年末からお正月にかけて、
仕事や家族の事で分刻みが続き
一日の休みも取れなかったのだが
私とまったく同じ状況の妹が
ゆっくりしたいと言う声で
東京の仕事の前の数日を休暇にあてることにした
妹が将来住みたいと言っていた沖縄へ
ギリギリの予約にもかかわらず
2泊3日の29800円の激安ツアーが決定
お天気の予報は雨100%
なのに、ずっと晴れていた
奇跡は続いた
山側しか取れなかった部屋が海側へ
しかも二日間ともリゾートホテル
飛行機の席が一番前へ
妹は来る前に道路ででっかい亀を見ていたのだ
この旅は大きな変化をとげる妹への
祝福の旅となった
暖かい沖縄は好きだが、
私はずっと違和感を感じていた
この土地に流れている根深い悲しみが
私を占領していた
日本なのに、日本から見放されたような
置き忘れられたという感情が
人々のエネルギーの中に入っている
戦争のエネルギーが色濃く眠り
解放されずにこの土地の中に入って
今もなお終わらずにいる…
歴史にうとい私がキャッチした
私の頭の中の映像は
あまりにも痛く、
悲しいものだった
そんな事を感じていたら、
師の言葉が入ってきた
「あなたがその場所に行くということ、
それこそが彼らの御霊を鎮める事になるのだ。
だから心の中で彼らを思いなさい」
しかも今日は泰三さんの誕生日
何か深い意味があるとしか思えない
今から飛行機に乗る
東京に着いたら仕事だ