感性や感覚、直感で分かり行動するがそれを説明できない
左脳派は思考派であり、理屈や道理をみる

野球の監督で言うと、長島茂雄タイプが感覚派であり、
彼の教え方はホームランを打つにはどうしたらいいかという質問に
身振りでこう打てばいいんだと答える

一方、王貞治は細かく角度などを追求する

つい最近面白い青年に出会ったのだが、彼は何かを教える時に
言葉を使って教えることができなかった
あまりにも感覚的で感情がすべてなので、言葉が出てこないのだ

これは脳の使う場所が違うため、言葉や思いを伝えるときに
右脳の感覚を左脳で表現しようと試みるので
バランスを崩し、訳が分からなくなる

右脳の領域を左脳に移すのは訓練が必要なのだ

すべてはバランスで成り立っている

もちろん、優れた脳はとてつもない才能を発揮する
特殊な才能を発揮する人がバランスを崩しているのには訳がある

バランスをとると、発揮していない脳を開発させることで
一方の側面は弱まるからだ

そして私達は普通左脳派、右脳派が若干あっても
大体はバランスがとれているのだが
やはり得意、不得手というのがあるのだ


ダライラマの講義の中でとても重要なことを話しておられた

何かをスタートさせる時、純粋な気持ちでまず基本をマスターし
次にそれらを捨て疑問を持ちもう一度検証してみる

重要なのは基本をマスターしていなければ疑問も持てず検証もできない

すべてを受け入れる柔軟性と、全部を捨てるいさぎよさと決意

禅は相反するもののバランス、中道を究める

柔らかさと固さ、明晰性と感性、竹のようにしなやかでいて堅い



武道家だった師は言っていた


世界チャンピオンに勝てはしなかったが負けなかった・・・と

彼は合気道をマスターし勝負の時の話をしてくれた




すべてのギャンブルで無敗の桜井章一さんも言っていた

勝利を求めない「無敗」の法則というのを出している


何かに捉われれば、それが自分を覆ってしまう

動と静、男性性と女性性、存在することと行うこと

両方のバランスをマスターせよ


これが長年私が突破したかった疑問だった

強くなるには、どちらもマスターせよ

これが答えなのだ



すべてを研ぎ澄まし、内なる静けさと共にいる

ここから動が生まれるのだ